かつて、我が国からシベリア鉄道を経由してヨーロッパ各国まで鉄道と船で移動する国際連絡運輸が行われていた。
その最盛期である第二次世界大戦直前の世界の時刻表をつなげて旅行する仮想旅行。
東京からロンドンまで乗車記録をまとめる。
- #1 プロローグ
- #2 Day 1/東京 - 下関
- #3 Day 2/下関 - 釜山
- #4 Day 2/釜山 - 安東
- #5 Day 3/安東 - 新京 - ハルビン
- #6 Day 4/ハルビン - 満州里
- #7 Day 5/満州里 - チタⅡ
- #8 Day 6, 7, 8/チタⅡ - ノヴォシビルスク
- #9 Day 9, 10, 11/ノヴォシビルスク - モスクワ ヤロスラフスキー
- #10 Day 11/モスクワ ベラルースキー - ストルブツィ
- #11 Day 12/ストルブツィ - ワルシャワ
- #12 Day 12/ワルシャワ - ズボンシン
- #13 Day 12/ズボンシン - ベルリン - ハノーバー
- #14 Day 13/ハノーバー - アーヘン
- #15 Day 13/アーヘン - ブリュッセル - オーステンデ
- #16 Day 13/オーステンデ - ドーバー
- #17 Day 13/ドーバー - ロンドン ビクトリア
# | 乗車 | 下車 | 列車 | 記事 | ||
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1 | 8/3 15:00(GMT+9) | 東京 | 8/4 9:25(GMT+9) | 下関 | 特別急行ふじ 下関行き | #2 |
2 | 8/4 10:30(GMT+9) | 下関 | 8/4 18:00(GMT+9) | 釜山 | 関釜連絡船 | #3 |
中国編 Day 2, 3, 4, 5, 6/釜山 - 奉天 - 北京/天津北 - 上海へ | ||||||
3 | 8/4 19:00(GMT+9) | 釜山 | 8/5 21:45(GMT+9) | 新京 | 急行 ひかり 新京 行き | #4 #5 |
4 | 8/5 22:35(GMT+9) | 新京 | 8/6 6:20(GMT+9) | ハルビン | 603列車 三果樹 行き | #6 |
5 | 8/6 10:30(GMT+9) | ハルビン | 8/7 10:55(GMT+9) | 満州里 | 701列車 満州里 行き | #6 |
6 | 8/7 14:34 (GMT+9) | 満州里 | 8/13 13:30(GMT+3) | モスクワ ヤロスラフスキー | 1列車 ストルブツィ 行き | #7 #8 #9 |
エストニア編 Day 11, 12, 13/モスクワ - レニングラード - タリンへ ラトビア編 Day 11, 12/モスクワ - リガへ | ||||||
7 | 8/13 17:10(GMT+3) | モスクワ ベラルースキー | 8/14 6:27(GMT+1) | ストルブツィ | 3列車 ストルブツィ 行き | #10 |
8 | 8/14 7:23(GMT+1) | ストルブツィ | 8/14 13:13(GMT+1) | ワルシャワ中央 | 702列車 ワルシャワ西 行き | #11 |
9 | 8/14 13:23(GMT+1) | ワルシャワ中央 | 8/15 10:08(GMT+1) | オースデンテ桟橋 | L1301/L12/55列車 北急行 パリ/オーステンデ 行き | #12 #13 #14 #15 |
デンマーク編 Day 13/ベルリン - コペンハーゲンへ オランダ編 Day 13/ケルン - アムステルダムへ フランス編 Day 13/リエージュ - パリ | ||||||
10 | 8/15 10:50(GMT+1) | オースデンテ桟橋 | 8/15 14:10(GMT+1) | ドーバー マリーン | ドーバー連絡船 | #16 |
11 | 8/15 14:45(GMT+1) | ドーバー マリーン | 8/15 16:20(GMT+1) | ロンドン ビクトリア | ロンドン ビクトリア 行 | #17 |
総乗車距離:13,714km 総乗車本数:11本 所要時間:12日9時間20分 |
線路は続くよどこまでもというが、海があったり、軌間が違ってしまえば続かない。一方、時刻表はどこまでもつなげることができる。
今から約80年前の鉄道時刻表をかき集めて、東京からロンドンまでつなげてしまおうという今回の企画、無事、1万3千キロの道のりをつなげることができた。
プロローグのとこでも書いたが、もともとこれらの時刻表はタイムトリップ乗り換えサイト欧亜大陸鉄道を作成するために集めた時刻表である。
実は今回掲載した道のりの時刻表が全てではなく、今回の経路の沿線各国の時刻表も手元にいくつか確保している。アムステルダム、コペンハーゲン、パリ、そして北京、上海今回のルートから脇にそれながら到達できるいくつかの国々の経路を番外編として、さらにいくつか掲載していこうと考えている。
そんなわけで、欧亜大陸鉄道の旅はまだ少し続きます。
一気読みしました。このリサーチ力はすごい…。ロシアの侵攻さえなければもっとシベリア鉄道が気楽なものだったんですよね。時代は変わったなあ。12時間の飛行機移動が病んで病んで嫌だったのになんか頑張れる気がしてきた。
返信削除コメントありがとうございます。
削除時刻表を集めて、読み解く苦労まで感じ取っていただいて感動しています。
ロシアがこんなに遠い国になるのであれば、その前にシベリア鉄道乗っておけばよかったと本当に思ってます。
旅は思い立ったらいかないといけませんね。