1999-09-16

特別編 1939年 欧亜大陸鉄道の旅(#18 まとめ)

 かつて、我が国からシベリア鉄道を経由してヨーロッパ各国まで鉄道と船で移動する国際連絡運輸が行われていた。
 その最盛期である第二次世界大戦直前の世界の時刻表をつなげて旅行する仮想旅行。
 東京からロンドンまで乗車記録をまとめる。

1939年 欧亜大陸鉄道の旅 まとめ
#乗車下車列車記事
18/3 15:00(GMT+9) 東京8/4 9:25(GMT+9)下関特別急行ふじ 下関行き#2
28/4 10:30(GMT+9)下関8/4 18:00(GMT+9)釜山関釜連絡船#3
中国編 Day 2, 3, 4, 5, 6/釜山 - 奉天 - 北京/天津北 - 上海
38/4 19:00(GMT+9)釜山8/5 21:45(GMT+9)新京急行 ひかり 新京 行き#4 #5
48/5 22:35(GMT+9)新京8/6 6:20(GMT+9)ハルビン603列車 三果樹 行き#6
58/6 10:30(GMT+9)ハルビン8/7 10:55(GMT+9)満州里701列車 満州里 行き#6
68/7 14:34 (GMT+9)満州里8/13 13:30(GMT+3)モスクワ ヤロスラフスキー1列車 ストルブツィ 行き#7 #8 #9
エストニア編 Day 11, 12, 13/モスクワ - レニングラード - タリン
ラトビア編 Day 11, 12/モスクワ - リガ
78/13 17:10(GMT+3)モスクワ ベラルースキー8/14 6:27(GMT+1)ストルブツィ3列車 ストルブツィ 行き#10
88/14 7:23(GMT+1)ストルブツィ8/14 13:13(GMT+1)ワルシャワ中央702列車 ワルシャワ西 行き#11
98/14 13:23(GMT+1)ワルシャワ中央8/15 10:08(GMT+1)オースデンテ桟橋L1301/L12/55列車 北急行 パリ/オーステンデ 行き#12 #13 #14 #15
デンマーク編 Day 13/ベルリン - コペンハーゲン
オランダ編 Day 13/ケルン - アムステルダム
フランス編 Day 13/リエージュ - パリ
108/15 10:50(GMT+1)オースデンテ桟橋8/15 14:10(GMT+1)ドーバー マリーンドーバー連絡船#16
118/15 14:45(GMT+1)ドーバー マリーン8/15 16:20(GMT+1)ロンドン ビクトリアロンドン ビクトリア 行#17
総乗車距離:13,714km
総乗車本数:11本
所要時間:12日9時間20分

 線路は続くよどこまでもというが、海があったり、軌間が違ってしまえば続かない。一方、時刻表はどこまでもつなげることができる。
 今から約80年前の鉄道時刻表をかき集めて、東京からロンドンまでつなげてしまおうという今回の企画、無事、1万3千キロの道のりをつなげることができた。
プロローグのとこでも書いたが、もともとこれらの時刻表はタイムトリップ乗り換えサイト欧亜大陸鉄道を作成するために集めた時刻表である。
 実は今回掲載した道のりの時刻表が全てではなく、今回の経路の沿線各国の時刻表も手元にいくつか確保している。アムステルダム、コペンハーゲン、パリ、そして北京、上海今回のルートから脇にそれながら到達できるいくつかの国々の経路を番外編として、さらにいくつか掲載していこうと考えている。
 そんなわけで、欧亜大陸鉄道の旅はまだ少し続きます。

2 件のコメント:

  1. 一気読みしました。このリサーチ力はすごい…。ロシアの侵攻さえなければもっとシベリア鉄道が気楽なものだったんですよね。時代は変わったなあ。12時間の飛行機移動が病んで病んで嫌だったのになんか頑張れる気がしてきた。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      時刻表を集めて、読み解く苦労まで感じ取っていただいて感動しています。
      ロシアがこんなに遠い国になるのであれば、その前にシベリア鉄道乗っておけばよかったと本当に思ってます。
      旅は思い立ったらいかないといけませんね。

      削除