空を見上げるとよく飛んでいるのだが、なかなか乗る機会のない乗り物がヘリコプター。
一応国内にもヘリコプターの定期便ってのがあって、東京愛らんどシャトル(東邦航空)という会社が、東京の離島(八丈島、三宅島など)へ飛んでいるらしいけど、全くご縁がない。
(かつては、神戸ヘリポートと湯村温泉 、但馬飛行場間にもヘリコプター定期便があったが、これも、おいらの人生とは無縁の場所を結ぶ路線)
ただ、どうやっても乗れないかといえば、そうではなくて、世の中にはヘリコプターを使った遊覧飛行ってのがあるらしい。
おいらの住む名古屋界隈では、名古屋空港を拠点に、セコ・インターナショナルさんが、遊覧飛行を行っている。
ということならば、ここは、一つ思い切って! と、ヘリコプターでの名古屋上空の遊覧飛行にチャレンジしてみた。
豊山・県営名古屋空港
2005年に中部国際空港がオープンするまで、名古屋の航空路の拠点だった名古屋空港。
現在は、ごくわずかの国内線と自衛隊のための空港としてひっそりと営業を続けている。
ヘリコプター遊覧飛行を行っているセコ・インターナショナルさんは、名古屋空港の国内線ターミナルの前のロータリーから格納庫方向への脇道に入った場所にある。
いかにもヘリの格納庫といった風情の建物に、恐る恐る足を踏み入れる。
中の応接室に通され、料金の支払いを行ない、簡単な説明を受けると、すぐに、ヘリコプターに移動開始。
遊覧飛行とはいえ、一応、航空機に乗り込むわけなので、ちゃんとボディチェックが行われた。
豊山・県営名古屋空港 エプロン
格納庫からヘリコプターが止まっているエプロンまでは、ワゴン車で移動する。
というか、ワゴン車に乗り込む前からヘリコプターは見えていて、その距離はわずか200メートルぐらい。
歩いて移動したほうが早い気がするのだが、安全のためか、サービスなのかワゴン車で移動を行う。
使用するヘリコプターは4人乗りの小型機で、”いかにも”っといった形状をしたヘリコプター・オブ・ヘリコプター。
係員に誘導されて、ヘリの後部座席に乗り込むと、ヘッドセットを着用する。エンジンが始動し始めるとわかるのだが、ヘリコプターの中はかなりの騒音で、ヘッドセットなしでは会話ができない状態となるからだ。
エンジンが温まると、ヘッドセットからパイロットと管制塔のやりとりが聞こえてくるのだが、そのよくわからないやり取り取りを聞いていると、なんだかテンションがマックスになってくる!
しばらくして、管制官からの飛行許可が降りたらしく、ヘリのローター音が一段と高くなり、いよいよ浮上の気配。
豊山・県営名古屋空港滑走路上空
普通の飛行機とは違い、ヘリコプターの浮上は非常に滑らか、浮いたかと思ったらあっという間に数十メートルに上昇している。
驚いたのが、ヘリは真横に動くことができるということ。
最初、ヘリが駐機されていたエプロンから真上にホバリングするのだが、その後滑走路上空に移動するとき、機首を動かすことなく、真横にスライドするように移動した。これは、他の乗り物にはない、不思議な感覚。
豊山・名古屋上空
名古屋空港を飛び立ってわずか数分。あっというまに名古屋市街地の上空に到達。早い!
高度は、400メートルで、高層マンションもテレビ塔も遥か下界。
(考えてみると、スカイツリーの展望台って、これよりの高いんだよね。恐ろしいことやね...)。
しかしながら、道路を走る車なんかもはっきりと見える高さで、住み慣れた街の上空を滑空するわけだから、遊覧というよりは、『観察』状態。
「あのビルがグランコートだから、あの通りが伏見通りで...」って感じ。
いや、近所をウロウロしているカラスなんかは、こうやっておいら達を眺めていたんだねえ。そりゃ、ナマイキにもなりますわな...。
名古屋駅の手前から旋回し、名古屋の中心街・栄、名古屋城の上空を経由して、ヘリコプターは帰路に着く。
最後は、滑走路の正面から真っ直ぐに着陸する様子をパイロット越しにみることができるので、気分は戦闘パイロット!(実際のところは、若干酔いかけていたので、それどころではなかったりしたんだけどね)
豊山・県営名古屋空港エプロン
本来は、7分間の遊覧飛行ということだったのだが、実際は、その倍ぐらいの時間は飛行していただいた。(ありがとうございます!)
いやー、楽しかった。10分少々というと、短いようなイメージがあるかもしれないが、十分です。(いや、むしろ後半酔ってきたので、おいらには、オーバースペックかも)
ヘリコプターという未知の乗り物にも乗れるし、見たことのない高さから街をみることができるし、言うことなし! すげーよ、ヘリコプター!
遊覧飛行のメインコースは夜景を眺める夜のコースで、値段も昼よりも数段高い。
ただ、夜景も魅力的だけど、遊覧飛行は昼の方がいいかも。昼なら、離着陸の様子もよく見えるし、街並みもよくわかる。よく知った街並みでも、上空から見下ろせば、かなり違った景色に見える。
そもそも、普通の飛行機のるときも、夜よりも昼のほうが景色が楽しめる気がしないかい?
フライト中の動画
(ローター音がうるさくて何を言ってるんだかわかりませんが...)
探してみると、ヘリコプターの遊覧飛行ってのは、全国の至る所でやっているみたいです。
- エクセル航空(東京)
- 小川航空(大阪)
- アドバンスエアー(金沢)
- 雄飛航空(日光)
- エス・ジー・シー佐賀航空(九州各地)
などなど。
あと、この他にも、セスナを使った遊覧飛行を行なっている会社もあって、一般に、セスナのほうがヘリコプターより若干お安いようです。
値段は少々張りますが、これは、サプライズ・デートにお勧めですわ!
昨年はお世話になりました、今年もよろしくお願いします。
返信削除昨年はなんだかバタバタしていてゆっくり記事を読めなかったので、今年はきっちり読みたいと思っています。
また自分のブログもちゃんとしないとですね~・・・。
でわ、今年がよい一年になりますように、お互い張り切って行きましょう!
アルペン遺産の写真がありますので、送付しておきますね♪
明けまして、おめでとさんです!
返信削除今年も、よろしゅう!!
あと、アルペン遺産ありがとうございます。
また、しばらく寝かせてしまうかもしれませんが、熟したころにアップさせていただきます。
今年も(は?)、いいことがありますように!