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2017/12/17

フルムーン夫婦グリーンパス 9新幹線制覇の旅(1日目)

フルムーン夫婦グリーンパス 9新幹線制覇の旅 2017/11/17-21

 毎年秋に発売されるJR伝統の企画きっぷ「フルムーン夫婦グリーンパス」が今年も発売された。夫婦の年齢が足して88歳以上になれば購入することができる、JR全線のグリーン車が載り放題きっぷである。
 このブログもかれこれ10年以上やっていて、昔は青春18きっぷで、日本中をまわったものですが(青春18きっぷ使いきり 西日本周遊1910.3km青春18きっぷ使いきり 東日本周遊2396.1km)、おいらもすっかり年老いてしまったので、今回はフルムーンきっぷを使っグリーン車で日本縦断の旅に出ることにした。
 で、今回のお題目は「全新幹線の制覇」、北から北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸、東海道、山陽、九州の各新幹線の端から端まで乗っちっまおうというもの。
 手始めに北陸新幹線に乗車するため、名古屋から金沢へ向かう。

特急 しらさぎ

1. 名古屋 7:50発 特急しらさぎ1号 金沢行 → 金沢 10:48着
(東海道本線・北陸本線 256.5km) (左)しらさぎのグリーン車
(右)この先の旅の指定券がトランプのようにある
名古屋・名古屋駅

 出発はいつものように名古屋なのだが、最初に乗る新幹線は東海道新幹線ではなく、北陸新幹線。北陸新幹線の終点、金沢までは在来線の特急で移動する。
 ということで、この旅1本目の列車は名古屋発の「しらさぎ1号 金沢行き」。
 フルムーンパスを手にしたおいらは、もちろんグリーン車に乗車。
 しらさぎにはよく乗るのだが、いつも満席で車内は結構にぎやか。一方、3列シートのグリーン車は、同じ列車とは思えない静かなである。にわかエグゼクティブ気分を味わいながら、北陸へ向かう。

米原・米原駅

 ところで、しらさぎは途中の米原で進行方向が変わるので、乗りなれた乗客の多い平日の列車だと、駅に着くなり乗客が一致団結して、一斉に座席を反転させるという恒例儀式がある。しかしながら、さすがはグリーン車。エグゼクティブの行動は一味違う。
 おいらは当然のように座席を反転させたのだが、他は誰も、座席を反転させない。
 「金持ち、逆方向の走行を気にせず」
 ということを学んだので、いつかおいらがビジネス書を執筆する機会があったら、1章を割いてこの話題を語り、むりやりそれっぽい結論を導き出したいと思う。

金沢・金沢駅

 途中敦賀を過ぎた後、在来線陸上トンネル最長の北陸トンネルに入る。この旅で、度々煩わされるのが「トンネル内スマホの電波が入らない」問題。長いトンネルに入ると、景色は見えないは、スマホは見えないわで、退屈極まりない。
 北陸トンネルを抜けて福井に近づいた後は、わりとこまめに駅に停車しつつ、名古屋から3時間ほどで金沢に到着。
 次の列車まで、少々時間があるので、ランチがてら金沢見学に出かける。

金沢駅前 大屋根が掛けられている 金沢・21世紀美術館 ひがし茶屋街
金沢・21世紀美術館

 やってきたのは、一度見学してみたかった金沢21世紀美術館。金沢駅からバスで10分ほど、兼六園のすぐ近くに建てられた、現代アートの美術館である。
 バスから降りると、道路の反対側に、それっぽいなんだからわからないオブジェが並んでいる。看板を見るまでも無く、現代アートの美術館っぽい。
 中には、きっとこれらを上回る奇妙なアートたちが待ち受けているであろう、意気揚々とチケットカウンターに向かったのだが、ここで衝撃の事実を言い渡される。
 本日は特別展の展示替えの時期にあたるらしく、見ることができるのは常設展のみ。展示スペースの半分ほどしか見学できない、とのこと。
 その分、お値段は半分以下になるのだが、微妙。う~ん、まあ仕方がない。

 入場してすぐ目の前にあるのが、有名なレアンドロのスイミングプール。
 まるでプールの中に入ったかのような空間とそれを上から眺めることができるという不思議な作品。とりあえず、なんか泳いでみたくなります。
 で、あとは、想像通り、おもろいけど、よーわからんものが並べられておりました。
 塩基配列がスクリーンに投影され、その目の前にはなんらかの培養設備、そして延々と流れるテクノ調の音楽というアートがあったんだけど、まあ、現代アートの境界のすぐ向こうは中二病であるらしいという発見が一つの収穫でしたかね。
 あと、建物が本当に素晴らしかったです。おいら的には、あれぞ、まさにアートです。

金沢・ひがし茶屋街

 展示スペースが半分ということで、思いの他、美術館の見学に時間がかからなかったので、近くで昼飯を食べ、ユニクロで明後日の北海道対策の防寒着を買い込んでもまだ時間が余ってしまった。
 そこで、「街並みの文化財」として有名な、ひがし茶屋街を見学することにする。

 ひがし茶屋街までは、バスで5分+徒歩5分ほど。
 大きな通りから少し入った奥に、江戸から明治にかけての茶屋建築が残る、風情ある路地が保存されている。長さは数百メートルだが、両側の建物全ての景観が整っていて、見事に江戸の街並みが再現されている。
 建物の中はカフェになっているところが多く、ところどころからおいしそうな匂いが漂ってくる。ここで、昼ご飯を食べればよかったと後悔しつつも、新幹線の時間が近づいてきたので、金沢駅に戻ることにする。

北陸新幹線 はくたか

2. 金沢 14:50発 はくたか568号 東京行 → 大宮 17:26着
(北陸新幹線・上越新幹線 420.2km) (左上)はくたか号のグリーン車
(右上)北陸新幹線限定「加賀さつまいもアイスクリーム」
(下)本日は快晴
金沢・金沢駅

 金沢駅に戻って、いよいよ新幹線制覇の旅の本番スタート。まずは、一番手の北陸新幹線に乗車する。
 かつては長野止まりだった北陸新幹線も2015年に金沢まで延伸、現在は敦賀まで延伸工事を行っている。北陸の移動もいよいよ新幹線の時代になりつつある模様。たまに乗る身としては「しらさぎ号」の魅力も捨てがたいのだが、これも時代ですな。
 12両編成の列車のうち、最後尾の12号車が憧れのグランクラスで、我々の乗るグリーン車はその隣の12号車。乗り込む時は、キャビンアテンドさんがお出迎えをしてくれて、席に着いたらおしぼりを配ってくれる。
 おしぼりといえば、昔の近鉄特急は暖かいおしぼりを配ってくれたことを思い出すところが、やはりフルムーンパス世代の悲しいところ...。
 車両はまだ新しくて、グリーン車のシートは電動リクライニング。文句なし。
 シート前部のポケットに車内販売の案内が挟まっていたのだが、そこにおいしそうな北陸新幹線限定のさつまいもンアイスクリームを発見。ワゴンが通りかかった時に注文したのだが、新幹線お馴染みのダイヤモンド級の硬度。おいらの握力を一切受け付けない、圧倒的なカチンコチン加減。
 柔らかくなるまでじらされること10分余りで、ようやくプラスチックのスプーンでなんとか削り取ることができる硬度にとろけてきた。うまい。さつまいもアイスも、新幹線お馴染みのバニラ・アイスと同じスジャータ謹製。褐色の恋人スジャータが誇る濃厚なミルク感は健在。
 で、あれだ、じらされた焦りのせいか、写真を撮り忘れるという痛恨のミスを犯してしまったので、ええ、アイスの写真はありません。

上越新幹線 Maxとき

大宮駅には駅の公認ゆるキャラ「まめお」がいるらしい 3. 大宮 18:06発 Maxとき337号 新潟行 → 新潟 19:51着 (上越新幹線 303.6km) (左)ときのグリーン車
(右)ときの限定アイスは、氷温熟成 こしひかりジェラート
さいたま・大宮駅

 高崎を通過して、まずは北陸新幹線の制覇を完了。
 次に乗車するのは、上越新幹線。東北新幹線と分岐する大宮から乗り込むため、はくたか号とは大宮でお別れとなる。

 さて、大宮駅での乗り換え時間は40分ほどなのだが、おいらには一つやらねばならないことがある。
 おいらは毎年、Suicaのペンギンの卓上カレンダーを愛用しているのだが来年分が未入手。ここで入手しておかねばならない。
 「そんなもん、どこのNEWDAYSでも買えるだろう」と、関東勢は思うかもしれないが、名古屋に住むおいらにとってはなかなか入手が難しいレアな代物。せっかく関東まで足をはこんだのだから、この機を逃す手はない。
 だが、広い大宮駅構内のいくつもあるNEWDAYSを探し回ってもなかなか見つからない。エキナカを数軒、改札の外も数軒見て回わるも、あの黒いまんまるの顔のペンギンに出会うことができない。で、意を決してNEWDAYSのおねえちゃんに、「SUICAのペンギングッズを扱っているNEWDAYSはないか?」と尋ねてみると、「中央改札の横のお店にならあったような...」という自信なさげな回答をいただいた。
 あなたは正しかった! 売っていましまたSuicaのペンギンカレンダー2018。これで、おいらも無事に年を越すことができます。ありがとう!

さいたま・大宮駅

 やるべきことをきっちり片付けて、再び、新幹線ホームへ戻る。
 今度の列車は、MAXとき。いよいよ全廃が近づいてきた、総2階建て新幹線に今のうちに乗っておかねばと、MAX狙い撃ちで指定券を押さえておいた。
 席はもちろん眺めの良い2階席。と、思ったのだが、11月のこの時期ともなると、この時間すでに外は闇夜。2階といっても見えるものと言えば、駅に止まった時、ホームを歩く乗客の後頭部ぐらいのもの。
 まあ、そんな2階席であるが、乗れるのは今のうちだけだからね...。

 で、落ち着いたところで、シートポケットの社内販売の案内を見てみると、さきほどの北陸新幹線とは違う案内となっている。もちろん、限定アイスもさっきと違い、米どころ新潟にちなんだ「氷温熟成 こしひかりジェラート」となっていた。
 おいおい、これはもしかして新幹線毎に限定アイスがあるのではないのかい?
 そうと分かれば、「こしひかりジェラート」を注文せざるを得ない。さっそくワゴンを呼び止めて購入してみた。
 お馴染みのスジャータ製ではないせいなのか、単に温度の問題なのか、すこし柔らかめの触り心地で、数分放置したら食べられそうな気配。
 頃合いを見計らってふたを開けると、中から純白の米アイスクリームがその姿を現す。
 食べてみると、なんだか妙な触感。中にもち米が入っているのである。米の甘みとアイスの甘み、そしてもち米の弾力。意外な組み合わせではあるが、雪見だいふくの皮と中身が逆になったと思えば、なかなか絶妙な取り合わせ。これイケますよ。

新潟駅前 新潟B級グルメ ソースかつ丼
新潟・新潟駅

 闇夜を駆け抜けること2時間弱で新潟に到着。大宮を出て、最初にたどり着いた街がもう終点といった感じ。北陸新幹線に続き、上越新幹線も無事制覇完了。
 やたら巨大な新潟駅を後にし、夕飯を物色することにする。
 新潟のグルメ情報を見ていて気になったのが、B級グルメ・ソースかつ丼。
「いやいやソースかつ丼といったら、福井か駒ケ根じゃないのか?」
 と思ったのだが、この激戦区に名乗りを上げる以上は、なにか秘策があるに違いないと思い、本日のディナーに内定した。
 食べに行ったのは、かつ丼 政家(まつりや)さん。ドンキの2階に入っているのだけあって、深夜1時まで営業している。
 で、さっそくソースかつ丼とサラダのセットを注文。出てきたのは、ご飯にソースをくぐらしたカツが乗っているだけのシンプルな福井スタイルのソースかつ丼。
 ソースに甘みがしっかりとあるのだが、さらりとしていて後味がよい。カツとの相性はもちろん、ごはんともよく合う。なかなかの味。かなり気に入りました。
 が、しかし、あれだ。福井のソースかつ丼と何が違うのかさっぱりわからない。まあ、どっちが先で、どっちが後なのかはわからないが...。
 う~んと、新潟でも福井でも同じようなおいしいソースかつ丼が食べられるということで...。

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