2021-04-17

FDA 夢の乗り放題プラン 12空港周遊ツアー (1日目)

FDA 夢の乗り放題プラン 12空港周遊ツアー 2021/4/3-5

 名古屋空港や静岡空港を拠点に地方空港を結んでいるリージョナルエアラインのフジドリームエアライン(FDA)さん。名古屋に住んでいる僕はちょいちょい利用しているのだが、この春なんと「夢の乗り放題プラン」なる乗り放題チケットを発売した。
 飛行機乗り放題?!
 こんな面白い話に飛びつかないわけにはいかないので早速FDAに乗りまくってきた。

 FDA乗り放題プランのルールはこんな感じ

  • 1泊2日または2泊3日乗り放題
  • 1日8フライトまで搭乗可能
  • 途中の宿泊地のホテル代込みのパックツアーとして発売
  • 出発地と最終日の到着地は同一地点
  • 途中の宿泊地は出発地以外
 まあまあ複雑ですな。
 で、この条件下で何ができるかを考えた。一番やりたかったのはFDAが就航している16空港完全制覇だったのだが、これは2泊3日ではムリということが判明。
 フライト数を稼ごうにも上限がある。ということで、中途半端ではあるが2泊3日で最大限回れる空港の数である12空港の周遊を目指すことにした。
 では、いざFDA最大の拠点空港・名古屋空港へ。

1 名古屋空港

県営名古屋空港ターミナル
名古屋は桜の季節は終わりかけていた 搭乗口を抜けると地上レベルで屋根のある通路があり、そのまま飛行機に乗り込むことができる
豊山・県営名古屋空港

 FDAの最大の拠点は名古屋の北にある県営・名古屋空港。地元では小牧空港と呼ばれていて(ターミナルは小牧市内ではなく隣の豊山町なんだけどね)、中部国際空港(セントレア)ができるまでは名古屋地区の主力空港として多数の国際線が飛び交っていた。
 そんな栄華も今は昔、現在は実質的にはFDA専用のコンパクトな空港になっている。空港施設も小型機専用に改良されており、ボーディング・ブリッジは撤去され、ゲート近くのエプロンに駐機された飛行機へ歩いて搭乗するというスタイルになっている。これはこれで利用者にとっては搭乗に時間がかからないというメリットがある。入り口から保安検査を終えて飛行機に乗るまで10分かからず、帰りなんかは飛行機を降りて駐車場まで5分で済む。
 そんなわけで名古屋周辺では今でも名古屋空港はそれなりに活用されている。
 4月の初めの土曜日。今年の桜は多少早咲きで、名古屋空港の周りの桜は散り始めている。今日から3日間九州から北海道まで回っていくので、どこかでは満開の桜に出会えるはず。

 早朝名古屋空港に到着しチェックインカンターに向かう。自動チェックイン機にQRコードを読み込ませるのだが、搭乗券は発行できずカウンターへ行けと言われる。どうやら搭乗する飛行機が多すぎて、自動チェックイン機が使えないようである。
 2泊3日で19フライト搭乗する予定なのだが、この日は最多の7フライト。カウンターで7枚のもの搭乗券を貰った。7枚の搭乗券とは我ながら今までに見たことが無い景色である。いや、恐らく、今後二度と見ることはないだろうな...。
 保安検査場はチェックインカウンターのすぐ横、そこを抜けたらもうすぐ目の前に搭乗口がある。待合室のガラスの越しにFDAが誇る小型機・エンブラエル170/175の姿が見える。FDAは小さな航空会社でありながら16機もの航空機を擁しており、過半が名古屋空港に常駐している。16機の飛行機はそれぞれ別の色が塗られており、とてもカラフル。「今日は何色かな?」というのがFDAならではの楽しみだ。

豊山・県営名古屋空港待合室

 離陸15分ほど前から優先搭乗が始まり、後部のシート、前部のシートと順に案内が始まる。
 ゲートを出た後横断歩道があり、その向こうに屋根のある通路が続く。そこからABCの三つのゲートに分かれ、駐機している飛行機に乗り込むことになる。
 80席前後の小型機なのですぐに全員の搭乗が完了し滑走路に向けて飛行機は動き出す。エンブラエルは小回りが利く飛行機で、器用にエプロンで転回して滑走路に向かってタキシングを始める。
 いよいよ、2泊3日12空港周遊の旅へと離陸する。

2 青森空港

1. FDA361 名古屋(小牧) 7:35発 → 青森 8:55着
2. FDA362 青森 9:25発 → 名古屋(小牧) 10:50着
(10号機 シルバー)
(左上)名古屋-青森便の機内 FDAの早朝便はコモパンが提供される
(右上)今日7回飛行機に乗るとお話をしたら、メッセージと飴をいただきました
(下)陸奥湾を望む 左側が青森市街地 青森空港の滞在時間は30分
(右上)滑走路の向こうにかすかに雪が残っている
(右下)帰りの飛行機ではういろうが配られた 青森からの帰りの飛行機から富士山がきれいに見えた 幸先よし
FDA361便機内

 今回の目標は12空港周遊だが、1空港目は出発地・我らが名古屋空港。最初のフライトで向かう2空港目は青森空港である。まあ(最近FDAで行ったばかりだけどね...)
 ところで、FDAの飛行機は早朝の便限定でコモパンのパンを配ってくれる。よく自販機で売っているあのコモパンである。ちなみに、コモパンの本社は小牧市にあり名古屋空港のすぐ近くにある。
 名古屋-青森と言っても飛行機で飛べば飛行時間は1時間余り。そうこうしている間に着陸態勢に入ってしまう。
 青森空港への着陸直前に陸奥湾の手前で飛行機が大きく旋回したのだが、青森港や青森ベイブリッジ、青函連絡船、アスパムなどを確認することができた。間違いなく青森に来ているようだ。
そして大きく揺れることもなく青森空港に無事着陸。エンブラエルは小型機だけど安定感抜群。シートも広く、天井も高く、いい機体ですな。

ところでFDAのCAさんは僕が青森についた後、すぐに名古屋に引き返すことをご存じの様だった。(多分、乗り継ぎ便がある人の一覧が作られていて、その扱いとなっている模様)
 乗り放題プランを使って今日一日で7便飛行機に乗るというお話をさせていただいたら、旅のお供にと直筆のメッセージの書かれた飴をいただいた。一便あたり数千円で乗っている身としては恐縮の至りですが、ありがたくいただきました。
 ちなみにいただいた飴は馬場製菓製のFDA特製の飴。富士山のマークが入っています。

青森・青森空港

 青森空港に到着。
 といっても30分後には、折り返しの名古屋行きの飛行機に乗り込まないといけない。10分前にゲートに到着するためには、15分前には保安検査を受けなくてはならない。なんだかんだで実質10分強しかない。
 外に出てみたが、さすがに青森は肌寒い。滑走路の向こうにまだ雪が残っているのが見える。
 桜の木らしき木があったのだが、まだ花は咲いていない模様。桜前線はもう少し南にいそうですな。

青森・青森空港

 青森に乗ってきた10号機で再び名古屋へ向かって飛び立つ。機材も同じだが、CAさんや操縦士さんも当然同じ。「ただいま」といった感じで飛行機に戻ってきた。
 帰りの便ではコモパンに変わって名古屋名物のういろうが配られた。名古屋で育った僕としてはCMはよく見るもののあまり食べる機会のない青柳ういろうである。季節の味と言うことなのか、桜味だった。
 スイーツにしては甘さに欠け、かといって飯にもならずといったなんとも微妙な存在ですな。
 青森から名古屋に向けて飛行中、雲の上から顔を出す富士山を見ることができた。富士山ってのは、頭だけ出ていてもしっかり富士山とわかるからすごいよね。

3 高知空港

3. FDA345 名古屋(小牧) 11:55発 → 高知 12:55着
(8号機 ティーグリーン)
名古屋空港に帰ってきて、タリーズで昼食のホットドッグを食べる 続いては高知へ
FDAの基本のお茶菓子はシャトレーゼのチョコレート
豊山・名古屋空港

 3時間ぶりに名古屋空港に帰還。次は高知行きに乗り込むが、1時間ほど時間がある。昼飯時なので空港のタリーズでホットドッグを食べる。
 FDAの最大の拠点は名古屋なので最初と最後以外にも3日間で3回名古屋に戻ってくる予定。ちなみに、この日は夕方にもう一度名古屋に戻ってくることになっている。
 腹ごしらえを終えたところで、本日2度目の名古屋空港の保安検査場へ向かう。

豊山・名古屋空港

 次の3空港目は高知空港。この旅唯一の四国入りである。
 機材はティーグリーンの8号機。色合いでいえば結構好み。
この飛行機ではハラダ製茶のお茶のパックとシャトレーゼチョコレートが出された。
 シャトレーゼはFDAの1号機のスポンサーにもなっていて、FDAでは基本的にシャトレーゼのチョコレートがお茶菓子として配られる。この先3日間相当食べることになるはずである。
お茶パックの方は短めのフライトで出される飲み物で、サイズが125mlと見たことないぐらい小さなサイズ。おそらくFDA特製だと思われる。これもある意味FDAの名物。

南国・高知空港

 フライト時間はちょうど1時間。水平飛行はあっという間に終わり、着陸態勢へ。
 高知空港へ着陸する直前、滑走路先に砂浜があったように見えた。砂浜で寝っ転がりながら着陸する飛行機の腹なんか見ていたら最高なんだろうなと思いながら高知空港に到着した。
 高知空港はあいにくの雨模様。ターミナルを出て辺りを見渡し、すぐに保安検査場へ向かう。やはり滞在時間は10分少々。

4 神戸空港

4. FDA824 高知 13:25発 → 神戸 14:10着
(8号機 ティーグリーン)
高知空港に着いたらすぐに神戸へ飛び立つ (上)神戸空港
(下)ちょっと時間があったのでポートライナーでポートアイランドへ
神戸も桜の季節は終わりかけ
南国・高知空港

 高知から向かう4空港目は神戸空港。機体は引き続き8号機である。
 高知-神戸間の定刻は45分だが、飛行している時間は30分ほどしかない。このため今回の19フライトで唯一ドリンクサービスがなかった。というか、離陸後のシートベルトサインが消えたらもうすぐ着陸態勢で、あっという間に神戸空港に着いてしまった。

神戸・神戸空港

神戸の人工島ポートアイランドの沖合に神戸空港はある。ものすごくわかりやすい位置にあるので、飛行機で上空から地上を眺めている時に、夜でもわかるいい目印になる。
空港島自体には、昔、スルッとKANSAI 3day 1192.5km 完全制覇(今もって、このブログ史上最大のチャレンジだったな)で一度訪れているのだが、空港に入るのは初めて。
 ポートアイランドというと、真っ先に思い出すことが一つある。島が出来た年にポートピア'81という都市博覧会があって、そこでパンダを見るために長時間行列に並んだ覚えがある。島の北側にはそのころの「近未来感」を前面に押し出したオブジェや建物が多少残っていて、「昭和の未来」が化石になったような景色があり、結構好きな場所である。
 神戸空港では40分ほど時間が取れたので、用もなくポートライナーにのって数駅往復してみた。
神戸の桜は名古屋よりもさらに散っている様子。桜の季節も終わりかけの模様。

5 いわて花巻空港

5. FDA845 神戸 15:30発 → 花巻 17:00着
6. FDA356 花巻 17:30発 → 名古屋(小牧) 18:45着
(10号機 シルバー)
神戸から花巻までのフライトでは「かりんとう饅頭」が出た 花巻空港からは名古屋へ夕暮れのフライト
神戸・神戸空港

神戸の次は本日2回目の東北入り。5空港目の岩手花巻空港を目指す。
 ここで朝、青森を往復したシルバーの10号機に再会。CAさんは入れ替わったようだが、僕はまだ乗り続けている。
このフライトでは、千葉恵製菓さんのかりんとう饅頭が配られた。外側の皮の部分が黒糖のかりんとうでコーティングしてあるおまんじゅう。これはおいしかった。今度、ぜひ購入したいお菓子である。

花巻・花巻空港

 花巻も滞在時間は30分間。到着ゲートを出て、玄関を出て写真を撮ったら、すぐに保安検査場へ。そしてゲートに戻ってくる。
 考えてみたら、この時間で出発できるように飛行機の準備をするFDAの皆さんはすごいよね。
 さて、お次は本日3回目の名古屋空港へ。機材はもちろん10号機である。

6 福岡空港

7. FDA315 名古屋(小牧) 20:05発 → 福岡 21:30着
(14号機 ワインレッド)
本日3度目の名古屋空港 夕飯はきしめん 本日最後のフライトは福岡便 7フライト終えて福岡へ
豊山・名古屋空港

 小牧空港に帰ってきた。フライト中に日が落ち、すっかり夜である。
 地元の小牧に限って時間があるので、1階の食堂・つばさ亭さんで夕ご飯を食べることにする。メニューはきしめん。結局今日は3食とも名古屋空港で食べることになった。
 僕は名古屋の住民なので、国際空港であった時代からこの空港は何度も利用している。社会人になって初めて海外に行ったのもここから出発する香港行きのキャセイパシフィックだった。
 現在FDAが使用しているターミナルは元は国内線のターミナルで、当時は多数のボーディングブリッジのあるいっぱしのターミナルだった。それが今じゃこじんまりとした建物で、ご飯を食べるところもつばさ亭とTully'sの2か所のみ。時代が移り変わったものだとしみじみ感じながらきしめんをすすった。

豊山・名古屋空港

 さて、腹が膨れたところで本日最後のフライトの搭乗口へと向かう。
 お次の機体はワインレッドの14号機。夜のフライトに似合う大人の色ですな。

福岡・福岡空港

 1時間半程で6空港目の福岡空港に到着。
 九州の玄関口なのでよく使う空港なのだが、ここ数年ターミナルビルの工事が続いていて、訪れるたびに景色が変わっている。
 いつの間にか新しいターミナルビルが完成していたらしく、いかにも「今時の空港」に生まれ変わっていた。これから福岡空港は第2滑走路の新設工事が控えており、ますます大きくな空港になるようだ。
 さて、早朝より9本の飛行機を乗り継いできたのだが、まだ初日。明日も朝7時55分から松本空港に向けて離陸しなくてはならない。
 ささっとホテルに帰って寝ることにする。
 ちなみにFDAの乗り放題プランはホテル代込み。2泊のホテル代込みで4万2千円(一人のときの料金)。安い!

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