
別に原油高だからというわけではないのですが、この夏は、国道ではなく鉄道の旅に行ってきました。
JRの普通列車乗り放題の”青春18きっぷ”を利用して、名古屋を起点に西日本をぐるりと巡る旅です。
青春18きっぷは、5回分が1セットで11,500円。ということで、旅の期間は青春18きっぷを使い切る4泊5日に決定。
目的は、SLだのトロッコ列車だの各地の観光列車を乗りながら、中国、九州、四国と西日本を1周することにしました。
旅のスタートは、おいらの生息地・名古屋。まずは、ひたすら西へ向かいます。
愛知・名古屋駅
青春18きっぷは、まず初めに乗るとき、改札でハンコを押してもらう。で、その日付の間は普通列車(と快速)は乗り放題。
さっそく、名古屋駅の改札で初日のスタンプを押してもらう。
さて、出発と思った矢先、ホームで電車が少々遅れているとのアナウンス。
いきなり、定時を3分少々遅れて、9:13に名古屋駅を出発。
名古屋から米原までの電車は”特別快速”。岐阜までわずか2駅で20分弱。その後、各駅に止まりながら、米原まで1時間弱。
まぁ、たまに乗る電車なので、なんの感動もなく米原に到着。

(東海道本線・山陽本線 198.4km)
姫路 12:46着

(山陽本線 20.7km)
相生 13:24着

(山陽本線 67.9km)
岡山 14:36着

(山陽本線 298.5km)
新山口 20:15着
滋賀・米原駅
米原から、JR東海に別れを告げて、JR西日本の管内に突入。新快速・姫路行きに乗車。
どんどん駅をすっ飛ばして、京都、大阪、神戸と西へ走り続ける。
出発から3時間半で、愛知、岐阜、滋賀、京都、大阪、兵庫と5県制覇。
快速ってのは、なかなか快適ですな。(ま、新幹線ならこの間に九州までいけるけどね)
さて、本日の目的地は山口県・新山口駅。
翌日のSLやまぐち号の指定券を確保しているので、前泊する形で新山口に宿泊する予定。
ということは、残すは、岡山、広島、山口の3県。
兵庫・姫路駅
姫路のキオスクで弁当を買って、次は播州赤穂行き普通列車に乗車。
ここから、いよいよ、本格的な普通列車の旅。普通というものは、たとえ誰も降りなくても、ひたすら全ての駅に止まり続ける。今までの快速とは一転、一向に前に進まなくなる。
ジャブローを前にしたジオン軍の気分。
兵庫・相生駅
相生のわずか数分の乗りかえで、普通・三原行きに飛び乗る。
岡山・岡山駅
さらに岡山駅で普通・新山口行きに乗り継ぐ。
この電車、途中広島前後で快速になるものの、基本的には岡山から山口までの300km余りを5時間半かけて全ての駅に止まりながら走りきるという、TBSの”オールスター感謝祭”のごとく気の長い普通列車。
何度読んでも登場人物の名前が覚えられない”カラマーゾフの兄弟”を読み直し、DSで”もじぴったん”をやり続け、うとうとと何度か居眠りをしたにもかかわらず、全く新山口駅に着く気配なし。
ワンセグでオリンピック中継を見るのも飽きた頃に、やっと列車は終点・新山口駅に到着。5時間半走りきるなんて偉いよ、普通電車。
出発から11時間余り、でん部が痛い。ほぼ臨界点やね。
山口・新山口駅
かつて小郡駅と呼ばれた新山口駅。新幹線停車駅だが、駅にも駅前にも人影はまばら。
すっかり夜も更けたとはいえ、まだ夜8時。しかし、駅前の景色は、まるで午前2時のよう。
なんか飯を食えるところは無いかと歩き続けること10分。やっと、お好み焼き屋を発見。
豚玉にチーズとベーコンをトッピングしつつ、本日の旅は終了。
明日は、SLやまぐち号に乗ります。(と、”世界の車窓から”調に締めてみる)
1日目乗車距離 665.4km