今回の旅のメインイベント。池島炭鉱跡見物は終了したが、長崎・佐賀間にはもう1本2桁国道が走っている。
長崎県佐世保市から佐賀県武雄市に抜ける国道35号線を制覇するため、再び佐世保へ。
佐世保・神崎鼻
池島から大瀬戸港に戻ったあと、再び佐世保へ戻る。
佐世保には九州、そして本土最西端となる神崎鼻があるので、佐世保市街地を通りすぎて神崎鼻まで足を伸ばす。
先端の割とすぐ近くまで車で近づけるので、あっという間に先端に到達。
兎にも角にも、この夏はいい天気で灼熱地獄なので、すぐに退散。
近くの漁協、行政センターで”日本本土最西端訪問証明書”ってのを発行してもらえます。小佐々地区公民館で発行してもらいましたが、とてもにこやかに日付印を押していただけました。ありがとうございました!
佐世保・佐世保駅前
せっかく佐世保に来たので、ここは名物・佐世保バーガーを食べるしか無いということで、駅前の喫茶店リベラさんを訪問。
美味しかったのだが、ここの名物はどちらかと言うと、レモンステーキのよう。レモンステーキとは、すき焼き風の牛肉の鉄板焼きなのだが、タレにたっぷりレモン汁が含まれており、さっぱりと牛肉をいただけるステーキ。こちらも、おいしかったです。
後日、家ですき焼きのタレにレモンを絞って食べてみたのだが、なかなかクセになる味。すき焼きのバリエーションとしてもっと全国に知れ渡ってもいい料理だと思うなぁ。
佐世保・海上自衛隊佐世保史料館
で、翌日。佐世保を旅立つ前にもう一つ見ておきたい場所が海上自衛隊佐世保史料館。
戦前、海軍士官の懇談、外国士官の接待、及び艦隊乗組士官の宿泊等のためにつくられた佐世保水交社の建物を一部利用した自衛隊のPR施設なのだが、かなり気合の入った展示を見学することができる。
戦前の日本海軍から、太平洋戦争までの戦いの歴史、並びに現在の海上自衛隊の装備を7フロアに渡って展示。展示の質はもちろんなのだが、その物量がすごい。いやー、この物量で勝負が決まるという発想があれば、太平洋戦争の結果も違ったものになったと思うんだけどなぁ...。(という意味が込められた展示なら、敬服するしか無いのだが...)
佐世保・佐世保市役所前
いつまでも佐世保にいるわけには行かないので、国道の旅に出発。
国道35号線の終点は佐世保市役所前。歩道橋に掲げられた国道標識には”終わり”の補助標識が付けられている。(反対側から見ると”始まり”と書かれている)
長崎・佐賀県境
1時間ほど走ると、佐賀県に突入する。特に、峠といった感じでもなく、川があるわけでもなく、ドッグカフェの目の前にしれっと県境の標識が設置されている。
武雄・下西山交差点
国道35号線は総延長35キロなので、1時間半であっさりゴールに到達。
国道34号線との分岐となる下西山交差点が国道35号線の起点なのだが、特に起点を示すものはなく、単なるミニストップ前の交差点。
武雄・佐賀県立宇宙科学館
国道35号線があまりにあっさり終わってしまったので、ゴール近くにあった佐賀県立宇宙科学館を見学してみた。
近づいてみるとイデオンのソロシップのような外観の巨大な建物が丘の上に立っていて、期待に胸を膨らませて入場したのだが、はっきり言って、この科学館はダメですわ。
まず、何がダメって”宇宙科学館”と銘打っているのに、大して”宇宙”をフューチャーしていないことがダメ。なんたって、やってる企画展は”ジャングル 亜熱帯の生き物”展だからね。常設展も特に宇宙に重点をおいているわけではなく、むしろ力が入っていているのが”佐賀発見ゾーン”(ちなみに、この部分の展示は結構面白かった)。
真面目な話、科学館のコンセプトが基礎科学ではなく、最新科学の紹介に重点をおいているみたいなんだけど、その割に展示が古く、最新科学に追随できていないことに、かなり疑問を感じた。”宇宙科学館”が、未だに”冥王星”を惑星として紹介していちゃ、さすがにまずいでしょう。
名古屋・金山駅
完全な余談なのだが、その後名古屋の自宅に帰る途中に立ち寄ったココイチで、ハウステンボスとのコラボ商品を発見。
長崎から帰った日にこんなものを発見するのも何かの縁と思い、ビーフカレーを食べたい気持ちをぐっと抑えて「とろ~りチーズのミートローフカツカレー」を注文。
ハウステンボスの人気メニューミートローフをココイチ風にアレンジとの触れ込みなのだが、はて、ハウステンボスのどこでミートローフなんか食べられたんだろうか??
ま、うまかったからいいけど。
今年2回目となる九州旅行が終了。
日本ではほぼ絶滅してしまった炭鉱跡の見学ってのは、なかなか有意義な経験でした。
なんか、今年は上半期に飛ばし過ぎたので、次の記事はもしかしたら来年かもしれませんな。では、また。
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