青春18きっぷを使い切って、西日本を巡るたびの5日目。
いい加減、でん部が限界....。
香川・金比羅宮
香川に来たらうどんを食ってなんぼ。というわけで、まずは朝っぱらからうどん。
こんぴらさんの参道近くの少しわかりにくいところにあるお店こんぴらうどん工場併設店に行く。
こんぴらうどんは、こんぴらさんの参道に店を構えるお店だが、その工場にも小さなお店がある。工場店ということで、打ち立てのうどんが安く食べられる。
かけうどんが100円で、醤油うどんは、なんと1杯100円。ガソリン600ml分ぐらいのお値段!
しかも、うまい! さすが打ち立ては違います。
香川・金比羅宮
腹ごしらえを済ましたところで、いざ、こんぴらさんへ。
ご存知の通り、こんぴらさんにお参りするためには、785段の階段を登りきらないといけない。もちろんバリアフリーなんて概念はなく、ただひたすら登るしかない。参拝というより登頂。
お決まりなので、階段の数を数えてみたが、100も行かずにわからんくなった...。暑いんだって....。
香川・金比羅本宮
階段を登り続けて40分。
ついに、本宮に登頂。おもしろいぐらいに、膝が笑っている。
ただ、本宮からの眺めはさすが。瀬戸内海とその島々をきれいに見下ろすことができる。
これから向かう瀬戸大橋もしっかりと見える。
ちなみに、金比羅宮には奥社というお宮があって、本宮からさらに階段を600段登ったところにあるのだそうな...。もちろん、そんなところには行きません。検討の余地はゼロ。
(土讃線・予讃線・本四備讃線・宇野線 64.0km)
岡山 14:55着 アンパンマントロッコの車内
床にガラスがはめ込まれている
香川・琴平駅
せっかく登ったこんぴらさんをそそくさと降り、暑さに耐えかねて喫茶っ店でカキ氷を食べているうちに、ぼちぼち電車の時間。レモンシロップで舌が黄色くなったまま琴平駅へ向かう。
いよいよ今回の旅も最終日、青春18きっぷのスタンプも5つ目となり、全てのマスが埋まる。
本日はここ琴平から瀬戸大橋を通って岡山に向かい、あとはひたすら東へ走って名古屋へ帰る予定。
でもって、本日もまずはトロッコ列車に乗車。本日の列車は、”アンパンマントロッコ号”!!
なんでまた、アンパンマンなのかというと、やなせたかしさんが高知出身ということで、JR四国はアンパンマンにちなんだ列車をいろいろと走らせているかららしい。
見事にアンパンマンだらけのこの列車。外装はもちろん、内装もアンパンマンやらバイキンマンやらメロンパンナちゃんやら...。もちろんアンパンマン弁当やアンパンマン・パンセットなども売っている。
だからといって、このアンパンマン・トロッコをあなどっちゃいけない。この列車に乗れば、なんとトロッコで瀬戸大橋を渡ることができるのだ。
しかも、列車の床にはガラス窓がはめ込まれていて、橋の下を覗くこともできる。
香川・琴平駅
アンパンマン・トロッコは、定刻通り琴平駅を出発。
瀬戸大橋を渡れると浮かれるおいらを尻目に、子供たちはアンパンマンで大騒ぎ。はっきり言って、おいらかなり邪魔。すまん...。
でもな、お前ら、よく聞け。
アンパンマンは愛と勇気だけが友達なんだよ。お前らなんか、友達じゃねぇんだよ...。
香川・丸亀
丸亀を過ぎると、瀬戸大橋の巨大な姿が街の向こうに見え隠れし始める。
快晴の本日は、白い主塔がよく見える。
ところで、このトロッコ列車。
いままでのトロッコと違い乗り心地が快適。全く揺れず、普通の列車となんら変わらない。
快適な乗り心地で文句を言ってはいけないが、”もうちょっとトロッコらしく走れよ”と言いたくなる。
ちなみに、アンパンマントロッコ号も3日目に乗った由布院のトロッコと同じく、1枚の指定券でトロッコと連結しているクーラーの効いた通常車両の2席を自由に使える。まさに、ゆとり世代の向けの至れり尽くせりのトロッコですな。
香川・瀬戸大橋
どんどん大きくなっていく瀬戸大橋に向かって、アンパンマン・トロッコは進んでいく。
瀬戸大橋に繋がる高架を登り、高松からの線路と合流すると、ついに、瀬戸大橋に突入。
瀬戸大橋は2階建てで、上が道路、下が線路になっている。よって、トロッコは線路と道路の間を潜るようにして本州へ走っていく。
左右そして眼下に広がる瀬戸内海。窓ガラス1枚隔てて見る海よりトロッコからみる海のほうがやはり、近くに感じられる。
だけど、おいらにとっては、瀬戸内海の景色よりも、瀬戸大橋という考えられないぐらい巨大建造物の中を走っていくこと自体に、ものすごく魅力を感じた。
電車が小さく見えるほどのつり橋を、人間ってのは作っちゃうんだね。いや、すげーよ。
ちなみに、瀬戸大橋の列車が走る部分が妙に広いのは、将来新幹線を通すためなのだとか....。瀬戸内海にかかるバブルの遺跡といったところか。
橋を渡り終えるとすぐにトンネルに入り、JR西日本管内に帰ってくる。
最初の停車駅・児島でトロッコの乗車区間は終わり、乗客は普通車両に移ることになる。
岡山・岡山駅
4日ぶりに岡山駅へ帰還。
あとは、山陽本線、東海道本線をただただ西へひた走り、名古屋に帰るのみ。
久しぶりにたくさん車両が連結された通勤電車に乗る。
兵庫・相生駅
1日目と同じく、わずか数分の乗り換え。
思わず、電車の写真を取り損ねたので、写真は相生駅ではなく下車した姫路駅で撮影したもの。
兵庫・姫路駅
長浜行きの新快速に乗り換え。
神戸に近づくに連れ乗客は増え、その後、京都を過ぎるまでかなりの混雑。
京都から徐々に客が降りていき、同時に日も沈んでく。
滋賀・米原駅
ついに最後の乗換駅米原に到着。
しばらくして、8番ホームに見慣れたJR東海の新快速がやってきた。
電車に乗り込み、座席に座ると、なんだか、もう家に着いたような気分。
そして、通算25本目、この旅最後の電車が出発する。
愛知・名古屋駅
新快速は何事もなく、名古屋駅2番ホームに到着。
ホームから新快速を見送り、5日間の西日本周遊は終了。
5日目乗車距離 430.9km
合計 1,910.3km
そんなわけで、青春18きっぷを使って、中国、九州、四国を巡る旅は、以上です。
ま、なにしろ、でん部の尖がった骨のところが痛い、痛い。(次回があったら、防災頭巾持参でヒップをガードしたいね)
列車にのった距離は合計1910.3km + 土佐くろしお鉄道の4.4km。途中のフェリーと名古屋駅から家までの地下鉄を加えると2000km以上、乗り物に乗り続けた5日間でした。
ちなみに、今回の西日本周遊コース。西日本にお住まいの皆様なら、どこからでも行けると思うので、次の夏休みにでも、ぜひ。
あと、関東にお住まいの方も、初日に”ムーンライトながら”で大垣まで行って、最終日は”アンパンマン・トロッコ”に乗らずに早朝から関東に帰るか、前日”ムーンライト高知”で京都に行けば、周遊可能です。(相当しんどいと思うけど...)
いやいや、お疲れ様でした、ヒロさんとヒロさんのケツ。
返信削除特にケツ。
一番うけたのは「アンパンマンは愛と勇気だけが友達なんだよ。お前らなんか、友達じゃねぇんだよ...。」のコメント・・・。
さすがです。
それだけでなく、所々の散りばめられているコメント全般的に面白いけど。
よく電車の写真撮れましたねぇ。
凄いなぁ。
次回も期待しています。
そいや数年前の夏休み、青春18切符を利用して、西日本へ行ったなぁ。
1日目:東京→熱海(夕飯)→浜松(宿泊)
2日目:浜松→鳥羽(観光)→伊勢(観光)→松阪(夕飯)→京都(ムーンライト乗車)
3日目:松山→道後温泉(観光)→今治→(フェリー)広島(観光と夕飯)→岡山(宿泊)
4日目:岡山→明石(昼飯)→天橋立(観光)→京都(夕飯と宿泊)
5日目:草野球の人数不足が発覚した為、始発の新幹線で東京へ戻る。
そんな感じでした。
確かに俺のケツはがんばった。
返信削除病気になるんじゃないかと思いました。
ところで、おやぢさんの18きっぷのルートって俺のより断然ヘビーですよね?
途中に車中泊もあるし。
俺も東京から時々ムーンライトで帰ってきますけど、あれって全然寝れないから、次の日かなりへばりますよね....。
ヘビーですかね?
返信削除自分的にはそれほど身体にはこなかったですが・・・。
岡山→天野橋立→京都の時のがヘビーといやぁヘビーだったかな。
天橋立→京都は同県とは思えないくらい長かった記憶が・・・。
ちなみに、ムーンライトで夫婦して爆睡してました。
「瀬戸大橋を渡る時、起きよう!」とか言ってて目覚ましセットしていたにも関わらず、二人とも起きませんでしたが、何か?
まぁ、松山に着いて降りた時、怠さはありましたけど、なんか平気でした。
車中泊とかけっこうする夫婦なんで、慣れているのかもです。
僕は車中泊が苦手で、特に深夜バスなんか乗ると100%体調壊すんですよね。
返信削除なので、車中泊ってだけで、なんか凄いことのように思えます!