2007-06-04

国道4号線 青森-東京743km (最終日)

 国道4号線の旅、いよいよ3日目です。
 3日目、国道日和(かどうかは知らんが)の良い天気朝を迎える。
 前日怪我をした足が、かなり腫れ上がっているが、痛みはそこそこひいてきた。まぁ、大した怪我じゃなかったということです。
 ところで、この日、日付はは5月4日。ゴールデンウイークもぼちぼち終わるので、遅くとも翌日の午前中には感想したいところ。
 残りの距離は、270kmなので、寄り道を控えてペースを上げていこうと、考えた。

東京まで272.6km地点よりスタート とりあえずの目標は宇都宮 200kmキロポスト
福島・福島

 本日は福島県、福島市よりスタート。
 距離が残っているので、福島県には目もくれず一気に100km先の宇都宮を目指すことにする。

福島・矢吹

 200kmのキロポストを発見。全工程の3分の2以上を消化。
 そして、あと40kmで長かった東北もおしまい。
 いやー、何よりも、ずんだ餅がうまかった。

福島・栃木県境 餃子専門店正嗣
福島・栃木県境

 そして、関東突入。
 ん??? あれ?? 栃木って、関東だよね???
 合ってる?

栃木・さくら

 本日の昼食は宇都宮名物の餃子。
 宇都宮の有名店正嗣の氏家店に行く。
 昼飯時ということもあるが、支店だというのに、なかなかの行列。

 入ってみるとメニューは、”餃子”と”水餃子”のみという男らしいノーガード戦法。
 さっそく餃子を3人前ほど注文。
 味は、まったく持って文句なし。
 何よりも、パリパリして、かつモッチリとした皮の食感が絶妙。
 これなら、餃子以外のメニューなんか無くて当然。最高!
 お値段は、6個入り170円と、めちゃウマの上にリーズナブル。

行けども、行けども 100kmキロポスト
栃木・宇都宮

 国道4号線は宇都宮市街地の手前で、バイパスと現道の二手に分かれる。
 分かれた道が、再び合流するのは、埼玉県内。
 時間が押していたし、お目当ての宇都宮餃子は食べてしまったので、今回はバイパスを利用して時間を節約することにした。

 が、これが大失敗。
 このバイパス、やたら立派な道路で、ほとんど高速道路。
 信号も無ければ、道路脇に店もなく、行けども、行けども、全く景色が変わらない。
 左右に広がる景色は、ただ、ただ田園。
 ”北関東田園地獄”と言ったところか...。

栃木・宇都宮

 そんな”北関東地獄”の真っ只中、最後のキリ番キロポスト、100kmのキロポストを発見。
 が、車を止めて写真を撮ることができるような道路ではないので、素通り。
 それにしても、景色が変わらん...。

栃木・茨城県境
2007/5/4 14:35 茨城・栃木県境
2007/5/4 14:40 栃木・茨城県境

 バイパスは茨城・栃木の県境に沿って走るため、栃木と茨城の県境を計3回通過する。
 が、まあ、”北関東田園地獄”の中ではどうでもいい瑣末な出来事。
 茨城にしろ、栃木にしろ田園であることに大差はない。

茨城・埼玉県境

 いつのまにか、埼玉に突入。
 だが、それでも景色はかわらず、あいかわらず田園地獄。
 もう、飽き飽き...。

草加せんべい ”東京までxxxkm”と書いてあったキロポストが、
埼玉に入ると”日本橋までxxxkm”に変わる
埼玉・越谷

 越谷にて、宇都宮で別れた現道と再び合流する。
 ここで、やっと田園地獄は終了し、4号線は街中を走る道となる。
 田園地獄をほぼノンストップですっ飛ばしてきたため、明日の朝どころか、日が沈む前に日本橋に辿りつけてしまいそうなペースになっている。

埼玉・草加

 草加せんべいというと、東京名物のようになっているが、発祥の地はここ埼玉県草加市。
 創業明治34年という志免屋さんで、草加せんべいをいただく。

 ......いや、おいしいいけどさ、おせんべいは、おせんべいなんだよね....。

上野を通過し、日本橋へ 日本橋
埼玉・東京県都境

 埼玉まで来れば、ゴールはもうすぐ。
 毛長川を越えれば、東京都足立区に突入。

 ところで、おいらが見逃しただけなのかもしれないけど、東京って都境に”東京都”って標識は立っていないの??
 なんか、都会人って冷たいなぁ....。
 東北はどの県でも標識どころか、”XX県へようこそ”ってでっかい看板がたっていたのに...。

東京・上野

 そして、上野を通過。
 ♪上野発の夜行列車降りたときから、青森駅は雪の中
 と、青森で歌ってから、早57時間。
 やはり、お江戸は遠かった。

東京・日本橋

 ついに、いよいよゴールの日本橋。
 1年半前の国道1号線の旅のときは、南からゴールしたが、今回は北からのゴールイン。
 1号線のゴール(元旦の夜でした...)は、誰もいないさびしい日本橋だったが、今回は沿道の大観衆がおいらのゴールを待ち構えておりました。
 いや、諸君、お出迎えごくろう!

 で、日本最長の国道の旅はこれにて終了。
 総走行距離は青森-東京間だけで、892.0km。名古屋からの行程を入れれば、軽く1,000kmを突破。本州の東半分をくるりと一周したわけです。
 で、その1000kmにさらに300kmを加えるべく、おいらは東京を後にし、名古屋に向かったのでした...。
 さて、次回は、日本海側の国道(7号、8号、9号)あたりを走破しますかね??

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