2025-01-13

西関東私鉄制覇の旅 428.1キロ (#3 京王編)

 目指している私鉄完全制覇達成に向けて、残された関東西部の私鉄を一気に制覇する旅。
 初日は京急と横浜市営地下鉄、江ノ電を制覇。
 そして一週間後、残りの京王と小田急と相鉄を片づける。本日は、これらに加えて小田原から伸びる伊豆箱根鉄道の大雄山線、小田急箱根の内、未乗だった小田原-箱根湯本間、東急全線1日制覇後に開通したため未乗である東急の新横浜線に乗る。

京王本線・高尾線

京王線と小田急線の一日乗車券を入手 #1 新宿 8:20発 京王八王子行 → 京王八王子 9:02着
(京王 京王線 特急 37.9km) #2 京王八王子 9:07発 新宿行 → 北野 9:09着
(京王 京王線 特急 1.8km) #3 北野 9:21発 高尾山口行 → 高尾山口 9:34着
(京王 高尾線 8.6km) #4 高尾山口 9:36発 新宿行 → 高幡不動 10:02着
(京王 高尾線/京王線 15km)
新宿・新宿駅

 京急と横浜市営地下鉄を制覇してから1週間、早朝の新宿駅から私鉄制覇を再スタートする。
 まずは、新宿駅を拠点とする2つの私鉄、京王、小田急に乗車するため、両線の1日乗車券を入手。
 お値段は京王が1000円で、小田急が2000円。営業距離はそれぞれ84キロ、120.5キロ。京急が87キロで2000円だったことを考えると、ちょっと京急さんがぼったくり気味だった気がしなくもない。(もちろん元は取ったけど)
 まずは京王から攻めるため、京王線の新宿駅ホームへ向かう。
 京王線の本線にあたる京王線は新宿から八王子までの37.9キロ。京王線全体の半分近くを占める大黒柱である。
 特急八王子行に乗車し、八王子に向かう。

八王子・京王八王子駅

 約40分で終点・八王子に到着。あっという間に京王京王線を制覇完了。
 新宿から伸びる京王線の2大終点といえば、八王子と高尾山口。続いては高尾山への足としてにぎわう高尾線を攻めるとする。高尾線へは八王子駅の一駅手前の北野駅から分離するので、新宿行きの列車に乗り一駅戻る。

八王子・高尾山口駅

 2分で北野駅に到着し、高尾線に乗り換える。
 本線から分離する高尾線、車窓に大きな変化はないのだが、車内の景色は一変する。今までは休日の閑散とした通勤路線といった雰囲気だったのだが、一点、高尾山登る気マンマンのリュックを背負ったカラフルな登山ウエアの乗客で賑わっている。
 高尾線は、6駅8.6キロの短い路線だが、最後の一駅間が単線で行き違いをするので、気持ち長めの13分の乗車となる。
 終点の高雄口に着くと、登山道やケーブルカーを目指し改札口へと人が流れていくが、私はもちろん、折り返し新宿行きとなった同じ列車で折り返すことにする。
 京王本線系統には、あと二つ盲腸線が残っている。多摩動物公園に向かう動物園線と東京競馬場に向かう競馬場線である。どちらもそのまんまの名前の路線で、一駅間のみの短い路線である。
 まずは、動物園線に乗るために高幡不動へ向かう。

動物園線・競馬場線

#5 高幡不動 10:08発 多摩動物公園行 → 多摩動物公園 10:11着
(京王 動物園線 2km)
#6 多摩動物公園 10:24発 高幡不動行 → 高幡不動 10:28着
(京王 動物園線 2km) #7 高幡不動 10:33発 新宿行 → 東府中 10:52着
(京王 京王線 9.3km) #8 東府中 10:56発 府中競馬正門前行 → 府中競馬正門前 10:58着
(京王 競馬場線 0.9km)
#9 府中競馬正門前 11:05発 東府中行 → 東府中 11:08着
(京王 競馬場線 0.9km) だだっ広い府中競馬場正門前駅 #10 東府中 11:12発 新宿行 → 調布 11:20着
(京王 京王線 4.9km)
日野・多摩動物公園駅

 30分ほどの乗車で高幡不動に到着。跨線橋を渡って、専用乗り場から4両編成の列車に乗り換える。
 わずか2キロの路線なので、2周で終点の多摩動物園駅に到着。動物園線を制覇。
 この路線に乗っていた私以外の乗客は、おそらく全て動物園に向かう親子連れ。テンション高めの小さい子供たちの背中を見送りつつ、孤独なおっさんは、男子トイレに寄り道をして、高幡不動行きに電車に乗る。
 高幡不動駅から京王線の新宿行に乗って20分の東府中へ向かう。

府中・府中競馬正門前駅

 東府中から府中競馬正門前行きに乗り換え、わずか2分で終点の府中競馬正門前駅に到着する。競馬場線は動物園線よりもさらに短い全長0.9キロ、まさに瞬殺であった。
 終点の府中競馬正門前駅は、文字通り東京競馬場の目と鼻の先にある。
 ちょっとまだ時間が早いので、頭の中が3連単という血気盛んな乗客はまだ少なめ。まあ、しかし動物園駅と府中競馬正門前駅、予想通り、見事に客層が違いますなぁ。
 駅のホームは頭端式で、改札に向かって大きく広がっている。G1開催時は人でごった返すはずである。地上駅の大きな頭端式ホームというのは駅の由緒正しい姿といった高貴な雰囲気がある。なかなか素敵な駅であるので、願わくば押さえの複勝すら外れたときも、荒れずに電車に整列乗車で電車に乗って家に帰ってほしい。

 これにて、京王線、高尾線、動物園線、競馬場線の京王線系統の大半が片付いた。残るは、調布から多摩方面に伸びる相模原線と、軌間も異なる独立した路線の井の頭線のみである。続いて、相模原線を制覇すべく、新宿方面の5駅先の調布駅に戻ることにする。

相模原線

橋本駅すぐ横でリニアの駅の工事をやっている #11 調布 11:26発 橋本行 → 橋本 11:49着
(京王 相模原線 急行 22.6km) #12 橋本 11:55発 新宿行 → 京王多摩センター 12:04着
(京王 相模原線 特急 8.9km)
調布・調布駅

 東府中から8分、調布駅に到着。いつのまにやら調布駅は地下駅になっていて、相模原線との分岐も立体交差になっているらしい。さすが首都・東京、街の変化が忙しない。
 今、調布の地上部分がどうなっているのか気になったのだが、先が長いのでさっさと急行を捕まえ、終点橋本に向かうことにする。
 調布の地下から地上に出たら、線路は高架に上り多摩川を超えていく。多摩丘陵を走り抜け、20分少々で終点・橋本駅に到着する。

相模原・橋本駅

 橋本駅のすぐ横では現在、リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)の工事の真っ最中。駅の到着直前に工事の様子が見えるのだが、グランドキャニオンのような断崖絶壁が見えている。どんだけ掘ってるんだ? こんなに掘っていいもんなんか? と心配になるぐらいの大穴。いや、とんでもない予算をかけてリニアの工事は進んでるみたいだけど、本当に完成するのかが心配。JR東海さん、大丈夫ですかね??
 そして橋本駅に到着したので、相模原線も制覇、京王の残りは井の頭線のみとなった。

 橋本駅からは、多摩丘陵の中心、多摩センター駅に戻る。多摩センターとその隣の永山駅の間は、京王相模原線と小田急多摩線が並走しているので、井の頭線は後回しにして、小田急の制覇に取り掛かることにする。
 橋本駅の折り返し電車でもリニアの工事現場見たけど、あれ、すごいわ。一度間近で見てみたいものですな。

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