関東私鉄の乗り潰しを完遂させるべく、京急の制覇を実行。品川を出発し、逗子・葉山駅で完了。
続いては横浜市営地下鉄に取り掛かるが、その前に江ノ電に寄り道ならぬ、寄り鉄する。
江ノ電
(JR横須賀線 3.9km) 繁盛期は駅前に入場列ができる江ノ電鎌倉駅 #12 鎌倉 14:00発 藤沢行 → 藤沢 14:37着
(江ノ島電鉄 10km) 湘南海岸が見えてきた江ノ島まであと少し
鎌倉・鎌倉駅
逗子から鎌倉は11分。ここでもまた、江ノ電と反対側の改札口から出てしまい、無駄にあるいて江ノ電の鎌倉駅に到着した。
多分、記憶では江ノ電は何度か乗っているはずなのだが、全線乗り通したか定かではなく、このブログでも記事になっていないので、私鉄全線制覇のため、満員電車を覚悟で乗車することにする。
ご存じの方も多いと思うが、週末の江ノ電はむちゃくちゃ混雑する。繁忙期だと小さな4両編成では乗客をさばききれず、積み残しが発生する。この日も、当然のごとく駅の前が人ごみでごった返していた。とはいえ、入場規制がされるほどではなく、とりあえず構内にはすんなり入ることができた。
と、安堵したのは束の間で、改札の右手のホームは次の列車を待つ人々ですし詰め。乗れるんじゃろうか?
人ごみをかき分け、比較的人の少ないホームの先頭の方で待つ。電車というものは詰めればアホみたいに人が圧縮されるので、ホームにあふれていた人の群れをどうやら無事押し込むことができたらしく、積み残し無く無事発車した。車内は当然すし詰めで、そして外国人ばかり。世はインバンドのたけなわである。
正直混雑にうんざりはしたのだが、砂浜を間近に見ながら走る満員電車なんて、江ノ電ぐらいのものと思うと、まあそれも風情かなと思うようになってきた。天気も良く、住宅街を抜けると、窓の向こう海がきれいに見えてきた。
結局混雑は江ノ島駅まで続き、ようやく席に座れ、そこから十分あまりで終点・藤沢駅に到着した。ちょうど営業距離10キロの江ノ電を制覇。
藤沢・藤沢駅
ずーっと地上を走った挙句、最後の最後に高架になった江ノ電のホームはビルの2階にある。そこからペデストリアンデッキを通って、小田急の藤沢駅に向かう。間にはバスターミナルがあるので、まあまあの距離がある。JRの藤沢駅の前で階段を降りて、地上駅の小田急・藤沢駅に到着。
相模大野駅の普通列車を捕まえ、4駅先の湘南台へ向かう。
ブルーライン
藤沢・湘南台駅
8分で湘南台駅に到着。湘南台駅は、小田急と相鉄、横浜市営地下鉄の三線が乗り入れる駅。しかも相鉄いずみ野線と横浜市営地下鉄ブルーラインは終点駅なので、地域の一大ターミナルである。小田急と相鉄は地上駅、地下鉄は地下駅なのだが駅舎と改札はすべて地下にあり、地下通路で乗り換えることができる。
小田急の改札を出て、横浜市営地下鉄の乗り場に向かい、一日乗車券を購入することにする。横浜市営地下鉄もPASMOバージョンの一日乗車券があったので、朝、品川駅で入手したPASMOを使おうとしたのだが、どうやら京急の一日乗車券の期限が切れるまでは券面の書き換えができないようになっているらしい。んなるほど、PASMOの一日乗車券ってのは、内部的には定期券の扱いになっているってことやろうね。
仕方がないので、磁気きっぷの一日乗車券を入手。お値段は600円也。
昨今、数少なくなった磁気きっぷ対応の自動改札機を通り、ホームで待ち構えていたあざみ野行きの列車に乗り込む。
横浜ブルーラインは、なんと全長40キロ、全国でも大江戸線に次ぐ長さを誇る長大地下鉄路線である。湘南台から横浜の港沿いを通って、横浜駅、新横浜駅を経由してあざみ野に向かう。時間にして1時間10分ほど。快速運転も行っており、快速を捕まえると10分ほど時間が縮まる。
運よく快速に乗ることができたので、あざみ野までは1時間1分で行ける。と、いっても、まあまあの長さで乗車時間は本日の最長不倒タイ。しかも、その都の景色が見えない地下鉄、さらにベンチシート。これはまあまあしんどい。
(横浜市営地下鉄 ブルーライン 快速 40.4km) #15 あざみ野 16:10発 湘南台行 → センター北 16:14着
(横浜市営地下鉄 ブルーライン 3.1km)
横浜・あざみ野駅
予定通り1時間で終点あざみ野駅に到着。何度か地上をはしったもののやはり地下鉄。ただひたすら走り去る薄暗いコンクリートの壁を見るだけの旅であった。
横浜市営地下鉄はブルーラインとグリーンラインの2線があり、センター北とセンター南という何のアイデンティティもない駅名の二つの駅でクロスしている。
ということで、2駅戻って、センター北駅に向かうことにする。
グリーンライン
(横浜市営地下鉄 グリーンライン 5.7km) #17 中山 16:38発 日吉行 → 日吉 16:59着
(横浜市営地下鉄 グリーンライン 13.1km)
横浜・センター北駅
センター北駅、英語表記は"Center Kita"。"Center North"と書くと真ん中なのか北なのかわからんだろうからという配慮だろうが、日本語ネイティブの私からしても、「センター北」と普通名詞二つ並べられても、一体なんのことかわからない。横浜の中心でも世界の中心でもなさそうなので、きっと宇宙の中心なんだろう。大宇宙の中心の北駅と南駅は高架駅で、その間ブルーラインとグリーンラインが並走している。もしかしたら生命の起源はこの2線の邂逅なのかもしれないと太古に思いをはせながら、空を見上げたらすっかり日が傾いていた。ぼちぼち冬至が近づいている。
ホームからエスカレータを降り、ちょっと歩いてまたエスカレータで上ると、グリーンラインのホームに到着した。
グリーンラインはブルーラインと違い、全長わずか13.1キロ、時間にして20分少々の距離である。
まずは南に向かう中山駅行きに乗車する。
横浜・中山駅
ブルーラインと並走するセンター北とセンター南は高架だが、その後は地下路線となる...、と思いきや2駅先の川和町駅で再び地上に出た。
高架を覆うトレインシェードが大きい川和町駅はホームがたくさんあるのかと思ったら、どうやらホームの隣に留置線がならんでいるようだ。車両基地が近く入出庫用の線路なのだそうな。
そして、次の中山駅で早くも終点。わずか10分の旅である。折り返して、日吉に向かう。
横浜・日吉駅
グリーンラインはまだまだ発展途上の路線であり、ブルーラインと比べると乗客が少ない。特に中山近辺の乗車率は低く、日吉に向かうにつれ乗客が増えていくようだ。
日吉までは20分。高架上のセンター南とセンター北を通過するときはとっくに日没の時刻を過ぎ、真っ暗になっていた。
全10駅、21分で終点日吉に到着。グリーンライン並びに横浜市営地下鉄全線制覇完了である。
東急の日吉駅の地下に駅があり、両線のホームは直交している。深い地下からエスカレータで地上に上がり、この日の全日程は終了。
続きは、翌週末に実行する予定。
京王、小田急、相鉄と大雄山線、小田急箱根の小田急乗り入れ区間、東急新横浜線、そして宇都宮ライトレールに乗車する。
0 件のコメント:
コメントを投稿