ロケット打ち上げ見物のため、種子島を訪れたのだが、種子島に来たからには、やっておかねばならないことが、もう一つある。
鹿児島市内から、種子島、奄美大島を経由して沖縄本島を縦断する国道58号線の種子島区間の制覇だ。
国道58号線の鹿児島区間(わずか700メートルほど)は、国道10号線旅のとき、沖縄本島は、昨年制覇したので、残すところは、種子島と奄美大島。
今回の種子島で、やっとリーチですな。
種子島・門倉岬
国道58号線の旅を始める前に、島の最南端・門倉岬を訪ねた。
1543年にポルトガルから鉄砲が伝来し、日本で始めて鉄砲がぶっ放されたのが、ここ門倉岬沖なのだそうな。
妙な鉄砲の銅像とチープなポルトガル船の展望台にがっかりさせられますが、海に張り出した岬からのながめは、最高でした。
種子島・島間港
種子島の南の港・島間港に移動して、ここから58号線の旅が始まる。
島間港は、ジェットフォイルが到着する西之表港とは違い、コンテナがつまれた静かな港だ。
国道58号線の種子島区間は、西之表港から島間港までの約50キロ。
島間港から先は奄美大島に続くのだが、だからと言って、ここから奄美大島へのフェリーがでているわけでもなく、そもそも種子島から奄美大島への航路は存在しない。
国道58号線は、あくまでも沖縄返還を記念した象徴的な道路で、実際の所、他の国道とは異なり、島を結ぶ”ルート”としては機能していないのである。
島間港からしばらく、58号線は南下を続け、南種子町(みなみたねちょう)の市街地あたりで向きを反転し、西之表港に向かって北上を始める。
58号線は、種子島唯一の国道で、島内でも最重要な道路なのだが、直轄国道(国が維持管理する国道。通常、国道は都道府県や政令指定都市が管理する)ではないので、どこからどうみても、普通の2車線道路。国道名物のキロポストもない。
鹿児島市内から通算したキロ表示が掲げられているのではないかと期待したので、少しがっかりですな...。
種子島・千座の岩屋
南種子町を通過した辺りで、種子島の東海岸にちょっと(いや、かなり)寄り道する。
種子島宇宙センターの北側にあたる海岸に、景勝地”千座(ちくら)の岩屋”がある。海に張り出した岩を海水が侵食し、洞窟が開いているという場所だ。
夏は海水浴ができる綺麗な砂浜なのだが、まあ、今は、寒いだけですなあ..。
岩屋を眺めた後、近くの売店で安納芋の焼き芋を購入する。
安納芋とは、種子島名物のさつま芋で、輝かしい黄金色とねっとりとした食感が特徴。
人工物ではないかと疑うほどの甘さで、おいしゅうございました!
寒さの余り、忘れてしまっていたが、本州より南に位置する種子島には、亜熱帯の植物であるマングローブが自生している。
マングローブやさとうきび畑をみると、本州とは少し違う気候なんだなぁと思うのだが、冬の体感温度としては、おいらの住んでいる名古屋と全く変わらない。いや、やっぱり、日本って狭いんだね。
種子島・STEPPIN' LION
種子島には二つの町と一つの市ががあり、それぞれ市街地が一つづつある。真ん中にあるのが中種子(なかたね)町で、その街中にあるハンバーガー屋さんで、遅い昼食というか夕食にありつく。
名物は、ジャークチキン・バーガーらしいのだが、本日は生憎の品切れ...。
でも、代わりに頼んだハンバーガーもボリュームたっぷりで、美味しかったです。
種子島・中種子町市街地
中種子町市街地で宿泊しているので、本日の旅はここまで。
続きは、また明日ということで...
種子島・中種子町市街地
翌朝、中種子町から国道58号線の旅を再開。
中種子町から北上すると、しばらくして海に出る。そこから先は、種子島の中心市・西之表市で、その中心の西之表港が国道58号線の起点となる。
あいかわらず、広めの片側1車線道路が続き、あっという間に西之表港に到着。
種子島・西之表港
国道58号線の起点は、ジェットフォイルなどが到着する埠頭ではなく、その隣の漁港の目の前にある。
これまた、終点の島間港以上に微妙な交差点が起点となっていて、なんだか路地裏っぽい道となっている。
起点側にもこれといった標識はなく、国道マニアとしては、物足りなさがあるのだが...。まあ、国道はマニアのためにあるわけではないので、しょうがない。
で、なんで、こんな朝っぱらから西之表港に向かったかといえば、これから屋久島に渡って、屋久島見物を行おうと考えていたからだ。ということで、
0 件のコメント:
コメントを投稿