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2010/02/06

国道10号線 鹿児島-北九州462km(1日目)

 2009年の末、国道の旅、いよいよ本格的に九州上陸!
 九州の東側を縦断する国道10号線を終点・鹿児島から起点・北九州へ向かって北上してきました。
(あれ、もう、2月じゃん....。)

照国神社前交差点が3号線と10号線の終点(左上・左下)
国道終点碑も建っている(右上)
キロポストは462.8km(右下) 西郷隆盛像前が沖縄に続く国道58号線の起点 九州本土の国道58号線は
わずか700メートル余りで終了
鹿児島・照国神社前

 九州を縦断する国道は国道3号線と10号線の二つがある。共に国道2号線の終点でもある関門トンネルの出口、北九州市門司区老松公園前の交差点から出発し、国道3号線は九州の西、国道10号線は東を通って鹿児島市内の照国神社前の交差点を目指す。
 で、今回は九州の東側を通る10号線を使って、鹿児島から北九州まで400km余りを走破する。
 両国道の終点、照国神社交差点を南から眺めると、左が国道3号線で、右が国道10号線となる。ということは、今回はこの交差点を右に進んで北九州は門司を目指すこととなる。

鹿児島・西郷隆盛像前

 ところで、スタート地点からわずか1ブロック200メートルほどで有名な西郷隆盛像があるのだが、その交差点が国道58号線の起点となる。
 国道58号線というのは、2桁国道最大の番号を持つ国道で(59~100号は欠番)、ここ鹿児島から始まって種子島、奄美大島を経由して沖縄を縦断するというというとんでもない国道。
 この国道だけは、さすがに一気に走破するのは難しいので、今回、鹿児島市内分だけでも走破しておこうと、ちょっと寄り道。

鹿児島・NHK鹿児島放送局前

 寄り道と言っても国道58号線の鹿児島市内区間はわずか700mで終了。続きは、鹿児島湾の外に浮かぶ種子島へ。
 終点のNHK鹿児島放送局前の交差点の向こうには噴煙を上げる桜島が見える。

鹿児島・鹿児島港

 鹿児島に来たからには、桜島は行っとかないとあかんでしょう。っつーことで、鹿児島港から桜島フェリーに乗り込む。
 鹿児島、桜島間はわずか15分。フェリーは鹿児島の交通の要所でもあるらしく、10分に1度というハイペースで船が出港する。鹿児島港側から乗るときは、きっぷは不要で改札もなく、車のまま船に乗り込めばいいらしい。
 料金は桜島に着いて船を下りてから、高速道路の料金ゲートのような場所で払うというシステム。
 1文無しでもとりあえず船には乗れるってのは、なかなか画期的ですな。

桜島フェリーで桜島へ上陸 北岳の噴火跡 有村観測所に行く途中で噴火! 大正噴火の際埋没した鳥居
桜島・桜島港

 わずか15分で桜島に到着。
 いよいよ火山が目の前に。

桜島・湯の平観測所

 まずは、湯の平観測所にて噴火口跡を見物。
 桜島には、北側と南側に噴火口があり、この観測所から見えるのは北側の噴火口。
 北側の火山活動は、5000年ほど前に終了しており、その後現在まで活発に噴火を繰り返しているのは、南側の噴火口だそうな。
 しかし、5000年前に噴火したといっても噴火の跡は結構生々しく、つい最近爆発が起こったばかりのようにも見える。

桜島・有村観測所

 続いて、現在も噴火中の南の噴火口を見るため、有村観測所に向かう。
 ところが、観測所にたどり着く前に桜島さんが一発発射。
 桜島はここ1年ほど急激に活動が活発になり、毎日のように噴火爆発を繰り返しているらしい。
 しばらくすると、空から灰が降ってきた。火山灰って言うけど、灰っていうよりは小さな砂利で、車のフロントウインドウにバラバラと音を立てながら落ちてくる。
 毎日こんな砂利みたいなものに降られたら、うんざりですわ...。鹿児島の皆様、ホントご苦労様です。

桜島・黒神神社

 続いて、島の東側にある溶岩で埋もれた鳥居の見学。
 大正の大噴火で高さ3メートルの鳥居の下2メートルが溶岩で埋もれたらしい。この時の大噴火で桜島は隣の大隅半島と陸続きになったのだそうだ。
 まぁ、山を作っちゃうぐらいだから当たり前といえば当たり前だけど、溶岩の量ってのはすごいですわ。

本土最南端佐多岬 恐怖!! 壁の無い展望台
鹿児島・大隅半島

 桜島見物が終わったところで、鹿児島湾の東側大隅半島に移動。目指すは、先っぽの九州最南端、すなわち本土最南端の佐多岬。
 どうでもいいが、佐岬(さたみさき)は鹿児島だが、佐岬(さだみさき)は四国。めんどくさいことこの上ない。

大隅半島・佐多岬

 大隅半島は意外とデカい。端っこの佐多岬まで約2時間かかった。
 駐車場に車をとめると、あとは入場料300円を払って徒歩で佐多岬を目指す。

大隅半島・佐多岬

 何度か階段を登り降りした末、10分少々で佐多岬先端を拝むことができた。
 で、さらに入場料200円を払うと展望台から佐多岬を見下ろすことができるのだが、この展望台がヤバい。
 いつぞやの台風で展望台の壁が吹き飛ばされたとかで、展望台は吹きっさらし!!
 一応、架設の柵は設置してあるが、そんなもん何の気休めにならないほど危険。
 いや、マジで怖いって...。

山川・根占フェリー
大隅半島・根占港

 続いては、大隅半島を少し戻って根占港からフェリーで、鹿児島湾をはさんで反対側の薩摩半島へ向かう。
 なんだか人影まばらなフェリーに乗り込み、1時間ほどで対岸の山川港に到着。
 山川港は”砂蒸し温泉”で有名な指宿の近くで、おいらも温泉に入りに指宿へ向かう予定だったのだが、船の中に張ってあった”山川砂むし温泉”のポスターを見て、行き先を変更することにした。
 なんでも、港のある山川にも砂むし温泉があって、ポスターの景色が、なんだかすごくよさげに見えたのだ。

山川砂むし温泉 伏目海岸の絶景を望みながら蒸される スヌーピーの形をした(?)岩山
指宿・伏目砂むし温泉

 港から入り組んだ道を進むこと10分少々。
 なんだかずいぶん寂れた、観光客の姿もまばらな場所で砂むし温泉を発見。
 「大丈夫かいな?」と思いながら砂蒸し場(って言うのか??)を覗いてみたらなかなか風情のある景色が広がっている。砂蒸し温泉のある伏目海岸は、目の前に開聞岳という美しい山を望むすばらしい景勝地。
 この景色の中で砂に蒸されるってのは悪くはない。 

 入浴料800円を払うと、浴衣を渡され更衣室で浴衣一丁になれと指示される。
 なんだか下半身をスースーさせたまま砂場に向かい、人が入れる程度に並べて掘られた窪みの一つに寝そべると、バイトの兄ちゃんたちに、容赦なく砂を浴びせかけられる。
 意外と砂が重く、なんだかちょっと苦しいぞとか思っているうちに、尻あたりがじんわり暖かくなってくる。
 しばらくすると、体中が温まり、体中から汗が出始めてくる。
 いや、これは、気持ちいい!!
 土の中はサウナ状態なので、15分ぐらいで限界。
 ちなみに、砂から出るときは、手から自力で這い出なくてはならず、のぼせた体には中々の重労働。
 砂から出た後は、シャワーで砂を流して、入浴完了。
 いやー、なんだか病みつきになりそうな気持ちよさ。砂むし、ええわぁー。

指宿・ヘルシーランド

 砂むし温泉を満喫して、ぼちぼち鹿児島に帰ろうと思っていたところ、女性二人組に「すいませんが、写真を撮っていただけませんか?」てな感じに声をかけられた。もちろん、「喜んで!!」と、写真を撮ってさしあげた。
 二人組の内、1名はおいらと同郷の名古屋らしい。こんな九州の端っこで文化的日本の端っこの名古屋市民が出会うなんてのは、ものすごい偶然だ。
 それはさておき、もう1名は地元の方らしく、すぐ近くに”ヘルシーランド”いう、地元民御用達のいい温泉があると教えてもらい、せっかくなので、そこに立ち寄ってみることにした。
 ヘルシーランドは、砂むし温泉のほぼ真上といってもいい位置の崖の上にある。
 いや、この温泉、あまりに軽い”ヘルシーランド”って名前からは想像できないほどの本当に素晴らしい温泉ですわ。
 なにが素晴らしいって、露天風呂から眺めるその景色!
 おいらが今までに訪れた温泉の中で、景色でいえば間違いなくナンバー1。
 崖の上にある露天風呂から、何一つ遮るものもなく、伏目海岸と開聞岳を見下ろすことができ、まさに”海岸を独り占め”という気分を味わえる。
 いや、風呂なのでカメラを持っていかなかったため写真がないのが残念!
 知る人ぞ知る穴場温泉だけに、情報を教えてくれたお二方、本当にありがとうございました!!

 あ、そうそう、温泉から見える山がスヌーピーの形に見えると、ヘルシーランドの入り口に書いてあった。
 最初はまったくスヌーピーに見えなかったのだが、一旦スヌーピーに見えると、もうスヌーピーにしか見えない。このスヌーピー山(名前がわからん)も、この温泉の見所です。

しろくまで有名な”むじゃき” デカイ上に力ずくで押し込まれている
でも、750ml完食
鹿児島・天文館むじゃき

 さて、すっかり夜も更けたところで、やっと鹿児島に帰還。
 山川砂むし温泉で出会った地元の方に、『山川の名物は”鰹のたたき”だから、ぜひ食べて』と言われて、店も紹介されていたのだが、あいにくの休業。
 失意のまま、鹿児島に帰って「鹿児島ラーメンでも食うか...」食ってみたのだが、見事に不発。(あまりに不味かったので店の名前は省略)
 お口直しというわけではないが、デザートに鹿児島名物”白熊”をいただく。
 白熊は鹿児島繁華街のレストラン・むじゃきの名物カキ氷。まぁ、ようするにフルーツが団塊世代ののようにうじゃうじゃと押し込まれたカキ氷。
 店で食べるのもよいのだが、有名なのはお持ち帰りようのカップに入った白熊。カップ自体も750mlとバカでかいのだが、そのカップにこれでもかというぐらいの圧力で大量のカキ氷が押し込まれている。(最近はコンビニでも白熊が売られているが、アレとはサイズが桁違い)
 もともとは氷山のごとく聳え立っていたであろう白熊を無理やりカップに押し込むのだから、そのボリュームと圧迫感はかなりのもの。カキ氷というよりは人工氷河となっている。
 岩盤からドリルで鉱山を発掘するかのように、力ずくで氷をかち割りながらフルーツをかっ食らう醍醐味に、気分は西部の荒くれ者!
 これでもか! これでもか! と白熊にスプーンを突き立てるのだが、尽きることなく湧き出る泉のごとく分量が一向に減らない。
 ま、うまいんですが、それよりなにより、食い終わった後の根拠のよくわからない達成感は病みつきになりますわ。

1日目
北九州まで:462km

あ、結局、今日、1ブロック分(200m)しか進んでないじゃん...。

2 件のコメント:

  1. 一昨年のGWに鹿児島へ行ったのを思い出しました。
    急に妻が行こうと行ったので、航空券だけでとんでもない出費だったのですけどね・・・。
    なんかヒロさんと同じ場所に行ったなんて光栄ですよw。

    指宿の蒸し風呂はいいですよね。
    関東では九十九里にあるようなので行ってみたいのですが、まだ行ってないです。

    同郷の女の子がいたとかいったところがありましたが、もちろん連絡先の交換したんですよね?

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  2. > 同郷の女の子がいたとかいったところがありましたが、もちろん連絡先の交換したんですよね?

    あぁ....。
    いや、不甲斐ない結果でしたが...。
    はぁ。

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