2009-09-26

青春18きっぷ使いきり 東日本周遊2396.1km (4日目)

 青春18きっぷ1枚5回分で、名古屋-北海道を往復する旅。
 本日の行程は、秋田から日本海を南下し、新潟へ。

3日目のスタンプ
初日の野田さんの達筆に穴が... 秋田 9:50発 普通 酒田行き
(羽越本線 104.8km)
酒田 11:39着
秋田・秋田駅

 いやね、おいらにとってこの旅のメインイベントは、”北海道上陸”と”函館見学”と”青函トンネル見学”だったんだど、全部昨日の3日目までに終わっちゃったんだよね。
 ということで、今日と明日は、まぁ、言うならば、ただひたすら普通電車に乗って名古屋に帰るだけの旅なんですわ...。
 そんなわけで、秋田より名古屋に向けて、本日の旅のはじまり。

だるま寿司にて、昼真っから寿司を食らう 旧鐙屋 本間家旧本邸 本間美術館
山形・酒田

 本日の工程は、秋田から新潟までなのだが、時間的にはどこか一ヶ所で観光ができる。
 で、選んだのが酒田なのだが、まぁ、選んだというか、電車の都合的にここがちょうどよかっただけで、他意もなければ、予定も特になし。
 ま、とりあえず、町に出て昼飯でも食べますかね。

酒田・だるま寿司

 とりあえず、適当に乗ったタクシーで、酒田で美味いものは何かと尋ねたら、帰ってきた答えはやはり、「日本海の海の幸」。それならばと、紹介してもらったお勧めの寿司屋がここ”だるま寿司”。
 奮発して、特上寿司を注文して見たが、実際、美味い。
 だるま寿司を紹介してくれた、タクシーのおっさんに感謝、感謝。

酒田・旧鐙屋(あぶみや)

 現地に行って始めて知ったのだが、酒田という町は江戸時代に廻船問屋が繁盛した港町として発達した町なのだそうだ。江戸時代、東北の米が、酒田を経由した西廻り航路で、大阪に運ばれて行ったらしい。
 酒田の廻船問屋の代表、”鐙屋”の建物が現存しており、一般公開されている。
 鐙屋の建物で、当時の廻船問屋の繁盛ぶりが伺えるのだが、それより、商売ってのは、江戸時代からかなり高度かつ大規模に行われていたんだということに驚嘆。
 商人ってものにも、なかなか深い歴史があるようで。

酒田・本間家旧本邸

 鐙屋のすぐお隣にあるのが、本間邸。
 本間家というのは、戦後の農地解放まで日本一の地主であった家で、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」と詠われるほどの栄華を誇ったそうな。
 で、現存している本間家旧本邸というのは、本間家の居所であった商家造りと、幕府の巡見使一行を迎えるために本間家が建てた武家屋敷が一体となった珍しい造りの建物。
 建物も立派ですごいのだが、見所はこの建物の武家屋敷部分の汚れっぷり
 本間家は第2次大戦開戦直前までこの家に住んでいたのだが、屋敷の半分を占める武家屋敷部分は、足を踏み入れず大切に保存し、全く手付かずのまま綺麗に残してあったのらしい。
 しかし、戦時中この建物は、帝国陸軍に接収され、戦後は地域の公民館として利用されたらしい。
 問題は、戦後の公民館利用で、このとき習字教室などが開催されていたらしく、壁の至る所に墨が跳ねた跡があり、ガキがプロレスごっこでもしたのか、壁や鴨居が破壊された跡がある。
 そういえば、おいらもガキのころ習字教室に通っていたのだが、まぁ、汚れ具合はこんな感じだった。
 江戸時代の長きに渡り大切に保存されていた武家屋敷が、習字教室によって汚染される様ってのは、なかなか見ることのできないシュールな文化遺産ですな。
 なんとも、興味深いですわ。

酒田・本間美術館

 旧本間家本邸から歩いて20分ほどの場所に、本間家の所有する文化財を展示した本間美術館がある。
 日本庭園が綺麗な、いいところです。
(地主だかなんだか知らんけど、金持ちっていいね~)

酒田 16:11発 快速 きらきらうえつ 新潟行き
(羽越本線・白新線 168.2km)
新潟 18:28着 社内の売店でかった”だだ茶豆”の煎餅
あなどれない、おいしさ なんか、今日も曇っているんだけど...
山形・酒田駅

 そうこうしている内に電車の時間になったので、駅に戻る。
 本日、乗車する電車は”きらきらうえつ号”新潟行き。
 昨日乗った、リゾートしらかみ号と似た感じの電車で、先頭車両にはやはり展望ラウンジがある。ただ、しらかみ号と違い車内に売店があり、お茶や和菓子なども販売している。
 そこで、山形名物”だだちゃ豆”のせんべいを買ったのだが、これが、かなりのお味。
 だだちゃ豆、名前は腑抜けているが、味は確かですな。

山形・新潟県境近辺

 ところで、このきらきらうえつ号でも、日本海に沈む夕陽を眺めることができるらしい。
 昨日、リゾートしらかみで見損ねた夕陽のリベンジを果たしたいところだが、なんだか今日も曇ってるね...。

やはり、今日も夕日は雲の中 新潟がこの旅最後の宿泊地
新潟・新潟駅

 新潟駅に到着。
 ちなみに、この日の日没は18:30なのだが、まったく夕陽が見える気配はなく、なんだか、もう真っ暗ですわ...。
 この旅は、ほんと、天気に恵まれなかったなぁ。
 さて、明日は、新潟から、長野を経由して名古屋まで中部山岳地帯を一気に縦断する予定。

4日目乗車距離 273.0km
合計 1,934.0km

4 件のコメント:

  1. じゃすみん26/9/09 21:24

    わ~い、upされてる♪
    廻船問屋かぁ。鐙屋(あぶみや)なんて読めないや。こっちにもそういう重要文化財のお家はあるけど 維持が大変みたいだよ。さすがに習字教室は開かれてなかったようだけど。
    お寿司美味しそう!清水の舞台から飛び降りなきゃいけないほど奮発しちゃったのかな?

    今回も夕日さんとは 相性悪かったようで。
    新潟って かまぼこが有名だったっけ?駅前に看板出てるぐらいだから美味しいのかもね。

    あと1回かぁ。楽しみに待ってるね。

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  2. 鐙ってのは、乗馬の時に、足を引っ掛けるヤツだよね。

    ところで、俺は元々雨男なんだけど、今回は、ひどかったです。
    ずーっと曇ってたからねぇ。
    天気と関係がないトンネル見物をメインにしていてよかったよ。

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  3. おやぢ8/11/09 09:10

    あら?
    何かコメント私してませんでしたっけ?

    ヒロさんの尻がどうのこうの???

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  4. いや~、僕はコメント拝見しませんでしたよ。
    尻がどうこうってコメントは、去年の青春18きっぷの旅で見たような気もしますが..。

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