2009-09-23

青春18きっぷ使いきり 東日本周遊2396.1km (3日目)

 青春18きっぷ1枚5回分で、名古屋-北海道を往復する旅。
 2日かけて北海道までやってきたのだけど、帰りは、日本海側を回っていくので3日がかり。さっそく、今日から南下開始。
 さっそく本州に再上陸と行きたいところですが、その前に青函トンネル内の地下駅・竜飛海底駅を見学。

まずは、函館朝市で腹ごしらえ 函館 10:40発 特急 白鳥18号 八戸行き
(江差線・津軽海峡線 96.5km)
竜飛海底 11:48着
函館・函館朝市

 函館の朝といえば、当然朝市。
 ウニ、カニ、イクラを大量に載せた巴丼で、北の大地の海の幸を堪能するのがここのお作法。
 ということで、朝っぱらから丼をいただく。
 まぁ、個人的にはもう少し少量で値段が安いとありがたいんだけどね....。
(要するに、なんっつーか、質より量的な感じで、大味だったってことですわ)

函館・函館駅

 さて、さっそく3日目出発ですが、本日は、まずは、青春18きっぷを使わず特急に乗る。
 なぜかというと、今日はまず、青函トンネル内にある海底駅”竜飛海底駅”を見学するのだが、この駅を見学するためには、指定の列車の乗車券とセットにした「竜飛海底駅見学コース」という切符を購入しなくてはならない。(そもそも、その指定の列車しかこの駅には停車しない)
 そういうルールなら仕方がないので、”青春18きっぷの旅”という旅の趣旨には目を瞑って、特急に乗っちまおうっつーことですわ。
 そんなわけで、まずは、函館ホワイトベース・カタパルトから竜飛海底駅へ”特急・白鳥18号”行きま~す!

車掌さんが非常コックで扉を開けて、竜飛海底駅に到着 駅構内は、延々とトンネルが続く トンネルがだんだんと細くなる 青函トンネルの説明図 ケーブルカーで地上に
津軽海峡・竜飛海底駅

 そもそも、竜飛海底駅とはなんぞやという話。
 青函トンネルには、青森側と北海道側にそれぞれ、竜飛海底駅と吉岡海底駅という二つの海底駅があり、どちらも、時刻表に乗っているれっきとした”駅”。とはいえ、海底にある駅なので、通勤のおっさんが乗り降りするわけでもないし、電車だって見学者用の電車が一日数回停車する程度。
 では、なんでそんな駅があるのかというと、これらの海底駅はもともとは、青函トンネルを掘るときの青森側と北海道側の基地の跡で、現在は、青函トンネル内で緊急事態が発生した時に、電車をこの駅に止めて乗客を地上に脱出させるために存在している。
 二つの海底駅のうち、竜飛海底駅は1日3回見学コースが設定されていて、通常はこの見学コースの参加者のみが下車することができる。
 ちなみに、吉岡海底駅は、2015年開通予定の北海道新幹線の工事のため閉鎖中で、今回見学した竜飛海底駅も新幹線開業後は、見学を中止するらしい。
 そんなわけで、新幹線が開通する前にぜひ一度見学したいということで、おいらも見学コースに参加してみたわけ。

 駅に着くと、車掌さんが非常用のコックで扉を1枚だけ開いて、見学コース参加者のみを竜飛海底駅に降ろす。
 当たり前といえば当たり前だが、そこは、”駅”というよりも、やはり”トンネル”で、ホームもあるにはあるが、人が一人立てる程度の狭さ。
 ホームから横につながる横穴を抜けると、そこそこ広い空間があり、”竜飛海底駅”の看板も掲げられている。
 ここで、見学コースの説明を受け、荷物をかぎ付きの箱に預けて、見学を開始する。
 JRの係員のおっさんの説明を聞きながらトンネルを歩いていくと、段々とトンネルが細くなり、いくつものトンネルが枝分かれする。あとは、松明さえあれば、リアル地下ダンジョンですな。

津軽海峡・体験坑道駅

 海底駅を10分ほど歩き、ケーブルカーの乗り場へ向かう。
 ケーブルカーというのは青函トンネルを工事していたときに利用していたもので、竜飛岬の先端から斜めに掘られたトンネルを行き来し、資材や作業員を運んでいたもの。現在も、見学者や保守作業員などの運搬に使われているらしい。
 見学コースでは、こいつに乗り込んで、地上に上がることができる。
 竜飛海底駅は海面下135メートルにあるが、このケーブルカーにのればわずか5分で地上に到達することができる。
 ちなみに、なんで海底の駅からケーブルカーで上がると地上に出るかというと、駅は海底と地上の境界ギリギリにあるので、斜めに登っていけば地上に出れるという非常に簡単な理屈だそうです。

竜飛岬に上陸 再びケーブルカーで海面下140メートルの世界へ 青函トンネル竜飛斜坑線 体験坑道駅 竜飛海底 13:59発 特急 スーパー白鳥22号 八戸行き
(津軽海峡線・津軽線 63.9km)
青森 14:45着
竜飛岬・青函トンネル記念館

 ケーブルカー(そういえば、モグラ号というらしい)で地上に上がると、そこには青函トンネル記念館という建物。かつて青函トンネル工事を行っていた際の青森側の基地の跡で、現在は道の駅・みんまやとなっている場所だ。
 本州最果ての岬竜飛岬のさらに先端に位置し、岬の展望台まで行けば、北海道を間近に見ることができるらしい。(まぁ、今回はそんな時間はないんだけどね)

竜飛岬・青函トンネル記念館駅

 青函トンネル記念館の展示物を一通り眺めたあと、再びモグラ号に乗りこむ。
 海面下に戻ると、今度はさっきと逆の道を辿り、竜飛海底駅へ。
 歩いている間に気がついたのだが、トンネル内では思いのほかたくさんの人とすれ違う。JRの職員なのか、新幹線工事の関係者かはわからないが、こんな地底の奥底で、本日もたくさんの方が働いていらっしゃるようで...。
 ちなみに、このモグラ号自体は、竜飛海底駅見学コースの切符がなくても、青函トンネル記念館に行けば有料で乗ることができる。(ただし、この場合は、竜飛海底駅まで行くことはできない)

津軽海峡・竜飛海底駅

 今度はスーパー白鳥22号に乗って青森を目指し、そこから普通列車に乗り換えて、本日の青春18きっぷの旅スタート。

青森からは普通列車の旅を再開
3日目のスタンプを押してもらう 青森 15:25発 普通 碇ヶ関行き
(奥羽本線 31.1km)
川部 16:01着 川部 16:23発 快速 リゾートしらかみ6号 秋田行き
(五能線・奥羽本線 203.9km)
秋田 20:43着 リゾートしらかみ車内
コンパートメントと展望デッキ(左上)
青森・青森駅

 もうとっくに昼飯時を過ぎているが、青森駅のドムドム・バーガーで軽く昼食。いや~、ドムドムって数少ないながら、中々潰れずにがんばってるよね。
 時間がないので、ハンバーガーをさっさと食べて、改札で3日目のスタンプを押してもらい、碇ヶ関(また、聞いたことのない地名だなぁ...。”いかりがせき”と読むそうです)行きの普通列車に乗り込む。

青森・川部

 青森から奥羽本線乗っていけば、日本海側をどんどん南下できるのだが、ここはあえて川部で、電車を乗り換え、遠回りをする。
 ここ川部から乗る列車はリゾートしらかみ号という、奥羽本線より北側の日本海を通る五能線周りで秋田に向かうジョイフル・トレインである。
 この列車の魅力は、車窓から見える世界遺産・白神山地と日本海に沈む夕陽。特に夕陽は、全国屈指の車窓なのだとか。
 特急で青森まですっ飛ばしてきた分、ここから秋田まではゆっくりと各駅停車で車窓を楽しむことにする。

 と、言いたいところなのだが、川部に着いたら、。夕陽、危うし。

青森・五能線リゾートしらかみ車内

 リゾートしらかみ号は、個室コンパートメントや展望ラウンジをそなえたなかなか豪華な車両なのだが、普通車の座席もなかなか豪華。
 なによりも、座席間隔が広く、リクライニングシートを倒すと、かなり楽に寝られる。
 このシートがムーンライトながらにあれば...と、疲労のピークを迎えたおいらのケツが訴えますが、まぁ、JR東海さんは聞き入れてくれないでしょうな...。

五能線から見る日本海
うわさに違わぬ絶景 日没 夕陽は見えず 秋田駅にて3日目終了
青森・千畳敷

 リゾートしらかみ号から望む日本海は、確かに絶景。流れていく景色の変化がものすごく面白い。
 ただ、相変わらずの曇り空で夕陽は微妙。
 おまけに、白神山地も見えているんだか、見えていないんだか、かなり微妙。

青森・深浦
 本日の日没時刻。

 ま、夕陽は全然ですわ。
 ただ、明日も日没の時刻に、日本海の車窓を眺めることができるはずなので、明日に期待!

秋田・秋田駅

 リゾートしらかみ号の終点秋田駅で、本日の日程も無事投了。
 明日も日本海をひたすら南下ですな。

3日目乗車距離 395.4km
合計 1,661.0km