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2017/12/18

フルムーン夫婦グリーンパス 9新幹線制覇の旅(3日目)

 フルムーン夫婦グリーンパスを使い日本中の全ての新幹線を踏破する旅。
 2日目までに、北陸新幹線、上越新幹線、山形新幹線を制覇。
 福島の飯坂温泉でリフレッシュしたところで、本日は北の大地・北海道を目指す。

福島交通

飯坂温泉 8:45発 飯坂温泉行 → 福島 9:08着
(福島交通 飯坂線 9.2km) 朝の福島駅 7. 福島 9:50 やまびこ127号 仙台行 → 仙台 10:11着 (東北新幹線 79.0km) (上)やまびこ号のグリーン車
(下)太平洋側はいい天気
福島・飯坂温泉駅

 旅館の送迎バスで飯坂温泉駅に向かい、昨日と同じく福島交通の電車で福島駅に戻っていく。
 途中、一瞬雪がちらつくのが見えた。天気予報によれば、今日は全国的にかなり冷え込むらしい。

福島・福島駅

 20分ほどで福島駅に到着。
 まずは秋田新幹線を制覇する予定なのだが、秋田新幹線に直通する「こまち」は福島駅を通過してしまう。仕方が無いので、まずは「やまびこ」で仙台に向かい、仙台で「こまち」に乗り換えることにする。
 本日も日程がタイトなので、昼ごはんは駅弁を予定している。となると、思い出すのが昨日の悪夢。
 すっかり気弱になったおいらは、福島駅にて早くもお弁当を調達。
 購入したのは「炭火焼風牛タン弁当~塩竈の藻塩付」。福島で仙台名物の弁当に手を出すという軟弱者の極み。セイラさんにぶたれても、罵られても文句は言えません。

福島・福島駅

 福島から仙台までは30分ほどの小旅行。
 改めて思ったのだが、最高時速320キロを誇る東北新幹線は、やはり格段に速い。
 昨日は、山形新幹線を含めて在来線区間しか乗っていなかったので、車窓の流れる速度が全く別次元に見える。

秋田新幹線 こまち

8. 仙台 10:16発 こまち7号 秋田行 → 秋田 12:30着
(東北新幹線・田沢湖線・奥羽本線[秋田新幹線] 310.8km) (左上)こまち号は在来線サイズなので、新幹線ホームとの隙間を埋めるステップがある
(右上)こまち号のグリーン車
(左下)アイスクリームは、山形新幹線と同じ
(左下)盛岡を過ぎると積もった雪が表れてきた
仙台・仙台駅

 終点・仙台に到着。隣のホームに移動し、乗り換える「こまち」の到着を待つ。
 しばらくして、緑の「はやぶさ」に連結された、赤い「こまち」が入線する。「こまち」は盛岡まで東北新幹線に連結されて走行するのだが、緑色の車両と赤い車両が繋がる連結部分は、ちょっとかっこいい。
 真っ赤な「こまち」の車両だが、グリーン車の内装は黒を貴重とする落ち着いたデザイン。革張りのシートは高級感がある。
 そんなシートに座るや否や、シートポケットの車内販売の案内を取り出し、アイスクリームを確認するものの、限定アイスは山形新幹線と同じ「とちおとめアイス」。ちょっとがっかりですな。

盛岡・盛岡駅

 盛岡で「はやぶさ」と分離し、「こまち」はいよいよ秋田新幹線区間へ侵入していく。
 秋田新幹線区間に入れば、最高速度は130キロとなり、ずいぶんのんびりとした車窓となる。おまけに単線なので、ときどきすれ違い待ちの停車もあり、すっかりローカル線へ様変わりする。
 線路沿いの地面に雪が見え始めた。いよいよ本格的な北国にたどり着いたようである。

特急 つがる

9. 秋田 12:41発 つがる3号 青森行 → 新青森 15:22着
(奥羽本線 181.9km) (左)つがる号のグリーン車
(右上)八郎潟
(右下)内陸に入ると雪がちらついてきた ひもを引くと温かくなる「炭火焼風牛タン弁当~塩竈の藻塩付」
秋田・秋田駅

 途中、大曲駅で進行方向を反転させた後、秋田駅へ到着した。
 秋田からは奥羽本線の特急 つがるに乗り換えて、新青森駅へと向かう。
 ホームの両側に新幹線からの乗り換え客を待つ列車が停車しているが、乗客はあまり多くは無い。「つがる」は4両編成で、一番後ろの車両の半分が指定席で、残り半分がグリーン車になっている。乗客が少ない以上、指定席はまばらで、グリーン席ともなるとほぼ貸切状態である。

 秋田を出発してしばらくするとだだっ広い平原が見えてくる。この景色はなんだろうかと地図を見たら、八郎潟の田んぼらしい。
 八郎潟はかつては日本で2番目に大きな湖だったのだが、戦後、干拓によって農地にその姿を変えられた。干拓地のためどこまでも平ら。曇り空で見晴らしが悪いせいもあるのかもしれないが、他で見ることのない、日本とは思えない無い不思議な景色である。

 さて、お昼を回ったところで、お待ちかねのお弁当タイム。福島駅で買った牛たん弁当を食べるとする。
 この牛たん弁当、ひもを引っ張ると弁当が温まって、ほかほかのご飯が食べられるお弁当。コンビニでチンが当たり前の生活に慣れてしまった現代人にとって、この機能はうれしすぎる。
 さっそく牛たんと麦ごはんを食べてみるが、なんとも味が淡白。おや? と思って、付属の塩を振ってみたら途端に味がしまっておいしくなる。
 さらに添えられている味噌漬けと一緒に食べると、「これが完成形か!」という納得の味。味噌漬けだが、唐辛子をつけているのかものすごく辛い。だが、牛たんと麦ごはんとのコンビネーションは抜群で箸が止まらなくなる。
 いや、あの味噌漬けうまかった。名前も材料もよくわからないのだが、ぜひ瓶詰にして近所のスーパーで販売してもらいたい。いや、あれ、何だったのだろうか???

 八郎潟を通り過ぎた奥羽本線は、青森に向かって内陸に向かって進路を変える。
 秋田到着前から雪は降っていたのだが、青森に近づくにつれどんどん降雪量が増え、いつしか大雪になっていた。

北海道新幹線 はやぶさ

10. 新青森 15:31発 はやぶさ19号 新函館北斗行 → 新函館北斗 16:34着
(北海道新幹線 148.8km) 11. 新函館北斗 16:55発 スーパー北斗14号 函館行 → 函館 17:09着
(函館本線 17.9km) 冬到来の函館駅
青森・新青森駅

 上野発でも夜行列車でも青森駅でもないが、つがる号を降りたときから、新青森駅は雪の中である。
 昨年開通した北海道新幹線の青森側の駅は青森駅ではなく、一駅手前の「新」青森駅。青函連絡船が廃止となり30年が過ぎ、ついに、青森駅を通らずに北海道に行く時代になってしまった。かつて青函連絡船が止まっていたであろう埠頭に向かって、東北本線と奥羽本線のホームが延びている青森駅に立ち寄らないのは、寂しいものである。

 奥羽本線と直行する高架の新幹線のホームに移動し、北海道へと向かう北海道新幹線はやぶさ号に乗り換える。
 新青森を出てしばらくは、真新しい新幹線の線路を走行するが、青函トンネル部分の前後は去年まで在来線が通っていたのと同じルートとなる。在来線の2本のレールの横に新幹線用のレールを1本追加し、どちらの列車も通れるように改良されているのだ。
 トンネルに入る前に車内放送で青函トンネルの紹介がされるのは、在来線時代からの伝統を受け継いでいる。
 青函トンネルの手前からトンネルが続くので、新青森を出発してしばらくすると、すぐに電波の届かない暗い時間が始まる。
 暇つぶしにアイスクリームを確認してみるが、限定アイスはまたしても「とちおとめアイスクリーム」。無念。

北斗・新函館北斗駅

 長く暗く、電波の届かない青函トンネルを抜け、北海道に上陸すると、さすがは北の大地、あたり一面真っ白。青森もそれなりに雪が積もっていたのだが、こちらは積雪の厚さが違う。
 青函トンネルの後にもトンネルが続くこともあり、北海道に上陸したと思うと、あっという間に終点の新函館北斗駅に到着する。

 新幹線の函館最寄り駅・新函館北斗駅は函館から20キロ弱北方に位置している。札幌を目指している北海道新幹線としては、南に張り出した函館を通過することができず、ここに駅が作られたようである。
 新幹線の到着時刻に合わせて、函館ライナーが函館駅まで連絡しているのだが、フルムーンパスを持つおいらは、グリーン車にこだわって、わざわざ10分後にやってくる特急を待つことにした。
 が、しかし、ここは北海道。この日、この冬初めての冬将軍とやらが訪れたらしく、半端なく寒い。しかも、特急の到着は5分ほど遅れるらしい。
 寒さに震えながら特急・スーパー北斗を待ち、グリーン車に乗り込んだ。
 スーパー北斗号はディーゼルカーなのにすべての座席にコンセントがあるという気の利いた車両。シートにも厚みがありなかなか居心地が良い。
 と言っても、函館までは14分間。あっという間に終点に到着し、寒さ厳しい函館駅のホームに降り立つことになる。

函館山リベンジ

(左)函館市電
(右)函館山ロープウェイ
函館・函館駅

 かつての青函連絡船時代、北海道側の玄関口だった函館駅。駅自体が陸側に少し移転してしまったこともあり、青森駅と違って青函連絡船時代の面影はほとんど無い。
 頭端型のホームの端に向かい、朝の福島駅以来久しぶりに改札を出る。
 雪は止んでいるものの地面は凍結しており、日陰には雪が積もっている。
 無防備にもごく普通のペラペラのスニーカーで北海道に乗り込んでしまったおいらは、この後、何度となく足を滑らせる羽目になる。

 さて、17時を回った時点で、函館はすでに夜。今から向かうのは、以前青春18きっぷ使いきり 東日本周遊2396.1kmで夜景を見に訪れたものの1メートル先も見えないような濃霧で何も見ることができなかった函館山。8年越しのリベンジである。
 函館駅前から市電に乗り込み、函館山を登るロープウェイの乗り場最寄り駅十字街駅へ移動する。
 市電からロープウェイ乗り場までは500メートルほど。普通に歩けば10分で到達する道のりだが、凍結した路面故、なかなかの雪中行軍となった。
 特に最後の100メートルが急な坂道で、歩道脇の手すりを捕まらないと滑り台のように坂を転げ落ちてしまいそうになる。脚力というより腕力を駆使して、なんとか坂を上りきり、どうにかロープウェイ乗り場に到着。

函館・函館山

 なんとかたどり着いた函館山ロープウェイ乗り場だが、どうも様子がおかしい。チケット売り場が閉鎖されているのだ。
 といっても、お客さんはたくさんいるし、ロープウェイも動いている。
 ロープウェイ乗り場までたどり着いてやっとわかったのだが、本日は年に一度の「函館市民感謝デー」とやらでロープウェイが無料開放されているらしい。
 無料!!
 名古屋市民なのに便乗して申し訳ないが、ロープウェイに無賃乗車させて頂く。
 ロープウェイが動き出すと背後に函館の夜景が見えてくる。どうやら今日は夜景が綺麗に見えそうである。

 3分ほどでロープウェイは山頂駅に到着。駅の屋上の展望台を目指して階段を登っていく。
 展望台に到着すると、眼下に函館の見事な夜景が広がっている。
 函館市街は、函館湾と津軽海峡に挟まれた砂州にあり、真っ暗な海と街の灯りとのコントラストが見事な実に美しい夜景になっている。
 なんだけど、屋上は寒風が吹きすさび、ものすごく寒い。写真を撮ろうにもすぐに指が痛くなり、夜景を見るや否や、すぐに退散。1階下の室内から夜景を干渉することにする。
 改めて夜景を見下ろすと、砂州の部分も美しいのだが、その奥に扇形に広がる平野部分も実に綺麗。幾何学的に美しい地形を人工の灯りが照らしだす函館の夜景は確かに一見の価値がある。

 一通り夜景を堪能したところで、函館山から退散。
 無料開放ということで、たくさんの観光客が訪れているのだが、函館山のロープウェイのゴンドラはやたら大きくて(125人乗りらしい)、10分周期のピストン輸送で待ち時間無く下山することができた。タダだし、快適だし、夜景も綺麗だし、函館山ロープウェイ素敵過ぎる。


函館山からの夜景

ラッキーピエロ

(左上)お店のキャラクター ラッキーピエロ
(左下)一番人気のチャイニーズ・チキン・バーガー
(右)ピエロが目印 オリジナルのガラナドリンク
函館・函館ラッキーピエロ

 函館駅に戻って、本日の晩御飯。一度行ってみたかった、函館の有名ハンバーガーチェーン店、函館ラッキーピエロ函館駅前店に向かう。
 にこやかに微笑む恐ろしげなピエロのマスコットに監視されながら店内に入ると、なんだか圧倒的な異世界感。ビレッジヴァンガードを拗らせたような、ごちゃごちゃとした内装に度肝を抜かれる。
 初心者なので、とりあえず一番人気という「チャイニーズチキンバーガー」とラッキーピエロオリジナルのガラナジュースを注文。
 ピエロが微笑む黄色い缶のガラナジュースを飲みながら、待つこと10分ほどでチャイニーズバーガーが運ばれてきた。
 バンズに挟まれたチキンは唐揚げで、その上にエビチリソースと油淋鶏ソースを混ぜたような甘辛あんがかかっている。このソースと唐揚げの相性がパーフェクト。抜群に美味しい。
 バンズと合わさってハンバーガーとして「うまいか?」と聞かれると、若干微妙なのだが、それも含めて一度賞味する価値のあるハンバーガー。
 思わずカウンター横に売られていた「ラッキーピエロ ラーメン」(しお、しょうゆ、味噌の3種あり)をお土産に買ってしまうほど気に入りました。

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