2013-06-19

東武全線464.6km 1日制覇(#3 群馬・野田線編)

 東武鉄道全線を1日で乗り切ってしまおうというチャレンジ。
 始発で寄居駅を立ってから12時間が経過。24本(JR、東京メトロ5本を含む)の列車を乗り継いで、埼玉、東京、栃木と一都三県を通過。次はいよいよ群馬県に突入する。
 残りは群馬一帯の伊勢崎線とその支線、そして、埼玉から千葉へ抜ける野田線のみ。

東武全線1日制覇 館林 → 船橋
20. 館林 17:24発 特急りょうもう27号 太田行 → 太田 17:43着
(伊勢崎線 20.1km) 21. 太田 17:45発 普通 伊勢崎行 → 伊勢崎 18:11着
(伊勢崎線 19.8km)
館林・館林駅

 館林からは、本日2回目の特急乗車。”りょうもう27号”で太田へ向かう。午前中に乗った”きぬ”は観光特急だが、こちらの”りょうもう”はビジネス特急で、内装もシンプルなものになっている。料金的にも特急料金と言うよりは、座席指定料金といった金額になっている。
 20分で終点太田駅に到着すると、「この先伊勢崎方面に向かわれる方は、9番線へ」てなアナウンスが流れている。伊勢崎方面の普通電車に乗り換えなくてはならないのだが、「今いる場所が3番線だから...、9番線は..」と階段を降りようとしたら、大多数の乗客がホーム前方に早足で歩いていることに気がついた。
 どうやら、3番ホームと同じホームの伊勢崎よりの部分を9番ホームと呼んでいるらしい。う~ん、名鉄の時、一宮で1番ホームの南北で2本の電車が止まっていた時にわかりにくいと言ったのだが、これは、これで、わかりにくい...。どうするのが正解なんだろう??

伊勢崎 18:29発 普通 桐生行 → 桐生 18:46着
(JR両毛線 16.2km) 桐生 18:50発 普通 大間々行 → 相老 18:56着
(わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 3.1km) わたらせ渓谷鐵道のキャラクター・わっしー
伊勢崎・伊勢崎駅

 伊勢崎からは、またしてもJRでショートカットする。伊勢崎から両毛線で桐生へ。そこから、わたらせ渓谷鐵道に乗り換えて、ちょい戻るような感じで相老駅に行く。
 わたらせ渓谷鐵道は、SuicaもPASMOもエリア外なので、伊勢崎でJRとの連絡切符を購入する。
 ちなみに、伊勢崎は「いせざき」ではなく、「いせさき」。

桐生・桐生駅

 桐生駅で停車していた車両は、こげ茶色のなんとも味のある年代物のビンテージ車両。
 そんなビンテージな車両が、どうしたらこうなっちゃうのかという疑問がわいてくるのが、わたらせ渓谷鐵道のキャラクター・わっしーくん。駅や、車両のポスターのあちらこちらに描かれているのだが、見れば見るほど、愛着が湧いてくる。
 わっしーくんの額あたりの行き先表示幕をよくみると、”回送”と書かれている。客を招くことが使命であるはずのキャラクタが-、まさかの乗車拒否。このツンデレっぷりにメロメロになったおいらは、思わず相老駅の窓口でわっしーグッズ(紙封筒とタオルハンカチ)を購入してしまう。
 わたらせ渓谷鐵道、今度、ぜひゆっくりと乗車しに行きたいですな。

22. 相老 19:13発 普通 赤城行 → 赤城 19:17着
(桐生線 3.4km) 23. 赤城 19:25発 普通 東小泉行 → 東小泉 20:14着
(桐生線・小泉線 26.7km)
桐生・相老駅

 相老駅から東武鉄道・桐生線に乗るのだが、相老駅は惜しくも桐生線終点の一駅手前。しょうがないので、一度、一駅先の終点・赤城駅に向かい、すぐに折り返す。
 相老駅で電車を待っている間に、すっかり日が落ちて暗くなくってきた。電車に乗っているとき、えらくこの車両クーラーが効いているなあと思ったら、クーラーではなく、外の温度が急激に下がってきているようだ。赤城駅についた時には、半袖Tシャツでは肌寒い温度になっていた。
 赤城からの折り返しの電車は、桐生線を通り抜けて、小泉線の東小泉まで直通する。

太田・太田駅

 太田駅に到着。この電車は太田駅で15分も停車する。その間自動ドアが開いているので、寒くて仕方ない。
 まあ、何はともあれ、これで桐生線も終了。残りはこれから向かう小泉線と、野田線、伊勢崎線の館林-東武動物公園間のみ。本数は、この電車も含めて、あと8本。時間もあと5時間弱と、終わりがうっすらと見えてきた。

24. 東小泉 20:15発 普通 西小泉行 → 西小泉 20:19着
(小泉線 2.2km) 25. 西小泉 20:23発 普通 館林行 → 館林 20:41着
(小泉線 12.0km)
大泉・西小泉駅

 東小泉で同一ホームの電車に乗り換え、二駅先の小泉線の終点、西小泉に到着。
 これにて、一度でも乗り間違えたら、一発退場というレッドゾーンを突破。これから都心に向かっていくので、1、2本程度であれば、乗り間違えてもリカバリーできるようになる。
 大きな山を超えたが、まだゴールは4時間先。

26. 館林 20:49発 特急りょうもう52号 浅草行 → 東武動物公園 21:16着
(伊勢崎線 33.6km) 27. 東武動物公園 21:22発 急行 中央林間行 → 春日部 21:27着
(伊勢崎線[東武スカイツリーライン] 5.7km)
館林・館林駅

 西小泉駅で折り返して、4時間ぶりに館林駅に戻ってきた。これで、小泉線も無事終了。
 館林から乗る電車は、方向は違えど、またしても特急”りょうもう52号”。目指すは、日光線と伊勢崎線の分岐点・東武動物公園駅。

館林・東武動物公園駅

 東武動物公園駅で”りょうもう”を降りて、急行に乗り換える。
 これで、全長114.5キロを誇る東武最長の伊勢崎線を制覇。大宮-船橋間を走る野田線を残すのみとなった。

28. 春日部 21:37発 普通 大宮行 → 大宮 21:58着
(野田線 15.2km) 29. 大宮 22:09発 普通 柏行 → 柏 23:15着
(野田線 42.9km) 30. 柏 23:18発 普通 船橋行 → 船橋 23:49着
(野田線 19.8km) 午後23時49分 最後の駅・船橋に到着
春日部・春日部駅

 東武スカイツリーラインと野田線の乗換駅・春日部に帰還。メンチカツカレーを食べたのは、遠い過去の思い出となりつつある。
 ここから、まずは大宮に向かい、折り返して終点船橋へ向かう。
 それにしても、寒いって...。

さいたま・大宮駅

 大宮駅で、本日最後の折り返し。改札口に入るのもこの駅が最後。次に改札を出る時は、東武鉄道を1日で全線制覇した後のはず。

 野田線は基本的に全列車が普通の各駅停車。しかも駅間は結構短い。一駅、一駅止まっては扉を開いていくので、遅々として進まない。
 別に普段通りの運行なのだろうが、東武全線制覇の最後の最後に来て、足止めを食らっている気分になる。
 そして、扉が開く度に冷気が車内に送り込まれるので、寒いことこの上ない。周りを見渡しても、半袖Tシャツ1枚という格好をしているのは、おいらしかいないので、完全においらの服装の選択ミス。大失敗ですわ...。

柏・柏駅

 最後の都道府県・千葉県に突入してしばらくすると、電車は柏駅に停車する。柏駅はスイッチバック構造の駅になっていて、上りも下りもほとんどの電車がこの駅止まりで、乗り換えが必要となっている。
 そんなわけで、柏駅で最後の乗り換えを敢行。通算37本目(JR、東京メトロ、わたらせ渓谷鐵道を含む)にして、最後の列車で、いざ終点船橋へ。
 ほどなく最後の電車も無事柏駅を出発したので、東武のおっさんが急にストライキでも起こさない限りは、無事、東武全線1日制覇を達成できるはず。

船橋・船橋

 日付が変わる直前、23時49分に定刻通り船橋駅に到着。
 それなりの乗客がいたが、みなさんJRに乗り換えるのか、足早に改札に向かっていく。
 まだ、終電まで出発、到着それぞれ2本ずつある時間なので、まだまだ駅も駅前も賑わっている。
 東武全線1日制覇、18時間29分の激闘はこれにて、完。

ちょっと長くなったので、まとめは次回

#4 おまけ編に続く

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