2023-06-23

台北捷運全線一日制覇 (後編)

 0泊3日弾丸で台北を訪問。滞在時間25時間の間に台北の地下鉄・台北捷運と、台北捷運が運営するロープウェイ・猫空纜車、隣接するライトレール新北軽軌、さらには空港アクセス鉄道桃園捷運を片づけてしまう旅。
 スタートから 時間台北捷運2路線、猫空纜車、新北軽軌1路線を片づけ、台北近郊の夕陽のメッカ・淡水に到着。
 一駅間だけ残した淡水信義線を片づけるため、淡水信義線の終点・淡水駅に向かう。

関渡大橋

(左) 淡水紅毛城 (2023年1月1日撮影)
(右) バスを乗り継いで赤レンガの淡水駅へ #14 淡水信義線 淡水 - 竹圍 (象山 行) バスで関渡大橋を通り、淡水河を渡って対岸へ
新北・淡水漁人碼頭駅

 淡水漁人碼頭で淡海軽軌を片づけたので、淡水信義線の残りの一駅間、終点・淡水から紅樹林まで乗車する。淡海軽軌で紅樹林まで戻っても良いのだが、淡水漁人碼頭から淡水駅まで直通するバスがあるので、そちらに乗ることにする。
 ただバスのタイミングが悪く15分ほど待ち時間があったので、駅の近くにあったコーヒースタンドでコーヒーをゲットする。台北のバス停はかなり小さなバス停でも接近情報が表示されており、バス到着までの残り時間が表示されるので、とても便利である...。はずなのだが、乗りたいバスが目の前に現れた!
 なんと、うっかり台湾が右側通行なのを忘れて、ついつい左側車線でバスを待っていたのだ。当然、接近情報も反対側行きのものを見ていたことになる。痛恨...。
 目の前を通過したバスを追いかけ、反対側車線に渡り、何とか滑り込みでバスに乗車した。買ったばかりのコーヒーをむっちゃこぼすわ、スマホを落とわで、さんざん。いやぁ、朝バス乗るときはむっちゃ車線を意識をしてたんだけど、しくじったわ...。

新北・淡水駅

 途中、淡水紅毛城という17世紀にオランダ人が建築した城壁の横を通って、淡水駅に到着する。相変わらず、バスはむっちゃ揺れる。コーヒーをあらかじめこぼしておいてある意味正解だった。
 淡水駅は高架駅で、駅舎はかなり立派である。大きな駅前広場もあり、反対側は淡水河に面した公園が広がっている。週末の昼間、家族連れや外国人観光客で賑わっている。
 久しぶりに一日乗車券を改札にタップし淡水駅駅に入る。淡水駅は淡水信義線の終点なので、折り返し象山に戻る電車に乗車する。
 一駅先は、さきほどで淡海軽軌に乗るために下車した紅樹林駅。この駅を通過したことで淡水信義線を制覇。6線の半分の3線が片付いた。

新北・竹囲駅

 紅樹林駅の次の竹囲駅で列車を降りる。ここからバスに乗り換えると、淡水信義線から見えていた淡水河を渡り対岸に行くことができる。対岸には中和新蘆線の終点・蘆洲駅がある。
 竹囲駅もまた立派な駅舎があり、駅前には大きな道路がある。駅前のバス停でお目当てのバスを待つ。台北のバスはバス停で手を上げないと止まってくれないので、乗りたいバスが来たと見極めたら手を挙げて止めないといけない。手を挙げるだけでバスを止めることができる万能感を味わいながら、バスに乗車する。
 バスは出発してすぐに、関渡大橋という淡水河に架かる大きな鉄橋を渡る。このあたりに渡船もあるらしく、時間が合えば乗りたかったのだが都合が合わずに断念した。また、いつか乗りに行きたい。
 淡水河に渡ってからは10分以上バスに乗り続け、終点・蘆洲駅で下車。相変わらずいい天気で、台北の暑さにもちょっと慣れてきた。
 バス停の反対側にある捷運の入り口に向かい、台北捷運の旅を続ける。

松山新店線

#15 中和新蘆線 蘆洲 - 松江南京 (南勢角 行) #16 松山新店線 松江南京 - 松山 (松山 行) #17 松山新店線 松山 - 新店 (新店 行) #18 松山新店線 新店 - 七張 (松山 行) #19 松山新店線 七張 - 小碧潭 (小碧潭 行)
新北・蘆洲駅

 蘆洲駅は、中和新蘆線の駅だが、中和新蘆線は後回しにして、松江南京で松山新店線に乗り換える。
 松江南京駅の中和新蘆線と松山新店線はともに地下にホーム。考えてみると地下ホーム同士の乗り換えは今日、初めてである。
 松江南京駅から東に進んで、終点・松山駅に到着、折り返して反対側の終点・新店駅を目指す。
 松山新店線は20キロ、乗車時間は40分弱、今まで乗ってきた各路線よりは少し短い。全線・地下線で、車両も日本のそれに似ているので、国内のどこかの街の地下鉄に乗っている気分になる。
 台湾に着いてからぼちぼち12時間、ちょっと疲れが出てきてうとうとするうちに終点・新店駅に到着した。これで松山新店線も制覇と言いたいところがそうではなく、松山新店線にも淡水信義線のような盲腸支線があるので、それを潰すために、二駅手前の七張駅に戻る。

新北・七張駅

 七張駅から小碧潭駅まで一駅間の松山新店線の支線に乗車する。
 北投駅とは違い、七張駅には支線専用のホームは無く、新店方面のホームに時々小碧潭駅行きの列車が入線する。タイミング悪く、次の列車まで10分ほどあったのだが、俺と同じく列車を見送る人がそれなりにいたので、支線の需要もそこそこありそうである。
 2本新店行の列車をやりすごし、ようやく小碧潭駅行きの列車がやってきた。小碧潭駅の支線は本線に直通する列車はなく、支線を単純に往復している。
 小碧潭駅まで数分間、途中から線路は地上に顔を出す。小碧潭駅は地上駅のようである。

新北・小碧潭駅

 小碧潭駅に到着し、今度こそ松山新店線を制覇。
 小碧潭駅は地上の1面1線の小さな駅。改札も一つで、列車を降りた乗客は前方の改札に向かって歩いていく。
 次は、新北軽軌のもう一つのライトレール、安坑軽軌に乗車する。安坑軽軌の始発駅は十四張駅で、地下鉄を乗り継いで行くことができるのだが、小碧潭駅から徒歩20-30分一日列車に乗り続けているので、気分転換に歩いていくことにする。

安坑軽軌

(左) 街を抜けると右手が林になる
(右) 暗い林の間の道を通らないと十四張駅にたどり着けない #20 安坑軽軌 十四張 - 雙城站 (雙城站 行) #21 安坑軽軌 雙城站 - 新和国小 (十四張 行)
新北・小碧潭駅前

 小碧潭駅の目の前には大きな複合ビルがあり、低層部のショッピングエリアにはIKEAが入っている。駅前の大通りには店が並んでいて、想定外の都会である。
 だが、街はあまり多くなく、5分ほど歩くと高層マンションと空地の並ぶ開発中といった感じの住宅街に入ってきた。歩いていると、おばちゃんがティッシュをくれたのだが、おそらく建築中のマンションの宣伝。マンションを買うお金はないし、あってもここでは買わない。でも、ティッシュありがとう。思い返すと日本以外でティッシュ配りを初めて見た気がする。台北はファミマも多いし、親近感沸くよね。
 さらに歩くと、右手に森というか雑木林と言うかなんだか未開発の場所がある。最初から地図を見て気になっていたのだが、実際に見てみると、思った以上に不気味な場所だ。家畜だと思うのだが、聞いたことのない不気味な鳥の声も聞こえる。
 で、Google Mapの案内を見ると、この雑木林を超えないと十四張駅にたどり着けない。いよいよ、交差点で曲がって雑木林の中に突入するのだが、いや、なんだか不気味な道である。いや、明るいうちに歩きだしてよかった、夜だったら引き返していたところだ。
息をひそめるように雑木林を抜けると、まだ乗っていない環状線の高架が見えてきた。十四張駅は安坑軽軌だけでなく、環状線の駅となっている。駅の方に進めば、安坑軽軌の乗り場が見えてくるはずである。

台北・十四張駅

 小碧潭駅から歩くこと30分、安坑軽軌の十四張駅に到着。十四張駅は高架駅になっていて、小さな道を挟んで環状線の駅と歩道橋で結ばれている。小碧潭駅から電車で移動してもおそらく同じぐらいの時間となったはずである。
 安坑軽軌は今年開業したばかりのライトレールで駅は真新しい。
 昼間に乗った淡海軽軌と同じく、新北捷運が運営ししてる。確かに駅やホーム、車両のデザインを見ても淡海軽軌とよく似ているし、簡易改札の機械は全く同じものである。台北の北にある淡海軽軌と南にある安坑軽軌がどちらも新北捷運とはどういうことだろうと地図で確認してみると、新北市というのは台北市を完全に包囲する市域となっている。英語では New Tipei City を名乗っているらしく、そのうち台北を陥落させて首都の座を奪う気マンマンっぽい。
 できて間もないせいか、淡海軽軌比べても乗客は少なく、10分近く待った列車に乗車するのはわずかに10名ほどだった。
 出発をしてしばらくは高架の線路が続く。高架の高さが高いらしく、ものすごく眺めが良い。が、土地勘がなさ過ぎて何が見えているのかはよくわからない...。
 3駅ほど進んでようやく地上に降りると、道路の中央の専用軌道を走るライトレールらしい姿になった。

新北・双城駅

 30分ほどで終点の双城駅に到着した。7キロほどの短い鉄道である。これで新北捷運の二つのライトレールを制覇した。
 終点の双城駅で列車は折り返すのかと思いきや、回送列車としてそのまま走り出し、終点の先にあるトンネルの向こうに消えていった。地図を見たら、トンネルのかなり先に車両基地があるらしい。途中に1駅ぐらいおけそうな距離なのだが、トンネルの向こうは人が立ち入ることができないような魔境なのだろうか?
 双城駅は市街地からかなり離れた場所にあり、ここからどこにも行けないので折り返して戻ることになる。しばらくして、やってきた列車に乗り、十四張駅方面へ戻っていく。
 ただ十四張駅には行かず、その手前の新和国小駅駅で降り、そこからまたバスでショートカットするつもりである。

新北・新和国小駅

 新和国小駅に到着すると、いつのまにか夕暮れ時を過ぎ、夜空になりかけていた。ちなみに新和国小の「小」だが、小学校の略らしく、日本と同じ略し方にまたしても台湾に親近感が沸いてきた。
 高架駅の新和国小駅のホームから階段を降りるとすぐ目の前にバス停がある。次に目指すのは中和新蘆線の終点・南勢角駅。といっても駅まで直通するバスはないので、南勢角駅に近いバス停で降りて、10分ほど歩くことになる。

中和新蘆線

バスを降り、興南観光夜市を抜けて南勢角駅へ #22 中和新蘆線 南勢角 - 迴龍 (迴龍 行)
新北・南勢角駅

 バスで数分、3停先の景新街でバスを降りる。ここから直線で数百メートル先に南勢角駅があるのだが、このあたり道が入り組んでいて細かい路地を何度も曲がらないと到着できない。
 Google Mapの指示通り歩いていると、いつの間にか夜市の中に出た。興南観光夜市という夜市で、屋台も出始めて賑わっている。そこそこ広い路地の両側に店が並ぶ商店街的な夜市で、他の夜市よりも開けた場所に見える。
 夜市の入り口の向かいが南勢角駅であり、ビルの1階に地下のコンコースへ向かう大きな入り口がある。

 南勢角駅から乗車するのは、中和新蘆線。中和新蘆線は、南勢角駅から台北の市街地まで北上して、少し西進して後、南北の二股に線路が分かれる。北側が昼間に乗った蘆洲駅に向かう路線で、南側が迴龍駅に向かう路線となる。昼間に蘆洲側は乗り潰しているので、南勢角駅から終点の迴龍駅まで乗車すれば、中和新蘆線も全線乗車したことになる。
 南勢角駅は地下ホームで、例によってフルスクリーンタイプのホームドアが設置されており、車両はよくわからない。よくわからないが、迴龍駅行きの列車に乗ればゴールできるので、迴龍駅という表示を確認し、列車に乗り込む。

新北・迴龍駅

 50分ほどで終点の迴龍駅に到着する。台湾に到着して、 時間。この乗車はほとんど記憶が残っていない。多分、寝てたと思われる。
 が、まあ、何にしろこれで中和新蘆線も制覇し、残りは台北捷運の環状線と桃園機場捷運である。

環状線

#23 中和新蘆線 迴龍 - 頭前庄 (南勢角 行) #24 環狀線 頭前庄 - 大坪林 (大坪林 行) #25 松山新店線 大坪林 - 北門 (松山 行)
新北・頭前庄駅

 迴龍駅から4駅戻って、環状線との乗換駅・頭前庄駅に向かった。
 早朝、一発目に乗車して以来ずっと放置していた環状線だが、いよいよ最後の締めに残りを乗車することにする。
 頭前庄駅に到着。地下駅の中和新蘆線と高架駅の環状線はちゃんと改札内で乗り換えできるのだが、環状線の高架がかなり高い位置にあり、高低差が半端ない。
 ちゃんと数えてなかったが、エスカレーター5,6個は乗った気がする。横に移動距離の長い乗り換えなら世界中にごまんとあるが、縦に長いのはなかなかレア。エスカレータを降りる度に、まだ? まだなの? と、つぶやきながら、ようやく環状線のホームに到着。これで終わりかと思いきや、相対式のホームの反対側に行くためにさらに跨線橋を渡らなくてはならないらしい。残りの人生でこの駅で乗り換えることがあるかどうかはわからないが、乗り換えるときは乗り換え時間に注意が必要である。
 朝、環状線に乗った新北産業園区駅はこの駅の2駅北、降りた板橋駅は2駅南である。そこから先が未乗区間なので、頭前庄駅から終点・大坪林駅に着けば、環状線、そして台北捷運を全線制覇したことになる。
 ホームに着いたらちょうどタイミングよく列車がやってきたので、列車に乗り込む。環状線は、ほかの路線より車両が一回り小さい。後で気が付いたのだが無人運転らしく、前面展望を確保すべきだったが、まあ後の祭りである。車両が小型だからと言って閑散としているわけでもなく、座席が埋まる程度の乗車数はありそうである。

新北・大坪林駅

 30分で終点の大坪林駅に到着。これにて台北捷運の全線制覇を達成。この旅の最低限の目標は達成できた。ただ、おまけで台北から桃園国際空港までのアクセス鉄道である桃園機場捷運も全線制覇しようと考えているので、この後は、桃園機場捷運の台北駅を目指すことにする。
 大坪林駅で、松山新店線に乗り換えるのだが、頭前庄駅とは逆に高架から地下への乗り換えとなる。もちろん、ここでも当然延々とエスカレーターに乗り続けることになる。

台北・北門駅

 桃園機場捷運の台北側の起点は・台北車站駅である。台北車站とは、台鉄や高鉄の台北駅を表しているわけだが、地下鉄の台北車站駅からはかなり距離がある。多分、東京駅で京葉線に乗り換えよりも遠いと思う。
 実は松山新店線の北門駅も桃園機場捷運の乗換駅に指定されていて、こちらから歩いたほうが少し近くて、上り下りもほとんどない。首尾よく松山新店線にのっているので、台北通ぶって北門駅で降りて桃園機場捷運に乗り換えることにする。

桃園機場捷運

桃園機場捷運への連絡路 あまり人は通っていない #26 桃園機場捷運 台北車站 - 環北站 (環北站 行) ゴールの環北駅
台北・台北車站

 台北捷運の北門駅から桃園機場捷運の台北駅までは地下の通路が繋がっていて、さらに地下街にもつながっている。しかしながら時刻は午後9時を回り、地下街は閉店の時刻。歩く人もあまりいない。
 桃園機場捷運の改札の手前にはインタウンチェックインもあるのだが、やはり閉まっているようである。
 誰もいない地下を淡々と歩くこと10分、どうにか改札にたどり着いた。台北駅からよりは確かに近いが、言ってもそんなに近くはない。有楽町駅から京葉線に乗り換えるぐらいの距離感である。

 今日一日お世話になった一日乗車券は桃園機場捷運では使用できない。だが、ここでもVISAタッチで改札を突破可能。観光客にとてもやさしい。
 台北駅から桃園空港までは直達車(快速に相当)で36分、普通車(各駅停車)で49分である。この時間、直通列車は既に終了しているが、そもそも空港の先の直通列車の走っていない区間も乗り潰すので、いずれにしろ俺は各駅停車に乗る必要がある。
 改札の時点で出発まで2分と表示されていたので、急いで階段を降り、待っていた列車に乗り込んだ。これで運転手が急にストライキでも起こさない限りはゴールにたどり着くことができるはずである。
 直達車はクロスシートなのだが、普通車はロングシート。空港へのアクセス鉄道というよりは、通勤、通学列車という雰囲気である。さすがに、この時間となるとさほど乗客は多くない...
 と思っていたのだが、台北から4駅目の新荘副都心駅で大量の乗客が乗り込んできた。みんなおそろいのリストバンドをしているのでおそらく何かのライブの帰りである。車内がにぎやかになったというか、うるさくなったというか。

 しばらくして桃園空港駅に到着した。桃園空港では、第一ターミナルと第二ターミナルでそれぞれに駅がある。桃園機場捷運はここで終点というわけではなく、ここからさらに15キロほど路線が伸びている。
 ライブ帰りの乗客は空港で降りるのかと思えばそうではなく、その先の桃園市内の各駅で降りて行った。どうやら桃園の地元の皆さんだったようである。
 高鉄桃園站駅を過ぎると乗客はほとんどいなくなり、終点の環北駅に着いたときは車両内に数名の乗客になっていた。

桃園・環北駅

 終点の環北駅に到着。これにて桃園機場捷運も全線制覇し、本日の目標は完全に達成。朝、環状線の新北産業園区をスタートして16時間。26本の列車と4本のバス(と徒歩)を乗り継いできた。
 ゴールの環北駅、どこにあってどんな場所なのかよくわからないが、この後の飛行機で名古屋に帰らないといけないので、さっさと桃園空港に帰ることにする。

桃園機場

桃園・桃園空港

 環北から再び桃園機場捷運に乗り込んで、桃園空港に戻ってきた。
 Peachの名古屋便の出発時刻は午前2時25分。まだ時間の余裕はあるのだが、桃園機場捷運の終電もあるので、早めに空港に戻って飯でも食おうと思っていたのだが、甘かった。
 この時間、すでに空港の店は全て閉店していて、コンビニすらやっていない。制限区域に入れば何かあるかと期待したのだが、免税店が少し開いているだけで他は閉店済み。う~ん、Peachは東名阪に3便深夜便を運航していて、他にも何社か深夜便があるので空港に客がいないわけではない。あのゴーストタウンのようなセントレアだって多少の店は開いていた...。桃園空港さん、もうちょいなんとかなりませんかね????
 そんなわけで、黒松沙士(台湾のコーラ、どちらかというとルートビアに近い)で空腹をごまかしながら搭乗を待つことにする。
 台北滞在の25時間、ただひたすら列車に乗っておりました。

 とりあえず、台北の地下鉄・台北捷運を全線制覇したが、台北の地下鉄はまだまだ建設が進んでいる。桃園機場捷運もすぐに延伸するらしいので、「全線制覇したぞ」と言えるのはごくわずかの期間である。
 でも、どんどん鉄道網が発展していくというのは都市が成長している証だし羨ましい限り。名古屋の鉄道網なんか俺が死ぬまでに1メートルたりとも延伸する気がしないからね。
 さて、海外の鉄道全線制覇シリーズだが、次はどこに行こうかな??
 全長的に手頃なのはシンガポールだけど、ちょっと遠い。近場のソウルは1日で乗るには距離が長い、ましては中国の上海や北京はさらに長いし荷物検査が厳しいので回るのがしんどい。手頃な路線網がある欧米はさすがに遠すぎる...。う〜ん、まあ、おいおい考えますかね。

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