潮岬で初日の出を見るためには、今日中に200キロ先の潮岬に到着しなくてはなりません。
三重・多気
3日目の朝を三重県多気町で迎える。
改めて地図を見ると、まだ三重県の真ん中よりもかなり北にいる。
まだまだ和歌山までが相当遠いぞ。
三重・紀伊長島
出発してから1時間。
荷坂峠なる、かなりの山道を登りきったところで、道沿いに絶景スポットを発見。
麓の紀伊長島町とその先の熊野灘が一望できる。
本日もいい天気。このまま天気が持てば、きれいな初日の出が見られそう。
ところで、紀伊長島町のシンボルはマンボウなのだそうだ。
この場所にもマンボウのオブジェが飾ってあった。
三重・道の駅 紀伊長島マンボウ
紀伊長島の道の駅ということで、その名も”マンボウ”。
なんと、店の前でマンボウの串焼き売られていた。
マンボウの肉ってのはなかなか珍しいが、串焼き屋のおっさんによれば、この辺りでは昔から網に掛かった
マンボウを食べていたそうだ。
マンボウのお味だが、まず食感がおもしろい。魚というよりは、鳥の食感。でも、味はまぎれもなく魚で、魚味の焼き鳥といった感じだ。
脂が乗っている割にあっさりした味で、それでいて独特のクセもある。ぜひ、焼き鳥屋においておきたい一品ですな。
三重・紀北
道の駅マンボウから15キロほどで、この旅最初のキリ番キロポスト、”浜松より200km”を発見。
しかし、このあたりの人が”浜松まで200km”と聞いて、ピンっとくるのかどうか...。
三重・道の駅 紀宝町ウミガメ公園
さらに走ること1時間少々で、紀宝町にてまたおもしろい道の駅を発見。
このあたりはウミガメの産卵場所らしく、道の駅で大きなウミガメを飼っているのだ。
そこの説明によれば、ウミガメってのは、日本で孵化したあと、アメリカ西海岸まで泳ぎ、そこで大きくなってからまた産卵のために日本に戻ってくるらしい。
こんなにのんびりしたこいつらが太平洋を横断するのかと思うと、感慨ひとしお。
しかし、カメ的な、動かないようで、微妙に動く生き物ってのは、なかなか見ていて飽きません。
和歌山・那智大社
130メートルの落差を誇る那智の大滝は、この辺りで外せないスポット。
国道42号線から10キロほど離れるが、寄り道してきた。
真下から見上げる滝もすばらしいが、少し離れた那智大社(厳密にはその隣の青岸渡寺)からの姿が特に美しい。
が、しかし、那智大社はかなりの高いところにあり、階段が結構しんどいんですわ...。
和歌山・レストラン 花クジラ
続いて訪れたのは、クジラの町太地町。
お目当ては、くじらの博物館なのだが、その前に博物館の前のクジラ料理レストランで腹ごしらえ。
おいらは、クジラ肉が懐かしい世代ではないので、その辺の懐かしいといった感慨はない。
クジラの肉をしっかり味わうのは初めてなのだが、ちょっと筋張った牛肉といった印象。
いや、美味しかったです。はい。
和歌山・太地町くじらの博物館
さて、本日もまた水族館に入館。
このくじらの博物館、入場して驚いたのだが、イルカやシャチは水槽にいるわけではなく、なんと、天然プールで泳いでいる。
写真に写っている入江みたいな場所が、この博物館の天然プールで、手前にシャチ、奥にはイルカや小さなクジラが泳いでいる。(しかし、網一つ隔ててシャチが泳いでるってのは、イルカに取っちゃ寿命が縮む思いだよね)
水槽を泳いでいるわけではないので、泳いでいる姿を横から見たりはできないが、天然プールの真ん中に桟橋があり、桟橋を歩いていくと愛想のいいクジラが顔を出してくれる。(個性なのか、種の問題なのか、はたまた機嫌の問題なのか、愛想のいいヤツと悪いヤツがいるみたい)
そして、ここの目玉は、シャチのショー。
シャチのナミちゃんは、体重3トン。3トンがジャンプをするんだから、その迫力はイルカの比ではない。
体重100キロのメタボリックなおっさん30人分のお肉が空を舞う姿は圧巻。
実質的にほとんどこの天然プールしか見るところがない博物館なのだが、ものすごくいいものを見た気がした。この博物館は、本当にすばらしい。
和歌山・串本
くじらの博物館のすぐ近くには、かの落合博満野球記念館があったのだが、時間の都合で、パス。(昔、一度行った事があるんだよね)
さっさと、紀伊半島の先端、本州最南端の潮岬を目指す。
途中に300キロのキロポストを発見したのだが、海沿いの細い道だったので、撮影を断念。ま、写真に撮ったからといってなんかあるわけではないしね...。(って、このブログそのものの否定だね)
和歌山・串本
日が暮れて辺りが暗くなった頃、潮岬西入口に到着。本日の国道42号線の旅は、ひとまずここで終了。
だが、せっかく潮岬まで来たので、明日の初日の出の下見に、岬の先端へと向かう。
先端に到着すると、まだ夕方だというのに、テントを張って初日の出を待ち構える人々がいっぱいいる。
潮岬には望楼の芝という大きな芝生の広場があるのだが、この日だけは駐車場として開放され、テントを張ることもできるようだ。ざっと見渡して、その数100名ほどか?
おいらは、これからホテルで一泊して早朝、岬に戻ってこようと考えていたのだが、明け方には人で溢れかえる気配...。
大丈夫か???
渋滞とか、起きないのか?????
3日目
和歌山まで:148km
今年もよろしくお願いします。
返信削除まだ完結してないようですが、コメントを。
今回もお疲れ様でした。
鳥羽、伊勢、松阪あたりは、青春18切符の旅で行ったのでなんか懐かしい感じがしました。
水族館は時間の都合で寄りませんでしたが、遊覧船には乗りました。
伊勢神宮にもお参りしましたし、松阪牛も食べました。
水族館といえば、ヒロさんは水族館好きなんでしょうか?
なんか・・・。
このブログを読む度に旅に出たくなります。
こんにちは!
返信削除さきほど、完結編を書き終わりましたよ!
えっと、俺は、水族館好きというより、ペンギン好きです。
ペンギンがいると聞くと、ついつい行きたくなっちゃうんだよね。