2006-02-02

国道1号線 大阪-東京572km (2日目)

 国道1号線だけを通って、 大阪から東京まで旅をしてきました。
 2日目は、名古屋・熱田神宮から出発です。

田神宮南の交差点 キロポストは、358.5キロ
名古屋・熱田神宮

 前日の終了地点、熱田神宮に戻って、再び東京を目指す。
 この熱田神宮は、ヤマタノオロチの尾から出来たと伝えられる神剣・草薙の剣を御神体として祭る由緒ある神社。正月になれば、ものすごい数の参拝客でごった返すのだが、大晦日の早朝は静かなものである。
 ところで、このご神体の剣、神話によれば熱田神宮に安置されていることになるが、盗まれただの、元から無かっただの諸説がある。昔から神宮側が一切情報を明かさないから、江戸時代に、神剣を盗み見た神官が、その後祟りで死んだなんていうオカルトめいた話まである。
 まあ、ご神体ってぐらいだから、外箱ぐらいはあるのだろうけど、実際のところ、その中身はどうなってるんだろうね?
 なんらかの剣が入っていたとするなら、少なくとも千年以上前のものだろうから、ボロボロだろうし、無かったら無いで困るだろうから、結局、未来永劫、誰も箱を開けることはないんだろうね...。

有松のローソン
看板までも瓦屋根
名古屋・有松

 名古屋市内の中心部から外れるに連れて、国道1号線は細くなり、ついには片側1車線の生活道路に成り下がってしまう。
 そんな道をさらに進むと、名古屋の東端、有松絞りで有名な有松という場所を通る。ここは、旧東海道・鳴海宿の近くで、国道1号線から1本北に入った旧街道沿いに、江戸時代の風情を感じる建物が多く残されている。そのため、この辺りは、いわゆる”景観保護地域”となっている。
 まあ、だからといって、ローソンの看板に瓦屋根を掛ける事が景観保護になるとは、おいらには、思えないんだけどね...。

東京まで300km
愛知・宝飯郡小坂井町

 昼を過ぎ、13時を回ったところで、東京まで300kmのキロポストを発見。まだまだ、半分にも達していない。遠いよ。
 ところで、この時、おいらは、まだ昼飯を食べていないのだが、それには訳があった。
 かつて、浜松に5年ほど住んでいたことがあるのだが、その時、炭焼きレストラン さわやかというハンバーグ屋で、よくハンバーグを食べていた。”げんこつハンバーグ”というバカでかいハンバーグが看板料理なのだが、その”げんこつハンバーグ”が無性に食べたくなり、昼飯は浜松でハンバーグを食おうと心に誓っていたのだ。

静岡突入!
国道1号線から始めて海が見える 浜名湖から浜名大橋(国道1号線)望む
静岡・湖西

 豊橋を抜けると、国道1号線は人気の無い山奥を走るようになり、やがて6県目の静岡県に突入する。そして、静岡県に入ってすぐの短いトンネルを抜ければ、この旅初めての海を目にする!
「海~っ!」
(海を見ると、未だに、広末涼子が「海~っ」って叫ぶホンダのスクーターのCMを思い出すんだよね。俺だけ?)
 ここから、しばらくは右手に海が見える快適なバイパスが続く、ベストドライビングスポット。

炭焼きレストラン”さわやか”
名物は”げんこつハンバーグ”
静岡・新居

 せっかく浜名湖に来たのだからと、バイパスを降りて湖畔を散策。そして、ついでに、いよいよ楽しみにしていた、”炭焼きレストラン さわやか”に向かう。
 が、しかし、無念にも臨時休業
 ファミレスが年末年始に休むか???
 結局、げんこつハンバーグにはありつけず、浜名湖名物”うなぎ”を食べたが、ものすごくまずかった。2005年最後の昼食は、最悪の結果に終わる。

東京まで200km 大晦日の静岡駅前
静岡・藤枝

 いくつかの山と町を越えて、黙々と静岡県内を東に走る。200Kmのキロポストを発見したのは、すっかり真っ暗な午後5時半。とりあえず、全行程の半分は終わったことを確認。

静岡・静岡駅前

 静岡最大の都市、県庁所在地・静岡に到着。1号線は、静岡駅のすぐ目の前を通過する。
 ちょっと街を歩いてみるが、とりたて、大晦日らしいイベントはなさそうだったので、足早に立ち去る。
 静岡市に入れば、そろそろ富士山が見えるはずなのだが、当然、こんな時間に見えるわけは無い。

静岡・静清バイパス

 静岡駅を離れてしばらく走ると、国道1号線はバイパスに統合され、東名高速道路とJR東海道本線に挟まれながら駿河湾の脇を走るようになる。
 ほとんど高速道路のような道で、どの車も高速並の速さでぶっ飛ばしている。実際、隣の東名の車よりも速い速度で走る車まである始末。
 地図を見るとちょっと離れた位置に東海道新幹線も走っている様子。日本が戦争を始めたら、真っ先に爆撃されるなぁと思いながら、東にひた走る。

沼津市内 国道414号線との交差点
街路灯に、東京まで”124.212km”の表示
静岡・沼津

 さて、2日目の終点だが、3日目は、東海道最大の難所”箱根越え”があるため、出来る限り箱根に近づいておこうと考え、沼津で宿を取ることにした。
 沼津駅近く、箱根目前の上石田交差点で、この日の旅を終える。

日本人の心 富士山
この清々しさは、御来光を表現しているのか?
静岡・沼津

 年越しそばを食べようと入った、国道脇のそば屋で、この旅初めての富士山を目撃する。
 その後、沼津駅前のしょぼいビジネス・ホテルで新年を向かえ、就寝。

2日目
総走行距離:279.0km
東京まで:124.2km

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