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2012/02/18

国道45号線 三陸海岸縦断 (2日目・前編)

 国道45号線を南下して、三陸海岸を縦断する旅の2日目。
 本日は、宮古からスタート。ここから、南の地域が東日本大震災でもっとも被害が深刻だった地域。
 津波に流され、さらに、その残骸である瓦礫が撤去されつつある、街を何度もみることになる。

ナビの地図上では、入り組んだ路地に住宅が並んでいるはずだが
完全に更地になっている。 浄土ヶ浜をめぐる遊覧船(上)
遊覧船を追ってくるウミネコ(下) ローソク岩(上)と潮吹穴(下) 浄土ヶ浜の奥浄土
宮古・宮古湾

 本州最東端のトドヶ崎に程近い宮古湾。
 近くに、浄土ヶ浜という景勝地があるということで、国道45号線の旅を再開する前に、見学にでかける。
 浄土ヶ浜に行く途中、宮古港近くの住宅地を通ったのだが、津波に流され、完全に更地になってしまっていた。
 ナビを見るかぎり、おそらく戸建ての住宅が立ち並んでいたであろう路地であるが、どこが道なのか即座には判断できない状態である。
 宮古地区は津波の被害の面積の規模としては比較的小規模だったのだが、高さは最大規模で、場所によっては40メートルを超えていたのではないかとされている。

ところで、本州最東端のトドヶ崎にも行きたかったんだけど、車では、近くまで行くことができないとのことで、スケジュール的に断念。
 これだけは、いつかリベンジしたいですな。

浄土ヶ浜・みやこ浄土ヶ浜遊覧船

 まずは、浄土ヶ浜を眺めようと、遊覧船に乗船!
 意気揚々乗り込もうと思ったものの、乗り場がどこにあるかわからない...。後でわかったことは、本来のターミナルは、津波で崩壊したため、桟橋に直接行けばいいということらしい。が、それもまた難関で、地震で桟橋付近の地盤が沈下してしまったため、遠回りしなくてはならず、しかも乗り場までの道のりが若干ながら、海の波を被っている...。
 それでも、くじけるものかとようやく船まで辿り着いたが、その困難さ故か、乗客は僕のみで貸し切り状態。たしか、駐車場には遊覧船に行こうとする人たちが数名いた気がするんだけど、たどり着けなかったのかなぁ?
 で、いよいよ、出港! で、あったのだが、おいらは、出港早々に船酔い。
 ガイドのおばちゃんお姉さんが、マンツーマンでいろいろと説明してくれたのだが、おいらは、座席でただ横になるのみ...。時折、がんばって起き上がって、撮ったのが写真なんだけど、なんだか、見た記憶はあるような無いような...。
 ところで、この遊覧船の名物はうみねこ。海藻入りの”うみねこパン”を窓から巻くと、見事に餌付けされたうみねこが寄ってくる。(もちろん、俺はそれどころではないのだが...)

 ちなみに、この遊覧船、どうやって津波の被害を逃れたのかと言うと、津波が到達するという情報を事前に得ていたため、沖に逃れていたのだそうだ。
 津波は、どちらかと言えば、”波”ではなく、水位が上昇する現象なので、沖に出れば静かなものだったのだそうだ。
 ただ、津波後、2日間は、港へ戻ることができず、うみねこパンで食い繋いでいたとのこと。
 しかしながら、津波を逃れることができた船は、この1隻のみだったそうだ。震災前まで、遊覧船は3隻体制だったのだが、1隻はドック入りをしたまま津波により大破。もう1隻は、出航の準備が間に合わず、港で津波に飲まれた。

浄土ヶ浜・奥浄土
 遊覧船を降りたら、その先にある奥浄土に向かう。
 浄土ヶ浜という名は、17世紀の僧侶の霊鏡竜湖(何て読むんだ??)が「さながら浄土のごとし」と言ったことから名付けられたらしいのだが、砂浜の向こうに浮かぶ、青い海と様々な形をした岩をみていたら、「確かに」と、思う。
宮古市役所前より2日目出発
昨日の電飾姿から一変した昼間の歩道橋
宮古・市役所前

 宮古市役所前を左折して、2日目のスタート。
 昨日の夜鮮やかなイルミネーションに飾られていた歩道橋だが、昼になれば、当然ただの歩道橋に様変わり。

陸中山田の仮設ローソン 陸中山田市街地 道の駅やまだ
岩手・陸中山田

 宮古を出発して最初の町が山田町。この街も、やはり津波に流されてしまった町である。
 この先、ところどこで見かけるのが仮設のコンビニ。瓦礫が撤去されて、更地となった町の真ん中に、ポツリとプレハブのコンビニが営業しているという風景は、2012年現在の南三陸のスタンダードな景色であるようだ。
 仮設コンビニであるが、中に入れば、普通のコンビニで、品ぞろえも、店のレイアウトも全く普通である。当然、レジの上には、”からあげくん”が並んでいる。

陸中山田・道の駅やまだ

 ”道の駅 やまだ”で、休憩。
 入り口でさりげなく干されていたサケは、インパクト大!
(サケの干物なのかなぁ??)

トンネルを抜けたら、200キロポスト 峠から吉浜湾を見下ろす
釜石・唐丹

 釜石市内のトンネルを抜けたところで、200キロポストを発見。

 さらに少し進んで、釜石市と大船渡市の間の長いトンネルを抜けると、吉浜湾を見下ろす絶景ポイントがある。
 ここは、本当にリアス式海岸。
 45号線の峠から見える海岸は、どこも美しいです。

道の駅さんりく
新春特別メニューのすしとそばのセット
大船渡・道の駅さんりく

 お昼時を過ぎて、おなかが空いてきたので、道の駅の食堂でお昼ごはん。
 新春特別メニューとやらで、寿司とそばのセットがあったので、注文。
 うまい! 窓とお座敷席の隙間のような場所に座らさせられたが、それでも、うまいぞ、”道の駅さんりく”!

 なお、国道45号線沿いの道の駅のうち、海に近い場所にあった2カ所(宮古、高田松原)は、未だに、営業を再開できていない。

 さて、ここから、いよいよ、震災の後、幾度となく津波に飲み込まれる町の映像が流れた、陸前高田に向かうのだが、長くなりそうなので、続きは後編ということで...。

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