IT Penguin

2010/03/27

水陸両用バス 大阪ダックツアー

 前回の大阪市営渡船に続いて、2連続で大阪の街の旅です。しかも、今回も船の旅。
 しかし、船とは行っても、今回のウエポンは水陸両用バス
 水陸両用バスを使って大阪市内を観光する”大阪ダックツアー”ってのに参加してきました。

八軒家浜船着場 ダックツアーの切符(上が表、下が裏)
ご乗車およびご乗船...”ってのが、素敵
八軒家浜 船着場

 水陸両用バスツアーの集合場所は、大阪は天満橋、八軒家浜船着場に面した施設”「川の駅」はちけんや”。
 八軒家浜船着場は、大阪市役所や桜の通り抜けで有名な中之島の対岸にあたる古代より大阪の水運の拠点であった船着場の跡。1昨年に、新たに船着場を整備し、現在ではいくつかの観光船がここから出発する。
 川沿いを歩いていると何隻も乗客を載せた船が往来しており、大阪が水の都であったことを思い出させる。
 船着場に面した観光船案内所・”「川の駅」はちけんや”が、大阪ダックツアーの集合場所。
 受付で手続きをすると、切符と使い捨てカイロを手渡された。3月とはいえ、ここに来て寒さがぶり返してきており、どうやら、水面は相当に寒いらしい。
 切符を見ると、水陸両用バスらしく、「ご乗車およびご乗船ありがとうございます」と、芸の細かいあいさつ文が書かれており、テンションが上がる。
 が、裏を見ると、水陸両用バスの愛称が「かっぱバス」と書かれており、若干だけテンションが下がる...

全面には緑ナンバー! 背後にはスクリュー!
これが本物のハイブリッド・バス (左)水陸両用バスの社内
どっちかというと、船っポイ
(右)大阪城の姿がチラホラと
「川の駅」はちけんや

 船着場に集合するんだから、まずは船として桟橋から「かっぱバス」に乗り込むんだろうと思っていたら、陸路からスタートだそうな。
 観光アトラクションお決まりの強制記念撮影(あとでエライ高い値段で売りつけられるアレ)の後、いよいよ「かっぱバス」に乗り込む。
 「川の駅」はちけんやの駐車場に停められて「かっぱバス」の姿は、船の上にバスを無理やり組み付けたような、船にもバスにも見える不思議な形状。個人的な判定としては、67:33で、船の判定勝ちかな??
 入口は身長ぐらいに位置にあり、はしごで乗り込む形となっている。
 乗り込んだ感想としては、「あ、中は完全に船だな」って感じ。乗客が乗り込む部分はバスを改造した部分で、座席の配列なんかも完全にバスのそれ。にもかかわらず、なんで、船っぽいかというと、「かっぱバス」は、窓枠や窓ガラスの無い、側面オープンカーなのだ。
 あとで、聞いた話によると、窓ガラスをつけてしまうと、船舶の区分上大型船舶となってしまうため、窓ガラスを付けなかったのだそうな。(大型船舶になると、何が困るのかは聞き取れなかった...スマヌ...)
 で、窓がないってことは、当然寒さも半端ない。事前にカイロが配られたワケはここにあった。バスに乗り込むと銀色のレジャーシート状の耐熱シート配布され、体に巻きつけた寒さをしのぐようにと指示がある。いったい、川の上はどれだけ寒いんだか...

大阪城

 しばらくして、かっぱバスは”「川の駅」はちけんや”を後にした。
 出発すると、ガイド役のおばさんがマイクで周辺の観光案内を始める。さすが、大阪のおばちゃん、しっかり手堅く笑いをとっていく。しかも、勢いで笑いをとるわけではなく、淡々とした語り口調ながら小ネタを随所に仕込む、ってのは、ガイドさん、なかなかトークの腕がありまんなぁ!

いよいよ、川へダイブ! スクリューで力強く川面を進む(愛称)かっぱバス 橋の下は、結構すれすれ
桜之宮公園

 20分ほど大阪市内を走った後、大阪の桜の名所桜之宮公園に到着。
 桜はまだ咲き始め一分咲きってところで、さすがに花見客は皆無。
 桜之宮公園の端っこに、どこぞの大学のボート小屋があり、そのボート部などが使うであろう川面に向かう斜面から「かっぱバス」はダイブするらしい。
 バスの運転手から船の船長に操縦者が代わり、いよいよこの旅の最大の見所、川への着水がはじまった。
 バスは川に繋がる斜面に進むと、エンジンを切って、水面に向かって自由落下を始める。最初の滑り出しがゆっくりとしていたので、油断していたのだが、みるみる落下速度が上がり、最後は結構な水しぶきを上げて着水した。
 予想外の迫力に、おいらは思わず「ウワーッ」という悲鳴というか、うめき声を上げてしまった。
 川に入ると、エンジンの音が変わり、船らしい派手なディーゼル音が響き渡り始めた。
 おいらが座った後部座席は、エンジンの真上らしく、川に入ると、ガイドのおばさんのトークは全く聞こえない。断片的に聞き取れる単語からは、かなり面白そうなことを話しているらしいのだが、さっぱり...。無念。

折り返し地点の中之島 再び上陸する頃には、すっかり夜
中之島公園

 船で川を下ること20分。
 大阪市役所などがある中之島公園の端っこの噴水が見えたところで船は折り返して、元の着水地点に戻っていく。
 すっかり日が沈み、ぼちぼち夜景が綺麗に見え始める時間なのだが、もう、寒さが限界でそれどころではない。ブルブル震えが止まらなくなってきて、とりあえず、早く上陸してくれと願うばかり...。

桜之宮公園

 桜之宮公園に再びたどり着いたときは、完全に夜。
 隣のラブホテル街のネオンがひときわ輝いている。それにしても、ラブホテルの名前は、どこでも珍名ぞろいなのだが、この桜之宮公園の近くにあった、「ホテル カバのおいしゃさん」ってのは、もう、なんだかシュールすぎて悶絶ですわ。

国道マニアの聖地・梅田新道交差点 道頓堀を窓のないバスが進む 八軒家浜に到着
梅田新道交差点

 上陸した後、かっぱバスは、再び、バスとして大阪市内周遊観光に向かうこととなる。
 上陸すればちょっとは寒さが和らぐだろうと思っていたのだが、それが全くの甘い算段であった事を思い知らされる。
 窓のないバスは、川とか街とか関係なく、夜の冷たい外気が入り込み、時間追うごとに寒くなる一方...。もう、なんだか車内は寒中水泳だか寒稽古の様相で、みんななんだか無口になっている。
 しばらく国道1号線を西に進んだ後、梅田新道交差点を左折して大阪のシンボル・御堂筋に入っていく。
 梅田新道交差点ってのは、国道1号線の終点並びに、国道2号線、25号線、26号線の起点となっていて、言わば国道の西の聖地。当然、このブログの常連で、3回目の登場。

道頓堀

 御堂筋を南に数キロ下ると、道頓堀川にぶつかる。
 道頓堀を渡る橋からは、同じみのグリコの電飾看板を見ることができる。
 当然と言えば当然なのだが、この「かっぱバス」は、目立らしく、道行く人のかなりの割合がバスを振り返って眺めていく。そして、なんだかよくわからないのだが、大抵のギャルは、指さして笑うんだよね。
「お前ら、かっぱバスを指差すな! こっちは、窓がないからお前らの笑い声が聞こえるんだよ!」と、心の中でつぶやく...。
 ともあれ、「かっぱバス」は、アート引越しセンターさんの広告でラッピングされているのだが、宣伝効果はなかなかのものだと思われる。

「川の駅」はちけんや

 大阪市内観光をすること40分余り。
 かっぱバスは、無事、一人の凍傷者、凍死者を出さず八軒家浜へ帰還。
 いやー、寒かったぁ!

 ま、寒かったんだけど、それを除けばなかなか楽しいツアーでした。
 街の中の川を船で遊覧ってだけでも、結構楽しいのに、陸から川にバスに乗ったままダイブっていう貴重な経験をできるこのツアー、「オトク感アリ」ですわ。
 ぜひ、東京なんかにも、ダックツアーも作ってほしいですな。

2 件のコメント:

  1. http://www.city.suwa.lg.jp/www/info/detail.jsp?id=2139

    信州・諏訪湖にもあります。
    見たことないけど。

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  2. こんにちは さすがの肉まるさん

    諏訪湖にもあるんですか!
    森の中で乗ると、大阪とは全然違った乗り物になりそうですね。

    そういえば、ハワイでも見たんですよね。
    そういう意味では、沖縄みたいな場所なんかも楽しそうですね!

    ところで、”水陸両用”って”変形メカ”的な響きがありません???

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