IT Penguin

2009/12/07

オバマ大統領来日記念 国道27号線 小浜市訪問

 去る2009年11月13日、世界の鬼畜大国・アメリカからオバマ大統領が日本にやってきた。
 オバマといえば、やはり外せないのが、小浜市
 オバマ来日でさぞかし沸いているであろうと、小浜市を通る国道27号線の旅を急遽敢行してみました。

国道8号線坂ノ下ジャンクションが起点 柴田氏庭園
柴田氏ってのは、江戸時代の豪農 確かに荒廃していますが... 福井名物ソースカツ丼
ヨーロッパ軒はその発祥の店らしい
福井・敦賀

 国道27号線は、若狭湾に沿って福井と京都を結ぶ、なんだか地味な二桁国道。
 終点と起点も町を結んでいるというよりは、北陸の幹線・国道8号線と山陰の幹線・国道9号をショートカットするように両路線の中途半端な交差点を結んでいる。
 で、始まりは敦賀市内の坂ノ下ジャンクション。この辺りは8号線も27号線もバイパス部分なので、高速道路のようなガチッとした風情のないジャンクションとなっていて、車を止めて撮影する事もままならない。
 まぁ、撮影したところで、道路しか写っていない写真になるんだろうけどね...。

福井・敦賀

 昼飯は福井名物ソースカツ丼を食べようと心に決めていたのだが、予想外に敦賀に早く着いてしまったので、まだ、お店が開いていない。
 なんか、観光スポットはないかとわき見運転をしていたら、”柴田氏庭園”の文字を発見。  どちらの柴田氏なのかは存じませんが、ヒマなのでとりあえず見物。
 人気のない駐車場に車を止めて庭園に向い、入口の大きな門をくぐると、まず最初に目に入るのが、「現在、屋敷が荒廃していますが、早急に整備できるよう準備中です」との豪快な看板。
 見渡してみると確かに、庭園のあちらこちらがブルーシートで覆われ、名勝というよりは、工事現場の様相。まぁ、それを除外しても屋敷そのものも結構荒廃している。
 ちなみに、柴田氏というのは、江戸時代にこのあたりに名を豪農(”豪農”っつー単語は初めて聞いた気がする)なのだそうな。さしもの豪農も、後の世に屋敷の入口に”荒廃”と看板を飾られるとは思わなかっただろうね。

福井・敦賀

 11時を回って店が開店したので、さっそくソースカツ丼をがっつきにヨーロッパ軒というところに向かう。ヨーロッパ軒は、なんでも、福井のソースカツ丼発祥の店らしい。
 福井のソースカツ丼は、ご飯の上にソースの掛かった薄めのカツが載っているだけという非常にシンプルな丼物で、福井では、牛丼スタイルのチェーン店もあるぐらいのかなり一般的な料理。(ちなみに、店によっては、ソースカツ丼を”カツ丼”、いわゆる普通の卵とじのカツ丼を”上カツ丼”と読んで区別している場合がある)
 さっそくソースカツ丼を注文したところ、蓋からカツがはみ出した巨大な物体が、デデンと目の前にお出ましになった。アラフォーの胃には住宅ローンのごとく重くのしかかること必至の分量。このような恐ろしい重火器を量産しているとは、福井恐るべし。
 そのお味だが、なんつーか、まぁ、そのですな、非常にクドイんですわ。カツはまぁ、美味しいんだけど、ソースのかかったご飯というのが、いま一ついただけない。いや、福井のソースカツ丼自体は、嫌いではないのだが、『おいらは他の店を当たります...』といった、感じ。

ケーブルカーで梅丈岳山頂へ 若狭の名勝・三方五湖を見下ろす
福井・三方五湖

 せっかく若狭湾沿岸をドライブするのなら、三方五湖は見ておきたい。
 若狭湾のすぐ脇に5つの湖が並び、様々な色合いを見せる海を含めた水面がとても美しいらしい。
 三方五湖を眺めるには、海と三方五湖の間を縫うように走る有料道路・三方五湖レインボーラインを通って、途中の梅丈岳山頂展望台が最適とのことなので、少し寄り道をして、レインボーラインへと向かった。
 かなりの急勾配を登りながら、三方五湖が徐々に眼下に見えてくる車窓はなかなかすばらしい。
 梅丈岳山頂の展望台へは直接車でいくことはできないので、途中の駐車場に車を止めて、ケーブルカーまたはリフトで山頂の公園へ登らなくてはならない。
 このケーブルカーもいい加減すごい勾配を上っていくので、眺めはいいのだが、けっこう恐ろしい。
 ケーブルカーに乗ること数分で山頂に到着。
 すぐ目の前には、三方五湖の絶景が広がっている。
『なかなか凄いぞ、三方五湖』と、感動していたのだが...、よくみると、この山頂の公園、なんかヘンだぞ...。

左上・桂由美認定・”恋人の聖地”
右上・五木ひろし・”ふるさと”の碑
左下・大量の鍵がぶら下げられた鎖
右下・なんだこりゃ??? ほぉ、かわらけ(素焼きの皿)を投げろと... え?? ここに投げんの???
福井・梅丈岳山頂

 まず目に付くのが、手すりや柵を覆いつくす南京錠(と、それに抱き合わせでどさくさ紛れに付けられた朽ち果てかけたストラップたち)の数々。
 よくはわからんが、”誓いの鍵”といって、この山頂で何かを誓いながら鍵をかけると神秘的な力が宿るのだとか(もうちょっと、具体的に説明してほしいなぁ。”死んだ恋人が蘇る”とか、”足なんて飾りだということが偉い人にもわかる”とかさぁ)。
 それにしても、すごい数の鍵で、もう邪魔くさいことこの上ない。初詣のおみくじが何十年と外されずに溜まった感じで、もうこの先どうなるのかと余計な心配をしてしまうね。

 さらに、見渡すと、また、なんだかよくわからない恋人の聖地とかかれた、桂由美署名済みの碑を発見。
 プロポーズに最適な地を認定したものらしいが、幾ら景色がよくっても、こんな妙な石碑の横でプロポーズされちゃあ興ざめですわ...。

 でも、よくよく調べて見たら、おいらの勤務先のすぐ隣の名古屋のテレビ塔も、恥ずかしながら恋人の聖地に認定されていて、あろうことか、記念碑まで建てちゃったらしい...。
 テレビ塔さんもよく考えてから記念碑建てなさいよ...。
 それだけじゃなくて、ご当地歌手の五木ひろしの記念碑だとか(触れるとけたたましく、五木ひろしの歌が流れる)、まったくもってよくわからない巨大なカブトムシのオブジェだとか、ツッコミどころイッパイすぎ。

 まぁ、そんなキワモノ揃いの梅丈岳山頂なのだが、”これはスゴイぞ!”とちょっと感動したのが、”かわらけ投げ”。
 なんでも、天日で乾燥させた素焼きのお皿に願い事を書いて、空高く投げ上げると天狗が願いをかなえてくれるのだとか。
 で、どこに投げるかといえば、眼下の森の中。一応、皿は土に返るらしいので、森に投げ捨ててもいいらしいのだが、森に住んでいるリスやらタヌキやらイグアナやらは、空から皿が降ってくるなんて、うかうか昼寝もできないですわ。
 で、さっそく1枚100円のお皿を買って、投げてみると、かなり爽快!
 できることならば、皿だけでなく、人生とか投げ出してみたいが、土に返らないものは投げちゃダメ。

“蘇洞門めぐり”は波が高いため欠航 駅前商店街のオバマ横断幕 気合を入れてオバマTシャツを着てきたおいら
福井・小浜

 三方五湖を出発して1時間、いよいよ本日のメインイベント、オバマ氏、いや、小浜市に到着。
 オバマはさておき、まずは、”蘇洞門めぐり”なる遊覧船にのるため、若狭フィッシャーマンズ・ワーフへ向かう。
 蘇洞門(そとも)とは、若狭湾に面した切り立った花崗岩の海岸のことで、遊覧船から豪壮な奇岩の数々を眺めることができるらしい。

 が....、

 きっぷ売り場に着くと、無常にも欠航のお知らせの文字。
 いい天気なのだが、蘇洞門周辺は波が高いのだそうな。
 まぁ、荒れた海に出たところでで、豪快な船酔いで、昼飯のソースカツ丼を海に還元するのは目に見えているので、仕方がないですな....。

福井・小浜

 気を取り直して、本来の目的である、オバマ・フィーバーに沸いているであろう小浜市街見物に向かう。
 町行く人々は、きっと、はるか遠方より訪れし、同名の大統領に歓喜の声援を送っていることであろう。
 おいらも、負けじとアメリカ帰りの友人からもらったオバマTシャツを着て、町を練り歩くことにした。

 が、まぁ、なんというか、ブームが去ったのか、街中にオバマの文字は見当たらない。
『オー、オバーマッ!』
 と、数多の町人が、オバマTシャツを着ているおいらにハグを求めてくるのではないかと恐れていたのだが、そもそも町の中に人がほとんどいない。(いや、これはオバマブームとは関係ないか...)
 駅前ぐらいは何かあるだろうし、人もいるだろうと歩いていて、気がついたのが、町中で目にするのは、”オバマ”ではなく、”ちりとてちん”の文字。
 なんでも、NHK朝の連続テレビ小説”ちりとてちん”(何のドラマなんだ?????)の物語の舞台が小浜なのだとか。
 まぁ、どっか遠い国の偉い人(しかも名前の響きが同じというだけ)よりも、観光収入が見込める国営テレビの方が大事ということですなぁ。

 でも、よく調べて見たら、ちりとてちんって、去年のドラマらしいじゃん。
 いつまで、過去の小さな栄光にすがっているんだよ小浜...。

福井・小浜

 それでも、めげずにオバマ・ブームの痕跡はないかと駅前を歩いていたら、駅前の商店街には一応オバマの横断幕やポスター、オバマグッズがちらほらとあった。
 しかし、万が一の肖像権の訴訟に備えてなのか、ポスターの似顔絵、どっちかというとノッチに似てるんだよね...。

福井・京都 県府境 敦賀より100キロ 国道9号線にぶつかる蒲生交差点にて終了
福井・京都 県府境

 京都との県境が近づくと、前方にやたらと尖がった、インパクトのある山が見えてくる。(写真を撮り忘れちゃったんだよねぇ...)
 後から調べてみると、若狭富士とも称えられる青葉山なのだそうな。
 その青葉山を通り過ぎたあたりのトンネルが福井と京都の境目。
 2つめでありながら最後の府県、京都府に突入。

京都・舞鶴

 京都府に入ってしばらくすると、右手に舞鶴の港が見えてくる。
 帝国海軍の時代から一台軍事港舞鶴には、たくさんの軍艦が停泊していて、なかなか壮観な眺め。
 いつも思うんだけど、こういう軍艦とかって撮影しても怒られないものなのか?
 気弱なおいらは、どうもカメラを向けることができないのだが...。
(撮ったら、撮ったでウェブに載せていいものかどうか迷うのだろうけど...)

京都・綾部

 全長130キロ少々の国道27号線では唯一の3桁キリ番キロポスト”100キロポスト”を発見。
 ということは、残りは30キロ余り。あと1時間も走れば、ゴールですな。

京都・京丹波

 11月ともなると、まだ6時前でもすっかり真っ暗。
 京丹波町という聞きなれぬ町の役場の前で、国道27号線は国道9号線に合流し終了。
 去年の国道9号線の旅で通過したはずの場所だが、あまりの地味さのせいか、全く見覚えはない。
 交差点に特に終点の標識もなく、少々離れた場所にあった最後のキロポストには、”138.5”という数字が刻まれていた。
 なんだか、物足りない終点だが、文句を言ってもしょうがないので、渋滞の激しい1000円高速を使って、名古屋に帰りましょうかね。

 ま、とりあえず2桁国道をまた1本制覇したということで、2桁国道全線制覇に向けていちおう前進したということですな。
 そんなわけで、また、次回!

6 件のコメント:

  1. ご無沙汰しております、牛と名乗る者です。
    忘れ去られていないとイイんですが・・・・。

    ヒロ‡、凄いよ!月一とは言え、こんな大作を世に送り出してるなんて・・・・全愛知が泣くよ
    でもね、ちりとてちんは知っとこうよ

    来年の正月は一般参賀にでも行こうと思ってるんだけど、一緒にどう?
    生天皇、見に行かない?

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  2. これは、これは、牛様ご無沙汰しております。
    わざわざ、こんな辺鄙なブログまでお越しいただき恐縮です。

    で、ちりとてちん、って、そんなにすげーの??
    なんか、コンビ名出オチのレッドカーペット芸人みたいんなタイトルじゃん。

    一般参賀ですか???
    言われて見れば、今まで、一度も行ったこともないし、行こうとも思ったこともなかったです。
    やっぱ、1回は行っといたほうがいいのかなぁ??
    次の現人神まで待っちゃダメ??

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  3. いつも・・・というか、たまに、
    楽しく読ませてもらってます。

    軍艦とか撮影していいのか迷います~。
    自衛隊基地とか・・・
    私は、迷いながらも、撮っちゃうけどね。

    えっと、本家ナシズムの方は更新されてないようなので、
    ゲームブログに、こちらを勝手にリンクさせてもらいました。
    あと、アルペンの方も。
    「いや、それは困る・・・」という場合は削除しますので、
    遠慮なく言ってください。

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  4. てくりさん、こんちわっす。
    リンクはもちろん大歓迎です!!
    ありがとうございますです。

    そういえば、アルペンこの前1個発見してきたんですよね...。
    書こう書こうと思いつつ、いつも”旅ブログ”の後回しに....。

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  5. やっとみれるようになりました。
    一日一記事、追いつきます。

    公園ですが、観光地になっている公園のみならず観光地って訳わからないものって多いですよね。
    歴史とか全く関係なく、こじつけというか、なんというか・・・。
    不思議です。

    軍艦とかは平気で僕は撮影しちゃいます。
    怒られたら止めるって感じで。

    今後も期待しています。


    話は変わりますが、アルペン遺産の件でメールしています。
    写真ないですが、いつか撮ってきます。

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  6. お久しぶりです!
    毎度ありがとうございます。

    公園の不思議ですが、ここに載せた恋人の聖地って結構全国にあるみたいで、よくよく調べてみたら、僕の勤務先のすぐ横にもありました。なんだかなぁ...です。

    あと、メールも拝見いたしました。
    アルペン遺産も2軒ほど溜め込んでいるので、ここらでがんばって記事を書きたいとおもっております。

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