IT Penguin

2010/05/28

国道28号線・43号線 淡路島縦断(前編)

 今回の国道の旅は、徳島から淡路島を経由して神戸、大阪へと向かう淡路島縦断の旅。
 使う国道は、徳島から神戸までの国道28号線と、神戸から大阪までの国道43号線の二つ。
 どちらも100キロに満たない短い国道なので、一気にささっと走破しちゃいます。

 徳島名物 たらいうどん
 メニューは、たらいうどんのみ
徳島・たらいうどん千力

 まずは、名古屋から徳島まで、1000円高速を利用して移動。
 香川が”讃岐うどん”ならば、徳島には”たらいうどん”がある!
 と、思っているかどうかは知らないが、徳島市内に入ったとたん、やたらと”たらいうどん”の看板が目に付いた。要は讃岐うどんでいうところの”釜揚げうどん”のようなものっぽいのだが、うどん好きとしては、やはり、きっちりと抑えておきたい。
 で、ホテルの近くに、たらいうどんの有名店”千力”があったので、早速行ってみたのだが、店が開いていない。よく見ると、入口には”営業時間 20:00ぐらい~”という、なんともアバウトな看板が立てかけられていた。
 開店まであと30分弱、一旦ホテルに戻って出直すこととした。

徳島・たらいうどん千力

 午後8時ちょうど、改めてホテルから千力に向かった。
 なんとなく、去年の年末の宮崎での”戸隠・開かずの間事件”を思い出して、嫌な予感がしたのだが、8時にはしっかり開店しており、おいらが本日の1番目客となった。
 店に入り、メニューを見てみると、なんと”たらいうどん一本勝負”!
 他のメニューは、ビールを除いて一切ない。
 それにも関わらず、店長が”なんにしましょう?”とばかりに、オーダーを聞きに来るので、やむなく
「たらいうどんをください」
 と答える。
 なんとなく自白を強要されたかのような後味を味わいつつ、うどんを待つ。
 たらいうどんとは、水で締めたうどんを温め直すのではなく、釜ゆでしたうどんを直接食べる”揚げうどん”形式らしく、茹で上がるのに、結構な時間がかかるようだ。
 まずは、薬味としてたっぷりのねぎと油揚げが机に並べられ、待つこと15分で出汁がでてくる。
 さらに待つこと数分、いつの間にか満員になった客席に、満を持して湯気を纏ったうどんが登場した。
 むむ???
 ”たらいうどん”という触れ込みだったが、絵的には、”たらい”というよりは、”湯桶”のようだ。
 それはそれとして、さっそく食べてみると、コシのない歯ざわりに驚く。讃岐うどんをイメージしていたため、そのコシは意外だったが、かといって湯桶のなかでトロトロにとろけているわけでない。薬味と絡めて食べると、確かに、やわらかいうどんが薬味と出汁に絶妙にからまる。
 正直なところ、おいらの好みとしては讃岐風のしっかりコシの釜揚げうどんに軍配があがるのだが、これも”大いにアリ”ですな。

徳島県庁近くの勝どき橋からスタート
走行中に気がついたのだが、橋の袂に道路元標が建てられている。 広島JCTにて、国道11号線と分岐 あっという間に四国区間終了
(厳密には、この一つ前の交差点が終点らしい)
徳島・かちどき橋交差点

 翌日早朝、国道28号線の旅を開始する。
 国道28号線は、神戸市中心街を起点に、明石へ向かい、そこから対岸の淡路島に渡る。淡路島を横断した後、さらに四国へ渡って徳島市内の徳島県庁近くで終点。端から端まで100キロに満たない短い2桁国道だ。
 今回は、この国道を終点・徳島から起点・神戸に向かって逆走する。
 旅のスタート地点、すなわち、国道28号線の終点は、徳島県庁近くの名も無き交差点にある。この交差点は、以前走破した国道11号線の終点でもあるので、しばらくは、国道11号線と重複区間となる。

徳島・広島JCT

 スタート直後の道は”吉野バイパス”と呼ばれるバイパス。それを8キロほど進んだところにある広島JCTで、国道28号線は、11号線から分岐する。
 国道28号線単独区間となると、道は一気にしょぼくなり、そのうち、なんの変哲もない堤防沿いの2車線の道路となる。

徳島・大桑島交差点

 で、その一切の変哲を排除した道路から身ぐるみを剥がしたような、どうしようもない交差点が国道28号線の四国区間の終点。あまりに、平凡な交差点が終点だったので、どうやら写真を撮り間違えてしまったらしい。(本当は、写真の少し東の大桑島交差点が終点なんだってさ)
 かつては、ここから淡路島までのフェリーが就航していたため、終点となったのだとか。しかしながら、大鳴門橋が完成し、フェリーが廃止になって久しい今は、往時の面影は全くなし。フェリー乗り場の跡らしき痕跡を見つけることはできなかった。

大鳴門橋の道路の下に”渦の道”の入り口がある 45m下の海上を見下ろす渦の道 エスカヒル鳴門 エスカヒル鳴門展望台からの眺め
徳島・渦の道

 国道28号線は、対岸の淡路島に続くのだが、その前にやはり鳴門の渦潮を見物。
 四国と淡路島を結ぶ大鳴門橋の道路の直下に、渦潮を見下ろすことのできる”渦の道”という歩道がある。
 大鳴門橋にも、瀬戸大橋にも何を思ったのか新幹線を走らせるスペースが用意されている。おそらく永遠に使われることのないこのスペースが勿体無いということで、徳島県が遊歩道を作ったのだそうな。(っつーか、無駄なスペースって、バブリーな話だよね.....)
 渦の道は450mほどあり、橋の中程に程近い展望室まで歩けば、鳴門海峡のど真ん中の直上に到達する。
 満潮の時刻に合わせてやってきたので、渦潮は見頃のはず! なのだが、なんっつーか、潮がすごい勢いで流れているのはよく分かるのだが、”渦”かと言われると微妙な感じ。
 海上が巨大な白い泡に包まれる様子は、確かに見たことの無い光景ではあるのだが、”渦”というグルグル状のモノは、今ひとつ判別できない。”渦”ってよりは、どう見ても”泡”...。
 渦潮ってのは、”こんなもの”なのか、”今日はイマイチ”なのがよくわからず、釈然としないまま渦の道を後にする。

徳島・エスカヒル鳴門

 渦の道の高速道路を挟んだ反対側に”エスカヒル鳴門”というエスカレーターで丘を登る展望台があったので、立ち寄ってみた。
 外壁に掲げられたやたらと古い看板に、”東洋一の長さのエスカレーター”と書かれている。が、多分、とっくの昔に東洋一ではなくなってしまったのか、風雪とともに荒れるがままに放置されている。なんだか、かつての栄光を不自然な文脈で語りだす往年の野球解説者を彷彿とさせる。
 カウンターで入場料300円を払うと、すぐ脇にエスカレーターがあり、さっそく丘の上の展望台へ向かうことになる。見上げると、確かに(かつて?)東洋一だったらしく、とんでもなく長くエスカレーターが続いている。パンフレットによれば、全長68メートルとのことで、先の方は目視できないほどの距離である。
 数分後、エスカレーター降り口に到着。続いて短いエスカレーターに乗り換え、頂上に到達。
 丘の上には3階建ての建物が立っていて、展望台はその屋上なのだが、どういうわけか、この建物にはエスカレーターが無い!
 代わりにエレベーターはあるのだが、昔の団地のエレベーターのような6人乗りの極小タイプで、しかも、階段の裏手にひっそりと設置されている。
 まぁ、東洋一エスカレーターに乗せてやったんだから、あとは階段を登れっつーことですjかね...。
 しかしながら、階段3階分を登り終えると(仰々しく言うほどの高さじゃないけどね)、そこは鳴門海峡を眼下に見下ろす大絶景。
 淡路島が間近に見えるロケーションも最高なのだが、ちょうどいい角度から大鳴門橋の全景を眺めることができるのがイイですわ。
 存在自体がマイナーなのか、リーズナブルな入場料にも関わらずほとんど客がいなかったのだが、鳴門海峡のベスト・ビューポイントは間違いなくココっすよ。

”道の駅 うずしお”にて”あわじ島バーガー”を食べる(左下)
おみやげは、玉ねぎポテトチップス(右下) 福良港より”うずしおクルーズ”出航 船から見れば、間違いなく”渦”です
淡路島・道の駅 うずしお

 国道28号線は、徳島から淡路島に続くのだが、その間の航路はとっくに廃止されている。しゃーないので、大鳴門橋を使って対岸の淡路島へ渡る。
 鳴門海峡の淡路島側の先端に道の駅・うずしおがあるので、まずは、そこに寄り道。
 そこで朝食に淡路島の牛肉とタマネギを使ったという”あわじバーガー”を食べたのだが、これがかなり絶品。何がうまいのかというと、バンズ! バンズが旨くて感動するハンバーガーってのは、なかなかない。
 ん? でも、バンズは淡路島とは関係ないのか????
 あと、おみやげ用に買った”玉ねぎポテトチップス”も侮れない味だった。”玉ねぎ”と銘打ってはいるが、そこまで玉ねぎを強調せず、ポテトとの絶妙なバランスを保っている。こいつは、ぜひ、近所のサークルKでレギューラー販売してほしい!

淡路島・福良港

 さて、渦の道では今ひとつ”渦潮”を見た気がしなかったので、6時間後の干潮時刻(14:12)に合わせて、渦潮観測船に乗り込むことにした。
 淡路島の南端・福良港より出発する”うずしおクルーズ”は、勝海舟が乗った咸臨丸を模した遊覧船に乗り込んで、渦潮を間近から観測することができるという60分の船旅。
 大潮の干潮というの渦潮が発生しやすい絶好のタイミングで、かつゴールデンウイーク中ということもあり、船には数百人の観光客が乗り込んできて、ディズニーランドのアトラクションおような行列。
 出航して15分ほどで、鳴門海峡の真ん中、大鳴門橋の下に到着する。
 まず、なにより驚いたのが潮の流れの速さ。鳴門海峡の潮流の速さは世界で3番目らしく、この潮流の勢いが、大きな渦を作る要因の一つになっているのだそうな。確かに、海というよりは川の激流という勢いで潮が流れている。
 で、肝心の渦潮だが、確かに写真のような渦があちらこちらに、出来ては消える。
 けれど、なんか、どうも写真でみる渦潮とはイメージというか、迫力が違うのだ。
 もちろん、ポスターなんかに写っているような渦潮は、条件が極めて良い時のもので、そうそう簡単に綺麗で大きな渦潮は見れないとは思っている。それを差し引いても、なんだか...。
 思うんだけど、写真ってのは、時間が止まっているから、おいらが撮ったものも含めて、渦がはっきりと見えるんだけど、実際には、渦が形を保っているのはほんの数秒から10数秒。はっきり”渦”って形になるのは、その中でもほんの一瞬。だから、なんとなくイメージと違う違和感を持っちゃうんじゃないかいなぁ?
 そう考えると、朝、大鳴門橋の上から”泡”に見えていたものも、近くから見ればちゃんと渦だったのかも....。
 まぁ、その、あれですわ。簡単に言うと、アルバムと間違いなく同一人物なんだけど、なんか、イメージと違うなぁ...。と、夜の街の某所で感じるあの感覚ですわ...。

福良港より28号線の旅再開 ONOKORO ミニチュアワールド
ローマ・コロッセオ(左上)
アテネ・アクロポリスの丘(右上)
パリ・ノートルダム大聖堂(左下)
パリ・凱旋門(右下)
淡路島・福良港

 さて、いつまでも渦潮を眺めているわけにもいかないので、国道28号線の旅を再開。
 国道28号線の大部分(50km弱)を締める淡路島区間は、渦潮観光船に乗り込んだ福良港から始まる。
 島の中程の洲本市までは山の中を走る道で、そこから先は島の東端の海岸線に沿って北上し、島の北端の岩屋港に至る。

淡路島・ONOKORO

 やや渋滞気味の国道を1時間ほど走り、ようやく島の中程に到着し、久々に海と再開。
 それからさからに数十分走ると、大きな観覧車が目印のONOKOROという遊園地が見えてくる。
 この遊園地の中にミニチュアワールドという世界中の建物をミニチュアで再現したコーナーがある。遊園地の一角をくるりと30分ほど探索するだけで、世界旅行気分が味わえると言う、なんだかお得な広場だ。
 面白いのが、全ての建物が25分の1というサイズに統一されているということ。
 ピョートル宮殿がやたらとデカイことや、南大門が意外と小さいことなどがよくわかる。
 残念なのが、ミニチュアが風化して、やたら破損が目立ということ。
 まぁ、本物の建物も風化するからリアルといえば、リアルなんだろうけど、それが”味”になっていないんだよなぁ。
 もうちょっと定期的にミニチュアを増設しくれたら、また行きたいと思うと思うんだけどなぁ...。

国道28号線淡路島終点・岩屋港
淡路島・岩屋港

 OROKOROを出て、淡路島北上再開。
 相変わらず道が混んでいて、さらに1時間ほどの時間をついやして、なんとか淡路島の北端に到達。
 国道28号線は、淡路島の北端・岩屋港のフェリー乗り場ギリギリまで続いていて、続きは、対岸の本州・明石市の明石港となっている。
 淡路島と明石を結ぶフェリーは今でも現役で、その名も”たこフェリー”。名前の通りタコの絵が大きく描かれた船体が明石海峡を日々往復している。
 フェリーがあるなら、当然フェリーで本州へ上陸と思ったのだが、岩屋港に行ってみたら、フェリー待ちの長い行列。ゴールデンウイーク特別体制ということで、ダイヤを無視したピストン輸送を行っているらしいのだが、それでも待ち時間は60分余りだとか。
 まぁ、しょうがない。明石大橋でも眺めながら、ゆっくり待ちますわ...。

 フェリーの待ちが長くなったので、とりあえず、ここで前編終了。
 後編は、たこフェリーから大阪ゴールまでですな。

2 件のコメント:

  1. 26号線行ってみてください

    返信削除
  2. 26号線っつーと、大阪→和歌山間ですよね??
    あれは、起点の御堂筋が一方通行だから、逆方向では全線走破できないという面倒さがあるんですね。
    逆方向が進行可だったら、42号線のときとかに行ったんですけどね...。
    でも、そのうち行きますよ!

    返信削除