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2013/06/16

東武全線464.6km 1日制覇(#1 東上線・都心部編)

 始発から終電までの間に、1日で東武全線を乗り潰すことは可能か?
 前回、私鉄総延長第3位の名鉄で同様のチャレンジを行ったのだが、一度の敗退を経たものの見事に成功。
 となれば、名鉄より20キロほど総延長の長い、私鉄第2位の東武でも可能だろうと、時刻表と戦うこと2週間。そこは鉄道網が発達した首都圏だけに、周辺のJR、地下鉄などを組み合わせれば終電を待たずして、その日のうちに東武全線を制覇することが可能なプランを発見した。
 ならば早速、東京へと向かった。

 なお、東武全線1日制覇のルールは、名鉄の時と同じ。  

  • 東武の路線図に描かれているすべての路線を、始発から終電の間に通過する
  • 東武以外の鉄道・バスの利用はOK
 で、一般に東武全線の距離は、鉄道要覧に記載されている463.3kmとされているんだけど、この距離は、押上-曳舟間ととうきょうスカイツリー-曳舟間は同一路線として計算されたものなんだそうな。
 ところが、東武の路線図ではこの二つの路線は別の路線として記載されているので、ここでは、東武の総延長は、両駅間の1.3kmを加えた464.6kmとしときます。


東武全線1日制覇 寄居 → 春日部
(上・左下)寄居駅の朝 改札のシャッターはまだ開いていない
(右下)東上線の車内は虫だらけ.... 1. 寄居 5:20発 普通 小川町行 → 小川町 5:35着
(東上線 10.9km) 2. 小川町 5:38発 急行 池袋行 → 坂戸 6:08着
(東上線 23.5km)
寄居・寄居駅

 東武全線1日制覇のスタート地点は、埼玉県寄居町の寄居駅。もちろん、5時20分に出発する始発電車に乗車する。
 寄居町を訪れたのは初めてだし、そもそも東武鉄道に乗車するのも初めてだ。(前泊をしたのだが、前日もあえて東武を避けて、秩父鉄道で寄居入りをした)
 つまり、人生で初めて東武に乗った日に、全線に乗り切ってしまおうという暴挙を目論むおいら。考えてみれば、人生の折り返しに来て初めて東武に乗るんだから、もしかしたら、本日が人生最初にして最後の東武乗車かもしれんよね。

 寄居駅は、秩父鉄道とJR八高線と東武東上線の共同使用駅。きっぷの自動販売機も3社のものが、それぞれ1台づつ並んでいる。
 3線の中でも、始発が一番早いのが東武の東上線。改札のシャッターが開くと同時に、東上線のホームを向かう。
 ホームでは、すでに小川町行きの電車が待機していたのだが、おいらを待ち受けていたのは、車内に跋扈する大量の虫。おいら、虫に詳しくないので虫の種類はわからないが、大きさとしては、チャバネゴキブリぐらい。
 虫もたいがい鬱陶しいのだが、その虫を片っぱしから踏みつぶしていくおっさんがいて、なお鬱陶しい。おっさんは、虫を踏みつけるが、その虫を車外に出すわけではなく放っておく。当然、車内は、大量の虫に加えて、大量の虫の死骸で溢れていく。
 その、おっさんよく見たら東武の職員で、出発後、次の玉淀駅で指差呼称をしながら電車を降りていった。
 これが、おいらの東武初乗車の出来事。少女漫画なら、間違いなくあと4話先で恋に落ちるような最悪の出会いだった。
 っつーか、たいがいにせいや、東武鉄道のおっさん!

3. 坂戸 6:14発 普通 越生行 → 越生 6:34着
(越生線 10.9km)
4. 越生 6:39発 普通 坂戸行 → 坂戸 6:59着
(越生線 10.9km) 5. 坂戸 7:07発 急行 池袋行 → 池袋 7:54着
(東上線 40.6km)
坂戸・坂戸駅

 東上線の寄居発の電車は全て小川町が終点なので、小川町で池袋行きに乗り換える。
 そこから20分後、坂戸駅に到着。ここから伸びる越生線に乗り換える。この越生、「おごせ」と呼ぶらしい。小川町は「おがわちょう」ではなく、「おがわまち」、坂戸は「さかと」ではなく「さかど」。いや、馴染みのない地域なので、ことごとく漢字が読めません。

越生・越生駅

 越生線の終点・越生駅に到着し、越生線終了。
 ここで、寄居駅を逆方向に出発したはずのJR八高線と、正面方向から出会うことになる。この辺り、空間が歪んでいるのだろうか???(蒸着!!)
 越生線は末端路線なので、乗ってきた電車で再度、坂戸に折り返すことになるのだが、名鉄の時とは違い、東武ではこれが一仕事となる。
 東武では、全線1日乗車券のようなフリーきっぷは発売されていない。仕方がないので、今回は普通にICカードで乗車している。
 終端で折り返す場合、フリーきっぷであればそのまま電車に乗っていてもなんら問題ないのだが、ICカードでは、折り返し部分が無賃乗車となる。
 そこで、折り返す度に毎回「改札を出て、すぐに再入場」を繰り返すこととなる。

坂戸・坂戸駅

 坂戸に戻って、急行に乗り換えて東上線の旅、再開。
 夕方には全席指定のTJライナーとなる車両に乗りあわせたのだが、なんだか座席がヘン。調べてみると、TJライナーのときはクロスシート(進行方向に対して、二人掛けのシートが垂直に並ぶ)になっているシートが90度回転して、壁に張り付いてロングシート(進行方向に対して、長いシートが水平に並ぶ)になっているのだそうな。
 なんだか、クイズ番組の解答席のように見えるのは気のせいだろうか??? (東武さんには、是非、早押しハットを常備していただきたい)

池袋 7:59発 荻窪行 → 御茶ノ水 8:10着
(東京メトロ丸ノ内線 6.4km) 御茶ノ水 8:16発 普通 津田沼行 → 亀戸 8:26着
(JR総武線 5.8km)
豊島・池袋駅

 終点・池袋駅に到着して、東上線終了。
 東上線は東武の孤立線なので、他の路線に乗るためには、他の交通機関を利用しなくてはならない。
 まずは、亀戸線を制覇するために、東京メトロ・丸ノ内線、JR総武線と乗り継いで、亀戸に向かう。
 で、亀戸は「かめいど」と読む。「い」は、どこから湧いてきたんだよ、と、憤っていたら、10駅ほど先の北千住という駅は「きたせんじゅ」という、「う」を欠落した読み方をするらしい。「かめど」、「きたせんじゅう」で、いいじゃん。

6. 亀戸 8:30発 普通 曳舟行 → 曳舟 8:38着
(亀戸線 3.4km) 東武、そして東京のシンボル東京スカイツリー 7. 曳舟 8:49発 急行 中央林間行 → 押上 8:52着
(伊勢崎線[東武スカイツリーライン] 1.3km)
墨田・曳舟駅

 わずか8分間、5駅で亀戸線終了。終点の曳舟駅で待ち構えていたのは、全長634メートルの巨大タワー、東京スカイツリー。
 見学したいのはやまやまなのだが、本日は、全く時間に余裕が無いので、先を急ぐ。
 曳舟駅から南側は、今乗ってきた亀戸線と押上方面、浅草方面の3方向に分かれている。残った2方向を往復して、曳舟に戻ってくるため、まずは、半蔵門線に直通する押上駅へ向かう。
 北側の北千住駅でなんらかのトラブルがあり、2分遅れで急行が到着したが、許容範囲内なので、問題なく先へ進む。

押上 9:00発 普通 西馬込行 → 浅草 9:03着
(都営浅草線 1.5km) 東武のターミナル浅草駅
かっこいい駅舎だが、わりと小ぶり 8. 浅草 9:12発 区間急行 南栗橋行 → 曳舟 9:17着
(伊勢崎線[東武スカイツリーライン] 2.4km)
台東・浅草駅

 押上で降りて、都営浅草線に乗り換え、2駅先の浅草駅で下車し、東武浅草駅に移動する。
 都営浅草駅から東武浅草駅の間は、地下で移動できると勘違いしていて、信号の時間を考慮していなかった。このため、結構ギリギリのタイミングで、予定して電車に飛び乗ることになった。

9. 曳舟 9:18発 急行 久喜行 → 西新井 9:29着
(伊勢崎線[東武スカイツリーライン] 8.9km) 10. 西新井 9:32発 普通 大師前行 → 大師前 9:34着
(大師線 1.0km)
11. 大師前 9:36発 普通 西新井行 → 西新井 9:38着
(大師線 1.0km) 大師線の終端・大師前駅
(右下)盲腸線だが、10分おきのピストン運行
墨田・曳舟駅

 2駅で、30分ぶりの曳舟駅に帰還。ホームの反対側に止まっている急行に乗り換えて、北上開始。

足立・大師前駅

 西新井駅から1駅区間分だけ伸びる盲腸線・大師線に乗るため、西新井駅で下車。大師線のホームで駅名看板を探したのだが、見つからず。(無いのかな?)
 1駅区間だけの路線というと、名鉄の築港線を思い出すが、大師線も築港線と同じく、末端駅の大師前駅には改札はなく、その代わり西新井駅の跨線橋上に大師前の分の自動改札機が設置されている。
 構造は全く同じなのだが、違うのはダイヤ。築港線は1日8本というツチノコ並みのダイヤに苦しめられたが、こちらは毎時6本の高密度運行。なんの苦労もなく、プランに組み込むことができる。さらに、本来、末端の駅では一度改札を出て入り直すという儀式が必要なのだが、大師線だけは、西新井駅で乗り換えのついでに改札を済ませているので、大師駅で駆けずり回る必要もない。大師線バンザイ!
 ところで、大師前駅だがホームが広々としていて、全体がアーチで覆われている。なんだかヨーロッパの駅(行ったことはないので、世界の車窓から知識)のような雰囲気があって、よかったです。

足立・西新井駅

 西新井に戻って、再び、東武スカイツリーラインで北へ向かう。(どうでもいいが、「東武スカイツリー線」ではなく、線をラインと訳して「東武スカイツリーライン」としたところが、なんか嫌い)

12. 西新井 9:40発 急行 久喜行 → 春日部 10:05着
(伊勢崎線[東武スカイツリーライン] 24.0km) 春日部駅構内 カフェと~ぶ のメンチカツカレー
春日部・春日部駅

 東京都を後にして、再び埼玉県に突入。
 鬼怒川温泉方面に向かう特急に乗り換えるため、春日部駅で下車。特急の待ち合わせで約30分の時間があるので、早めの昼食を食べる。時間的には早めなのだが、朝4時起きで動いているので腹ペコ。
 駅構内にカレー屋さんがあったので、メンチカツカレーを注文。
 ここまでの時間は、春日部駅で特急待ちの30分があったので、少々のトラブルがあっても挽回可能だった。だが、ここから夜20時までの間は、リカバリーが全くできない区間となっている。
 万が一にも名鉄の時のように電車に乗り間違えたら、その時点でレッドカードで、一発退場。メンチカツカレーをエネルギーに、気合を入れ直す!

 ところで、今回の東武1日全線制覇の企画は、友人と二人で同日に、それぞれのプランで実行した。
 互いに、どのようなプランで全線制覇するかを当日まで明かさなかったのだが、メンチカツカレーを食べ終わった頃、ここ春日部駅で合流し、その後、21時まで同じコースとなった。
 結局のところ、運行本数の少ない春日部以北の線路を効率良く回るための方策はあまり多くなく、どうしてもこの時間に特急に乗って鬼怒川温泉方面に向かわないとならないらしい。

2 件のコメント:

  1. 「とうきょうスカイツリーライン」ではなく「東武スカイツリーライン」ですね。
    記述が全部間違ってるので、メモ帳か何かの置き換え機能で書き換えたほうがいいと思います。

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  2. あら、ほんとですな。
    ご指摘ありがとうございます。
    タワー名:東京スカイツリー
    駅名:とうきょうスカイツリー駅
    線名:東武スカイツリーライン
    なのね。
    東武さん、面倒なんですけど...

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