IT Penguin

2017/06/22

乗り鉄☆たびきっぷ 15私鉄制覇(#2 静岡西奔編)

 JR東海の企画きっぷ「乗り鉄☆たびきっぷ」を使って、JR東海界隈の15の私鉄を乗りつぶす旅。
 まずはエリア西の端の近江鉄道を乗りつぶし、新幹線で米原から三島に移動、今度は東の端の伊豆箱根鉄道駿豆線を制覇。
 ここから先はひたすら西に進んで、残り13の私鉄を乗りつぶしていく。Go West!!

 ところで、「乗り鉄☆たびきっぷ」の券面に切符の有効範囲の略図が描かれているのだが、狭い領域に無理やり路線図を書き込んでいてなんだかわかるようでわからない地図になっている。
 まあ、狭い領域に頑張って詰め込んだってことだけはものすごく伝わる。

3私鉄目 岳南電車

(上)吉原駅ホームから見る富士山
(下)こ線橋を超えて、岳南電車の吉原駅へ
(上)岳南江尾駅 駅の字が旧字体の"驛"!
(下)振り返ると富士山が.... 新幹線じゃま...
富士・吉原駅

 三島で今度は在来線に乗り換えて、いざ西進開始。20分ほどで吉原駅に到着。
 ホームの真正面にはデーンと富士山がそびえている。伊豆で見たときよりも大きくなっているが、頂上付近に雲がかかっているのは相変わらず。この照れ屋さん♡
 で、この吉原駅から伸びているのが今回の15私鉄の中で最短の営業距離を誇る岳南電車。端から端までわずか9.2キロメートル、片道20分で全線制覇できてしまう。
 しかしながら、この岳南鉄道を侮ることなかれ、オイラ的には、今回この路線が一番充実した鉄道路線だった。
 ポイントの一つは、もちろん「富士山」。最初は右手に見えた富士山がそのうち、正面に見えるようになり、最後は左手に見えてくる。全方位サラウンド対応できるようにぐるっとループする路線配置は見事。さらに富士山の山麓ぎりぎりのところを走っているので、富士山が近いしデカい。
 ただ惜しいのが、始発の吉原かずーっと見えている富士山が終点・岳南江尾駅からは新幹線の高架に遮られて見えなくなること。最後の一駅でいいから新幹線より高い高架にならないものか...。
 もう一つの見どころは、岳南原田駅から比奈駅の間の景色。この両駅間の線路の両側は日本製紙の工場で、なんだかわからないパイプの下を縫うように走るのでまるで工場の中を走っているかのように見える。
 最近は少なくなってきたが、鉄道に乗っていると、時々近くの工場に伸びる専用線が分岐しているのを見ることがある。
 「工場の中に続くあの線路の続きはどうなっているのだろうか?」、「いつか通ってみたい」とよく考えていたものだが、長年の夢がかなった気分だ。
 岳南電車さん、時間があればもう3往復はさせていただきたい。
 というか、そのうち再度乗りに行こうと思うので「何度も往復して電車に乗り続ける不審者がいます」と通報するのはやめてください。


岳南電車の前方車窓と富士山

4私鉄目は、静岡鉄道

吉原駅に戻ってきたが、相変わらず頂上の雲は晴れず... (左)小走りで新清水駅へ
(右)静岡鉄道・新清水駅 (左)静岡鉄道・新静岡駅
(右)JR静岡駅
静岡・清水駅

 吉原に戻り、4分の乗り換えで再び東海道線へ。さらに西に進むこと30分で清水駅に到着。
 今回の15私鉄は基本的にJR東海の駅に乗り入れているか近接しているのだが、この静鉄の清水駅だけは、微妙に1キロばかり離れている。
 乗り換えに確保できた時間は12分。のんびり歩くわけにはいかない時間である。
 JRの清水駅を出た後、新清水駅に向かって小走りで向かう。JRの線路に沿って走り、国道にぶつかったところでま左に曲がる。
 スマホのGoogleマップによれば、すぐ近くに駅があるはずなのだが、一向に姿が見えない。本当に道が正しいのか不安になるが、駅前直前でようやくその姿を目視。想像していたよりもかなり駅舎が小さく、少し奥まっているせいで国道からは姿が見えないのだ。ちょっと焦ったよ。
 そこそこぎりぎりの時間に駅にたどり着いたので、すぐさま電車に飛び込む。青色が鮮やかなモダンな真新しい車両である。側面には"shizuoka rainbow trains"と書かれていたので、7色の車両があるのだろうか?

 JR東海道線に並行して走る静岡鉄道は、清水と静岡を結ぶ都市型鉄道。距離は11キロ程しかないのだが駅が15もあり、かなりマメに停車する。この間、乗客が途絶えることなく乗り降りしており、ローカル線ばかりの今回の旅では、異質な部類の路線。
 20分ほどで、終点の新静岡駅に到着。新静岡駅は静岡駅前の繁華街のど真ん中にあり、清水ほどではないがJRの駅とは少し離れている。
 今度は乗り換え時間が30分ほどあるので、のんびりと歩いて移動することができる。
 それにしても、本日はは見事な晴天。気持ちの良い休日である。

5私鉄目は、天竜浜名湖鉄道

天竜浜名湖鉄道 掛川駅
掛川・掛川駅

 静岡駅からは、本日2回目にしてこの旅最後の新幹線移動。新幹線で1駅先の掛川に向かう。わずか15分の乗車時間で掛川駅に着いたところで、続いての私鉄・天竜浜名湖鉄道に乗り換える。
 天浜線こと天竜浜名湖鉄道は、国鉄の赤字ローカル線だった二俣線を引き継いだ第3セクターの鉄道。1両編成のディーゼル車が単線線路を走る典型的なローカル線である。東海道線の掛川駅と新所原駅の間を浜名湖を迂回するように北へ大回りしながら結んでいる。
 掛川を出発し、しばらくしたら茶畑の広がる山間を縫う路線となる。そこから延々と同じような景色が続く。まあ、なんとものどかな路線ですな。
 どうでもいいんだけど、おいら現在、この辺りで単身赴任をしていて、できれば休日には近づきたくない場所なんだよね。

 全線を通して乗ると2時間ほど乗車時間となるが、今回はその真ん中あたり、半円状の路線の頂点に位置する西鹿島駅で下車する。西鹿島から南に延びる遠州鉄道に乗り換えるためである。
 もともと10名ほど乗っていた乗客も徐々に姿を消し、西鹿島に近づくころには数名を残すのみになっていた。

天浜線の途中ですが、6私鉄目の遠州鉄道

(左)遠州鉄道の高架から浜松の街を眺める
(右)遠州鉄道 西鹿島駅
浜松・西鹿島駅

 西鹿島駅で降りると、地下通路をくぐって同じ駅構内の遠鉄のホームへ移動する。すぐに真っ赤な2両編成の車両がやってきた。
 折り返し新浜松駅となった列車に乗り込むと、すかさず出発。なんだかとても慌ただしい。
 遠州鉄道は浜松市内を南北に結ぶ都市鉄道。南端がJR浜松駅にほど近い新浜松駅となっているので、終点に向かってどんどん乗客が増えていく。
 途中、路線は高架となり、遠くに浜松のシンボル・アクトタワーが見えてくる。そしてアクトタワーが近づき、周りのビルが高くなってくると、終点・新浜松駅に到着。

浜松・新浜松駅

 すぐに折り返して西鹿島に戻ってもよいのだが、30分後に西鹿島にたどり着くと、その時間は新所原に向かう天竜浜名湖鉄道が行ったばかりの時間。次の列車まで40分近く西鹿島で待つことになる。
 西鹿島で時間を潰すなら浜松で時間を潰したほうがマシだろうと、新浜松駅の周りをぶらぶらと歩き、コンビニで夕飯のおにぎりを仕入れてから新浜松駅に戻ってくる。
 西鹿島行の電車はちょうど夕方のラッシュで、家路につく家族連れで電車は満員。この旅で初めて満員電車に乗ることになる。
 それでも終点の西鹿島に着くころには空席も目立つようになり、座って西鹿島に戻ってこられた。

天浜線の残りを制覇

天竜浜名湖鉄道 新所原駅
浜松・西鹿島駅

 1時間半ぶりに西鹿島駅に戻ってきたら、すっかり日が落ちており、ホームは闇に包まれていた。
 闇の中から現れた天竜浜名湖鉄道の列車に乗り込み、残りの区間の制覇へ向かう。
 西鹿島から新所原までは1時間余り、途中からは浜名湖に沿って線路が敷設されているはずなのだが、窓の向こうは完全に闇。何も見えない。まあ、「何も見えない」のは湖があるからなので、浜名湖が見えていると言えば見えているのかな??
 闇を見ているうちに、フォースの暗黒面に落ちてしまっては親が悲しむので、読書をしながら新所原到着を待つ。

湖西・新所原駅

 定刻通り21時前に新所原駅に到着。
 新所原駅で駅名標を撮影しようとしたのだが、どこにも見当たらない。無いことはないだろうと、駅員さんに聞いてみたが「無いですよ」とのこと...。
 えー....。いや、やっぱり駅には駅名標が必要でしょう。簡単なアクリル板でいいから設置してくれないかなぁ。なんかがっかりですわ...。

 スタートから15時間弱が経過したが、本日の行程はまだまだ続く。
 昼間は暑かったのだが、日が沈むと急に寒くなってきた。ふきっさらしのホームで電車を20分ほど待ち、ようやくやってきた東海道線の電車に乗車。
 次の豊橋鉄道の接続駅である豊橋駅までは2駅、そして隣の二川駅からは愛知県となる。昼過ぎから静岡をひたすら西進し続けてきたが、いよいよお別れ、我がホームタウン愛知県に突入。

0 件のコメント: