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2016/02/13

東急・西武全線274.1km 1日制覇(#2 西武編)

  東急全線の制覇を終え、東京メトロ副都心線で小竹向原駅に移動。ここから私鉄営業距離第5位の西武鉄道全線の制覇に取り掛かる。
 第5位ではあるのだが、近鉄、東武、西武と比べれば、半分以下の規模。まだ、午後を少し回った時間なので、どれだけ遅くなっても終電までには、西武全線乗り終わるはずである。

埼玉に入るとそこそこ雪が増えていく
練馬区・練馬駅

 小竹向原駅で地下鉄を降りて、向かいのホームから西武有楽町線へ向かう電車に乗り換える。
 で、2駅先の練馬で有楽町線は池袋線にぶつかり、めでたく終了第1号。
 練馬駅で改めて西武の路線図を見てみるのだが、メインの幹線新宿線と池袋線が所沢で十字で交差していて、なおかつ支線がごちゃごちゃと延びているので、どうやら一筆書きできれいに回ることは難しそう。
 池袋線から順に支線を片付けて、新宿線に回るというしらみつぶし方式が固いと判断し、まずは練馬から延びる豊島線の制覇を開始する。
 制覇たって、豊島線は豊島駅までの1駅間、1キロのみ。23区内では2カ所しかない、珍しい単線の線路(もう一つは、京成の金町線)。単線とはいえ、西武が誇る遊園地豊島園へのアクセス路線ということで、池袋から8両編成の直行便が走るので、終点の豊島園駅もそれなりに立派な駅になっている。
 豊島園からは、乗ってきた電車で折り返して、池袋線の起点・池袋駅へ向かう。

豊島区・池袋駅

 西武の都心のターミナル池袋駅。駅の上には巨大な西武百貨店が聳えている。
 池袋線、そしてさらにそこから延びる西武秩父線は合わせて80キロ近いそこそこの長大路線。有料特急も走っているので、特急に乗って一気に片付けたかったのだがタイミングが合わず、やむなく急行で途中の飯能まで行くことにする。
 池袋線は埼玉、秩父方面に延びていくわけだが、前日に雪が降ったらしく、徐々に雪深くなっていく。都市では全く雪は積もっていなかったのだが、所沢あたりで屋根の上が真っ白になり、だんだんと地面も雪に覆われていく。

飯能・飯能駅

 50分かかって、急行は終点・飯能に到着。
 飯能は池袋線の途中のスイッチバック駅だが、ここより手前と先で随分と路線の雰囲気が変わる。
 池袋から出発する大半の電車と東京メトロ副都心線と有楽町線から直通する電車は飯能どまり。ここから先は、ローカル線ということになる。
 4両編成の短めのワンマン列車に乗り換えて、西武秩父へと出発する。
 途中の吾野で、池袋線が終了するが、特に何のイベントもなく電車は西武秩父線へと進んでいく。


秩父駅は雪国
秩父・西武秩父駅

 飯能からさらに50分ほどで西武秩父駅に到着。思っていたよりむちゃくちゃ遠い。ちゃんとダイヤを調べて特急を捕まえなかったことを後悔するが、後の祭り。
 最果て感満載の終着駅だが、すぐ隣を秩父鉄道が走っていて、さらなる奥地まで旅をすることもできる。
 が、まあ、先を急がねばならないので、同じ電車に飛び乗って折り返す。
 行きと同じく飯能駅で乗り換え、少し進んで西所沢で下車し、西武ドームへ向かう狭山線に乗り換える。

所沢・西武球場前駅

 わずか6分で西武球場前駅に到着。狭山線完了。
 「そんなには、西武ファン多くないだろう!」と、突っ込みたくなるような6本の線路が並ぶ広大な頭端型の西武球場前駅を横目に、少し高い位置にあるレオライナーこと山口線のホームに移動する。
 西武球場と西武遊園地を結ぶ山口線は、ゴムタイヤで走行する新交通システムとなっている。
 小さな4両編成の車両に乗り込み、狭山の山奥を西武遊園地に向けて出発する。なかなか静かで快適な乗り心地なのだが、乗車時間はわずか7分。山口線も終了。

東村山・西武遊園地駅

 西武遊園地駅では、山口線の行き止まり式ホームの先に多摩湖線のホームが設置されている。
 すぐに発車するというアナウンスに促され、ホームを移動し、新宿行の多摩湖線の電車に飛び乗る。
 ところで、西武線のこの辺り、多摩湖線、国分寺線、西武園線、拝島線、新宿線が入り組んでいて、さらには少し離れたところに、孤立線の多摩川線があり、全線制覇するにはなかなか難儀な場所である。  とりあえず、多摩湖線と多摩川線を片付けるとする。

国分寺・国分寺駅

 途中の萩山駅で電車を乗り継いで国分寺駅に移動し、多摩湖線完了。
 ここから孤立線である多摩川線を制覇するために、JRの中央線で3駅東京側に戻って武蔵境駅へ。ぼちぼち日没だが、西武線はまだ、多摩川線、国分寺線、西武園線、拝島線、新宿線とたんまり残っているので、日没サスペンドというわけにはいかない。


日没間近
武蔵野・武蔵境駅

 武蔵境駅から、どこの西武線にもつながらない孤高の多摩川線に乗車するわけだが、どういうわけか、改札を通ることができない。
 もしや、多摩川線は「東急西武線まるごときっぷ」からも除外されているのかと思ったが、係員に切符を見せたら、あっさり通ることができた。
 うむ、何故、自動改札機で通ることができないのかは謎だが、まあ、切符は有効らしい。
 10キロに満たない路線を片道10分少々で往復し、武蔵境駅に戻ってきたら、中央線で再び国分寺駅へ。孤高の多摩川線も完了。


国分寺・国分寺駅

 国分寺駅から延びる線路は、多摩湖線のほかに国分寺線がある。路線図を見たら国分寺から二股に線路が伸びているわけだが、ホームもまた律儀に二股に延びている。
 で、そんな微妙に位置の違うホームのうち、国分寺線のホームへと進む。多摩湖線にしろ、国分寺線にしろ末端の線路の割には車両も6両と長く、なかなか人も賑わっている。
 国分寺線もわずか8キロなので、やはり10分で終点東村山に到着する。そう、あの志村けんの東村山音頭で有名な「東村山」である。
 東村山、ってからには、"村"なのではないかとずっと勘違いしていたのだが、"東山村"ではなく"東村山"なので、立派な市である。
 国分寺のホームは、まあまあ賑わっていたのだが、東村山に至ると、かなり寒々しい景色になってきた。その東村山からさらに奥地に延びる西武園線に、寒さの厳しい折だというのに、向かわねばならない。
 西武園線はさらに短く、一駅間3キロのみ。乗車時間は3分に満たない。あっという間に、西武園線も制覇。
 西武園へのアクセス路線なので、この季節のこんな時間に乗車する客はほとんどいなかった。


東村山・東村山駅

 さて、東村山に帰ってきたところで、残りは拝島線と新宿線のみ。どうやって攻めようか迷ったのだが、最後に新宿線を残して、特急で本川越から新宿まで一気に帰った方が早く片付くと判断し、拝島線へ向かう。
 という、判断は正しかったのだが、ここで国分寺線で国分寺に戻ってから拝島に行けばいいものの、うっかり新宿線の小平を経由して拝島に向かってしまったため、時間をロスする。あとで、時刻表を確認したところ、ここで国分寺に向かっていたら、30分早くゴールできたらしい。まあ、小さいといえば、小さな話ではあるのだが...。

 東村山から池袋線と並ぶ西武の幹線、新宿線に初乗車。だが、5分で小平駅に着いてしまうので、あっさりと新宿線に別れを告げ、拝島線に乗り換える。
 小平から拝島までは、暗い車窓が続くのだが、拝島駅はけっこう都会っぽい。高架の駅の隙間から街を眺めつつ、折り返し新宿行の急行に乗って小平に帰る。拝島線が終わったので、残りはいよいよ新宿線のみ。
 ここで途中の小川駅から東村山まで国分寺線で戻っても30分早く終了できたのだが、なんだか律儀に拝島線で小平まで戻ってしまい、そこから新宿線の終点へ向かう本川越に向かう急行に乗車する。

川越・本川越駅

 小京都ならぬ、小江戸として有名な川越。江戸時代より時刻を知らせ続けている時の鐘がシンボルで、その周りに古い建物が残っている。(が、古い建物がある通りはやたらと交通量が多く、じっくりと街散策ができないのが川越の難点)。
 だが、とっくに夜が更けた今、川越見学をすることもなく、残った小平以東の新宿線を制覇すべく、折り返しの電車に乗車する。
 乗ってきた急行で新宿に戻った方が早く到着するのだが、ここは最後の締めということで、西武特急レッドアロー号に乗車してみることにする。
 レッドアローというのは、西武特急の全体の愛称で、個別に列車名もついていて、おいらが乗るのは特急小江戸46号である。
 有料特急なのだが、急行と比べて格段に速いわけではないので、どちらかといえば「指定席に座ることのできる列車」という位置づけのようである。
 休日の夜の時間帯ということで、別にレッドアローに乗らなくても座れるからか、乗客はかなりまばら、1両あたり10名もいないと思われる。
 ただ、一日中電車に乗っていると、クロスシートのありがたみを特に感じることができる。ましてや、リクライニングシートである。極楽気分で、新宿までの旅を堪能することができる。
 と、思って、ウトウトしていたら新宿についてしまった。乗車時間は40分ちょっとしかないのだ。
 ということで、なんだかボーっとしているうちに西武全線制覇完了である。

新宿区・西武新宿駅

 なんとか、無事、西武新宿駅に到着。
 思ったより、格段に時間がかかって、9時間半の旅となった。
 とはいえ、西武ぐらいの距離なら、ノープランでも半日で片付けられるらしい。練りに練ったプランで駆けずり回らないと終わらない、近鉄、東武、名鉄は偉大である。

 洗練された都会の鉄道東急に乗った後西武を見ると、戦前にあまりに線路を延ばしすぎて、末端にローカル線を抱え込んでしまったよくある私鉄に見えた。変に都心部分が大儲けしてるだけに、ローカル線を切るに切れないところは、東武と共通点があるようにも思える。
 ただ、乗っているといつの間にか雪が増えていき、ついたらそこそこの雪国だったなんてのは、鉄道ならではの楽しさを味わう上では、なかなか味のある私鉄であった。
 それにしても、今回、あまりに無計画に全線制覇を始めてしまっただけに、乗っていると「あっちの線を先に回ればよかった」とか、「乗り換えて急行を捕まえておくべきだった」とか後悔することが多々発生。
 別に最速を目指していたわけではないので、全線制覇できれば問題ないのだが、どうせやるなら念入りに計画を立てたかったと思ってしまった。
 まあ、次の機会があったら、今度こそは用意周到に準備して全線制覇に挑みたいですな。

2 件のコメント:

  1. 国分寺線と拝島線の連絡駅は国分寺駅でなくて小川駅ですよ

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  2. ご指摘ありがとうございます。
    訂正させていただきました。

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