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2015/07/15

新・近鉄全線501.2km 1日制覇(#3 奈良・京都・大阪周遊編)

 一日で日本最大の私鉄・近鉄の全線を乗車してしまおうというチャレンジ。
 朝5時に三重県の賢島を出発して11時間余り。タイトな乗り換えや最大の山場である2つのケーブルカーの乗り換えを終え、あとは淡々と予定の乗り換えをこなしていけばゴールできそうなところまで辿り着いた。
 残り7時間半、怖いのはおいらの寝過ごしと事故。事故は致し方ないとしても、寝過ごしは避けたいが、まあ、疲れてきましたわ...。

生駒・生駒駅

 生駒山ダッシュでガクガクになったを膝をブルブルさせながら、どうに奈良行きの急行を捕まえる。
 この時点で残りの路線は、奈良線(生駒-近鉄奈良)、京都線、橿原線(大和西大寺-田原本)、天理線、大阪線(大和八木-布施)、けいはんな線、生駒線、南大阪線(道明寺-古市以外)、御所線、吉野線。時間や本数的には全工程の3分の2が終わったのだが、距離的にはまだまだ先が長い。

奈良・近鉄奈良駅

 近鉄奈良駅から京都への旅は、昼前のアーバンライナー以来久しぶりの近鉄特急。しかも、終点まで乗車するので寝過ごす心配もない。まさに、この世の天国。
 天国を30分ほど謳歌して京都に着いたら、急行で折り返して、橿原線から盲腸のように飛び出た天理へ向かう。

大和郡山・平端駅

 橿原線から天理線が分岐する平端駅は、だだっ広い田んぼの真中にポツンと駅が立っているので、ホームから遠く天理の向こうの山を眺めることができる。5月となって日が長くなってきたがさすがに日没の時間。空は夕闇に包まれつつある。
 平端から天理はたったの6分。2分後の電車で折り返して平端駅に戻ってくるまで15分ほど。さらに暗くなった平端駅で再度乗り換えて、橿原線を南下する。



橿原・大和八木駅

 ちょうど8時間ぶりに大和八木駅に帰還。奈良南部から大阪、京都をぐるっと周遊して戻ってきたことになる。
 次は本日4回目の近鉄特急。といっても、乗車時間26分で次の鶴橋駅で降りないといけないので、うかうか寝ていられない。残りの電車はこの電車を入れてあと10本(内2本はJR)、いよいよラストスパート!

大阪・鶴橋駅

 鶴橋駅に到着。近鉄の真下を直交するJR大阪環状線に乗り換え、森ノ宮駅へ。森ノ宮駅からさらに大阪地下鉄中央線に乗り換える。
 大阪地下鉄は、近鉄けいはんな線に直通しているので、そのまま終点・学研奈良登美ケ丘まで乗れば、けいはんな線も制覇となる。
 ただやっかいなのは、近鉄はフリーきっぷを持っているので切符の購入は不要だが、大阪地下鉄部分の森ノ宮駅から長田駅までは切符が必要。自販機で240円分のきっぷを購入し、改札を通過。残りは、生駒線、南大阪線、御所線、吉野線となった。残り本数も9本と1桁に。
 学研奈良登美ケ丘からは折り返して生駒駅に戻る。

生駒・生駒駅

 4時間半ぶりの生駒駅。生駒駅の構内は、どういうわけか、けいはんな線とそれ以外の線の間に中間改札があって、切符を改札機に通さないと行き来ができないようになっている。2年前に全線制覇を実行した時も、今回と同じ週末フリーパスを利用していたのだが、そのときは切符が紙の切符だったので、駅員のいる有人改札しか通ることができず、思わぬ時間のロスをした。だが、時は流れていつの間にか、週末フリーパスは磁気乗車券に変わっていて、生駒駅の中間改札を縦横無尽に行き来することができる。
 本来なら、大喜びで自動改札機で反復横跳びを繰り返したいところだが、時間もないし、何よりも「自動改札に通しすぎて切符が折れ曲がり、改札機を詰まらせる」という愚(名鉄全線制覇のときにやらかしている)を犯したくないので、ぐっと気持ちを抑えて素直に生駒線のホームへ向かう。

王寺・王寺駅

 生駒線を全線乗車し、終点・王寺駅に到着。9時間半ぶりに戻ってきたのだが、時間も遅くなり、昼間とは違う景色になっている。なによりも、王寺の夜は早いようで、人の数がめっきり少ない。
 残るは南大阪線系統の3線のみ。本数にして、あと5本。うち1本は次に乗るJRの関西線で、大和路快速で天王寺に向かうと、その隣が日本一の高さを誇るあべのハルカスで、その下が南大阪線のターミナル・大阪阿倍野駅。大阪阿倍野駅から途中近鉄御所に寄り道をしつつ、吉野駅を目指す。いよいよ近鉄全線制覇の完遂は間近!

無常にも真っ黒な電光掲示板
王寺・王寺駅

 近鉄王寺駅の改札を出て、右に曲がるとすぐにJRの改札がある。大和路快速の出発までは、20分ほど時間があるので、駅前の吉野家で夕飯を食べようと思った矢先、JRの電光掲示板の異変を発見する。奈良方面の電光掲示板が真っ暗で、"調整中"の3文字だけが表示されている。
 スピーカーから流れる駅員の説明を聞くと、どうやら大阪環状線で信号トラブルが発生し、大阪環状線が完全にストップしている模様。その煽りを受けて、大阪環状線からやってくる下り電車は運転見合わせ。おいらが乗る上り電車にも遅れが発生しているらしい。
 おいらが本来乗る予定だった大和路快速は、21時40分発で、天王寺に22時1分に到着する。で、9分後に大阪阿部野橋駅を出発する特急に乗車しなくてはならない。その1本前の普通が21時28分発で、天王寺に22時5分に着く。これでもギリギリ間に合うが、少しでも遅れたらアウト。
 とりあえず、1本前の普通電車がもうすぐ発車するのだが、これに乗るべきか乗らざるべきか迷ったのだが、結局、大和路快速に追い越されることを想定して、この電車は見送った。
 が、しかし、次の大和路快速はいつまでたってもやってこない。最初は遅れなしとアナウンスがあったのだが、そのうち5分遅れ、14分遅れと遅れ時間が増え、発車時刻の21時40分ごろには、23分遅れになっていた。
 万事休す。
 1本前の普通電車に乗っていたら間に合ったのかどうかは定かではないが、まあ、乗っていればチャンスがあったかもしれないと、後悔しても後の祭り。

 スタートから16時間、34本の電車を乗り継いで、あと5本というところまでこぎ着けたのだが、無念のリタイア。
 別コースを辿っていた友人も、この時間に逆方向の大和路快速に乗る予定だったので、やはりリタイヤ。
 ”事故”ではなく、”故障”なのがなんとも悔しいが、まあ、不可抗力なのでどうしようもない。

 一応、本来乗りたかった経路をまとめると
新近鉄全線1日制覇(未遂)まとめ
#乗車下車乗車路線
田原本西田原本(徒歩)
新王寺王寺(徒歩)
12:18王寺12:42信貴山門(奈良交通)
12:50信貴山門12:57高安山(近鉄バス)
堅下柏原(徒歩)
難波大阪難波(徒歩)
生駒鳥居前(徒歩)
生駒山上宝山寺(生駒山ダッシュ)
鳥居前生駒(徒歩)
 信号トラブルで遅れ。以下乗車できず。
天王寺大阪阿部野橋(徒歩)
実施日:2015年5月9日 (土・休日ダイヤ)
近鉄 鉄道総延長:501.2km (伊勢中川駅付近の短絡線は非短絡線と同一路線として計上)
運賃(予定):週末フリーパス 4,100円 + 特急券 4,160円 + その他(奈良交通、近鉄バス、JR西日本、南海、大阪市交通局) 1,910円
 とはいえ、このまま引き下がるわけにはイカんので、当然リベンジしてきましたよ。はい。

#4 吉野・南大阪編に続く

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