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2014/11/06

東京フリーきっぷ 444.3km 完全制覇(#4 完結編)

 東京フリーきっぷを利用して、1日で東京の地下鉄とJR東京都区内、さらに都電と日暮里・舎人ライナーを制覇する旅。というか、荒行。
 午前4時24分に京浜東北線に始発に乗って蒲田駅を出発してから20時間弱。ようやく、ゴールの西荻窪に向かう中央線の電車に乗車した。

(左)西荻窪のホーム。土日は使われない快速用ホームは真っ暗
(右)東京フリーきっぷ完全制覇を成し遂げた偉大な勇者 (上)西荻窪の改札
(下)西荻窪南口 まだ終電ではないので、多少は人通りがある
千代田区・東京駅

 定時から遅れること、14分。結局、本来乗る予定だった終電とほぼ同じ時刻に、高尾行きの中央線が出発した。
 国分寺以遠、高尾までの最終電車ということで、車内はなかなかの混雑。酔っ払い同士の会話やら、次のデートの約束を取り付ける男女の会話やら深夜の電車は賑やかだ。

杉並区・西荻窪駅

 約40分後、1時14分に中央線の都区内境界駅・西荻窪駅に到着。
 始発からスタートし、終電・最終電車で間一髪ゴールというスケジュールの筈だったが、中央線の遅れのため、1本早い電車でゴールとなった。
 西荻窪駅最後の乗客として改札をくぐるのが理想のエンディングだったが、まあ、仕方がない。
 端っことはいえ、まがりなりにも23区内の駅、終電間近のこの時間でも、まだ駅近くに人通りがある。
 超高密度で電車が走る東京の街は、なかなか定時で電車が動いていない。遅れた電車に助けられたり、泣かされたりしながら、なんとか東京フリーきっぷ 444.3キロを制覇することができた。
 関西の3日間電車乗りっぱなしに比べたら、体力的には楽なものだが、乗換えで駆けずり回ったので、かなり足にきたね。

東京フリーきっぷ 1日制覇まとめ
#乗車下車乗車路線
赤羽赤羽岩淵(徒歩)
(5分遅れ)
(後続電車でも可)
新宿都庁前(徒歩)
(3分遅れ)
(3分遅れ)
三ノ輪三ノ輪橋(徒歩・道に迷う)
鬼子母神雑司が谷(徒歩)
(後続電車でも可)
(14分遅れ)
実施日:2014年1月18日 (土曜ダイヤ)
東京フリーきっぷ 鉄道総延長:444.3km
総乗車距離:563.0km (JR東京都区内:166.4km 東京メトロ:206.8km 都営:162.4km その他:27.4km)
(北千住-綾瀬、目黒-白金高輪は東京メトロとして計上
JRの山手線と並行する他線路、東京メトロの池袋-和光市は有楽町線と副都心線は同一経路として計上
快速線と緩行線は原則同一経路とするが、並走しない神田-御茶ノ水、錦糸町‐御茶ノ水は独立路線として計上
東北線と京浜東北線の日暮里-赤羽間は別路線(ただし、東北線は日暮里を通過)として計上)
総乗車本数:55本 (東京フリーきっぷ:50本 東京フリーきっぷ外:4本、東急・東京メトロ直通:1本)
所要時間:20時間50分
運賃:東京フリーきっぷ 1,590円 + その他(JR区間外、西武、小田急、東急、東武) 859円

 本文でも触れたが、日比谷線・三ノ輪駅から都電荒川線・三ノ輪橋駅の間の移動は、本来は4、5分で可能。
 そうなると、1本早い都電に乗ることができる。すると、中目黒まで以下のようなスケジュールとなる。
 ただし、このスケジュールの都電荒川線・三ノ輪橋駅から副都心線・雑司が谷の3分間での乗り換えは、かなり厳しい。これに失敗したときは、上記スケジュールでリカバリーすることができる。
 また、脚力に自信があるのであれば、都電荒川線・鬼子母神前からJR・池袋駅まで”走る”という手もある。(本当は、おいらもそうするつもりでいた。この間、荷物を預けたいがため、わざわざ名古屋からサポートメンバーに来てもらったのだが、結局走らずじまいでした。すんまへんなぁ)

東京フリーきっぷ 別案(三ノ輪橋→中目黒)
#乗車下車乗車路線
3918:53三ノ輪橋19:47早稲田都電 荒川線
4019:53早稲田19:59都電雑司ヶ谷都電 荒川線
都電雑司ヶ谷池袋9分間で1キロダッシュ!
4120:08池袋20:20日暮里JR 山手線
4220:24日暮里20:44見沼代親水公園日暮里・舎人ライナー
4320:48見沼代親水公園21:09日暮里日暮里・舎人ライナー
4421:11日暮里21:19北千住JR 常磐線
4521:26北千住22:09中目黒メトロ 日比谷線

 で、このスケジュール、上記の通り都電以降の乗り換えスケジュールが非常に厳しいので、他にいい手はないかと考えた、別案がある。
 おいらのチャレンジしたスケジュールだと、中央線を普通電車で移動しているので時間のロスがある。昼間に中央線を快速で走破する代わりに、JR並みに終電の遅い大江戸線を最後にもってきたのが、下記のスケジュールだ。
 元のスケジュールに比べて、全体に乗り換えに余裕があるのだが、その代わりに最後の最後の乗り換え、JR・新宿駅から大江戸線・都庁前駅までの乗り換え時間が5分しかない。死ぬ気でダッシュしないと間に合わない時間だ。

東京フリーきっぷ 別案(五反田以降)
#乗車下車乗車路線
2412:33新宿12:40中野JR 中央線
2512:43中野13:26西船橋メトロ 東西線
13:28西船橋13:33本八幡JR 総武線
2613:38本八幡14:07新宿都営 新宿線
14:13新宿14:20代々木上原小田急 小田原線
2714:22代々木上原15:06金町メトロ千代田線/JR 常磐線
2815:10金町15:16綾瀬JR 常磐線
2915:18綾瀬15:23北綾瀬メトロ 千代田線
3015:28北綾瀬15:33綾瀬メトロ 千代田線
3115:36綾瀬15:39北千住メトロ 千代田線
3215:45北千住15:50三ノ輪メトロ 日比谷線
三ノ輪三ノ輪橋(徒歩)
3315:57三ノ輪橋16:55早稲田都電 荒川線
3417:00早稲田17:04鬼子母神前都電 荒川線
鬼子母神前雑司ヶ谷(徒歩)
3517:08雑司ヶ谷17:10池袋メトロ 副都心線
3617:12池袋17:51中野坂上メトロ 丸の内線
3717:54中野坂上18:00方南町メトロ 丸の内線
3818:02方南町18:09中野坂上メトロ 丸の内線
3918:10中野坂上18:20荻窪メトロ 丸の内線
4018:26荻窪18:28西荻窪JR 中央線
4118:30西荻窪18:33荻窪JR 中央線
4218:36荻窪18:59東京JR 中央線
4319:16東京19:29葛西臨海公園JR 京葉線
4419:37葛西臨海公園19:40新木場JR 京葉線
4519:43新木場20:21小竹向原メトロ 有楽町線
4620:22小竹向原20:34和光市メトロ 有楽町線
4720:42和光市20:54小竹向原メトロ 有楽町線
4820:57小竹向原21:18中目黒メトロ 副都心線/東急 東横線
4921:21中目黒22:04北千住メトロ 日比谷線
5022:10北千住22:18日暮里JR 常磐線
5122:24日暮里22:45見沼代親水公園日暮里・舎人ライナー
5222:51見沼代親水公園23:12日暮里日暮里・舎人ライナー
5323:19日暮里23:42新宿JR 山手線
新宿都庁前5分間の猛ダッシュ!
5423:47都庁前01:10光が丘都営 大江戸線
別ルートでも、終電で光が丘駅に辿り着くことができた
 その別案だが、同日に友人にチャレンジしてもらった。
 元の案も別案も昼過ぎの新宿駅までは同じルートなので、その直前の都営・浅草線からおいらと同乗し、新宿で二手に分かれてスタートした。
 結果としては、別案でも無事、大江戸線の終電でゴール・光が丘駅にたどり着いた。
 最大の難関である新宿ー都庁間のダッシュだが、直前の山手線の前までは、1本早い電車を捕まえることができたため、歩いて乗換えができるほどの余裕の乗り換え時間が確保できそうだったのだが、最後の山手線が遅れた関係で、最終的には7分の乗り換え時間となったそうだ。
 とはいえ7分ならば、まあ、軽く走れば間に合う時間。と思っていたら、通常乗り換えのときに使用する都庁への地下通路がこの時間は閉鎖しているらしく、かなり焦ったらしい。
 なんにせよ、ともかく東京は電車が遅れる。
 それを考慮すると、他の路線と乗り入れしておらず、ほぼ定時運行が確保されている大江戸線を最後に残すのはリスクが大きい。それよりは、相対的に電車が遅れる可能性の高い、中央線を最後に回す方が正解ではないのかというのが、彼の見解。
 事実、おいらの乗った中央線はがっつり遅れていたので、的を得た指摘と言える。
(左)東京都交通局の東京フリーきっぷ
(右上)JR東日本の東京フリーきっぷ
(右下)東京メトロの東京フリーきっぷ

 ところで、今回の東京フリーきっぷ完全制覇のチャレンジだが、失敗の可能性は低くないと思い、リベンジのための奥の手を考えていた。
 東京フリーきっぷは、所謂”一日乗車券”である。その有効期限は、”始発から終電まで”と思われているかもしれないが、実は少し違う。
 ”少し”とは、どういうことかと言うと、東京メトロと都営に関しては、”始発から終電まで”で正しいのだが、JRは違うのだ。
 JRきっぷの有効期限の日付は、”始発から終電”が基準ではなく、暦日、すなわち午前0時から午後23時59分までが基準となる。つまり午前0時を過ぎた瞬間からその日の日付で自動改札機を通過することができる。
 もちろん、午前0時を回っても終電までは前日の日付の切符を使用することができるが、それはあくまでも”特例”扱いで、原則は暦日である。(おそらく、かつて夜行列車がたくさん走っていた名残だろう)
 となると、JRに関しては、始発よりも前、前日の終電近くの電車から乗り始めることができるのである。
(ちなみに東京フリーきっぷは、都営バスにも有効だが、都営の深夜バスに関しても、午前0時から4時までは、当日の日付も前日の日付も有効なのだそうな。ただし、深夜料金と普通料金との差額210円が別途必要)

 例えば、中央線を利用して、0時04分発の電車で西荻窪から東京に向かうとか、京浜東北線で、0時06分発の電車で浮間舟渡から池袋に向かうといった、プランが実行可能だ。
 どちらも、終電までに京浜東北線の蒲田駅までは到達することができる。ここで、翌朝の始発まで3時間ほど待機して、続きを実行すれば、1時間ほど時間の余裕が生まれる。
 誰が必要としている情報かよくわからないが、まあ、参考まで。

 スルッとKANSAI完全制覇と合わせて、関西と東京都心の鉄道を4日で乗り潰した。
 ぼちぼち、鉄道1日制覇シリーズはやりつくした感があるので、なんか他の企画を考えないといけないね。

 ところで、鉄道を一気に乗り潰すという企画だが、海外にも愛好者がいるらしく、ギネスブックにもSubway ChallengeTube Challengeというニューヨークやロンドンの地下鉄をできるだけ早く制覇するという記録もあるそうな。
 なお、"全線"の考え方は、

  • クラスA:全ての線に乗る
  • クラスB:全ての駅に停車する
  • クラスC:全ての駅を通過する
があるらしい。
 クラスAでいう"線"は、線路というよりは運行系統らしい(山手線と京浜東北線や埼京線と湘南新宿ラインを別の線とみなすような感じ)ので、おいらの考えはクラスCに近い。
 ただし、クラスBとクラスCは、複数の線が通っている駅を一つの駅とみなすか、複数の駅とみなすかで全駅の定義が変わってくる。おいらの場合は"路線"を基準としているので、会社や路線が違えば別の駅ととなるので、クラスAとCを合わせたような考え方になる。(ただし、ときどき鉄道要覧を持ち出して、都合よく同じ駅と言い出すことがある。今回の副都心線と有楽町線の池袋-小竹向原なんかが、それ)
 例えば、日暮里・舎人ライナーとJRの西日暮里、日暮里を同一の駅とするなら、どちらか一方の線路を乗ればよくなる。東京メトロの渋谷、表参道なんかも同じ駅と考えるのが普通なので、クラスB、Cなら、銀座線か半蔵門線のどちらか片方でよいことになる。
 ちなみに、世界的には複合駅の定義をはっきりさせた上で、クラスBかクラスCを競うのが主流のよう。(どうしても、クラスAは定義が曖昧になっちゃうし、クラスB、Cだとパズル的な要素が増えるから頭の使いようがあっておもしろいのかもね?)
 まあ、記録は求めていないけど、ニューヨークやロンドンの地下鉄も一度乗ってみたいですな。

2 件のコメント:

  1. 私もこういう旅をしてみたいです

    神奈川なら何がいいですかね…

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  2.  Muwt.@.T さん コメント有難うございます。

     神奈川ですか。。。
     地方都市暮らしのおいらとしては、神奈川≒東京あるいは、東京∋神奈川なんですけど、違うんですね...。
     神奈川といえば、小田急と箱根登山鉄道ですかね。
     箱根登山鉄道は、一度乗りましたが、文字通り登山する鉄道でなかなか素敵な鉄道でした↓
    http://travel.it-penguin.com/2009/08/blog-post.html

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