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2014/11/04

東京フリーきっぷ 444.3km 完全制覇(#2 浅草橋 → 代々木上原)

 JR都区内、東京メトロ、都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナーの共通1日乗車券「東京フリーきっぷ」で、それら全線を1日で乗りつぶしてしまおうという無茶なチャレンジ。
 朝4時半に蒲田駅を出発し5時間半が経過した午前10時。ここまではJRを中心に踏破していったが、これから20時ごろまでは、地下鉄を中心に制覇していく。
 浅草橋で総武線から浅草線に乗り換えて、先を急ぐ。

墨田区・押上駅

 浅草橋で都営浅草線に乗り換え、4駅先の押上へ。電車は、京成線、北総線を経由して、印旛日本医大まで直通するが、浅草線はここが終点。
 ここで同じく、押上を起点とする東京メトロの半蔵門線に乗り換える。乗り換え時間は4分。微妙に離れた駅を改札外乗り換えするには、そこそこ厳しい時間だが無難に乗り換え完了。

渋谷区・渋谷駅

 東急田園都市線・中央林間まで直通する半蔵門線を、半蔵門線の終点渋谷で下車する。渋谷からは、渋谷駅が起点の銀座線に乗り換えるのだが、これが難儀な代物。
 半蔵門線のホームは地下3階にあるのだが、銀座線のホームはどういうわけか地上3階にある。つまり、半蔵門線から銀座線に乗り換えるには5フロア分を登らなくてはならないということになる。
 銀座線と半蔵門線を乗り換える場合は、普通は、同一ホームで乗り換えのできる隣の表参道駅で乗り換えを行うため、車内のアナウンスでも「銀座線はお乗換えです」とは放送しないし、車内の路線図でも渋谷から銀座線に乗り換えできることは伏せてある。東京メトロも推奨しないぐらい乗り換えが面倒ということらしい。(あるいは、なんらかの大きな力が働いて、善良な国民に渋谷で乗り換えが可能であることをひた隠しているのかもしれないが)

 そんな鬼畜な乗り換えだが、乗り換え時間はわずかに4分しかない。電車を降りた後は、銀座線の高みを目指し、脇目もふらず登り続けるのみである。
 半蔵門ホームから地上まではエスカレーターがあるのだが、そこから先は階段しか無い。踊り場のある見通しの悪い階段を登り続け、ようやく改札が見えた頃には、もう足はフラフラ。改札を潜ったら追い打ちを掛けるように微妙な階段があり、それを登り切るとようやく電車に辿り着くことができる。
 この後、まだまだ半日以上東京中を走り回らないといけないのだが、ここでかなりのHPを削られた模様。
台東区・浅草駅

 その歴史的な古さゆえどこにも乗り入れを行っていない銀座線は、線路の終点である浅草駅で、電車の運転も素直に打ち切りになる。
 ここで、1時間半ぶりの浅草線に戻って、乗り残した浅草橋以南(つまり、ほとんど全線)を踏破する。
 銀座線の浅草駅は、1番ホームと2番ホームに交互に電車が到着する。銀座線から浅草線に乗り換えるためには、1番ホームの方が近く、2番ホームは一度、階段を登り降りして2番ホームに移動しなくては、浅草線に移動することはできない構造になっている。で、1番ホームにつくか、2番ホームに着くかが運命の分かれ目なのだが、おいらの乗った電車は2番ホーム到着のハズレ号。階段上り下りの罰ゲームを甘んじて受けざるを得ない。乗り換え時間が4分しかないのに...。

 で、辿り着いた浅草線も、浅草線の終点まで直通する西馬込行きの電車と、途中の泉岳寺から京急線に乗り入れてしまうため乗り換えを強いられる電車がある。で、おいらの当たった電車は、エアポート快特・羽田国内線ターミナル駅行き。またしても、外れを引き当ててしまったので、とりあえず、泉岳寺まで移動する。

港区・泉岳寺駅

 9時半の新小岩駅で遅れていた三鷹行きの電車を捕まえて以来、予定より5、6分早い電車に乗り続けていたのだが、泉岳寺から先の西馬込までの電車の本数が少ないため、ここでアドバンテージを失い、当初のプランに復帰してしまう。
 泉岳寺発の西馬込行き普通に乗り換えて、終点西馬込へ。浅草線の次は、大江戸線を制覇するため、五反田に戻ってから、山手線を経由して新宿に向かう。

品川区・五反田駅

 五反田で浅草線から山手線外回りへ乗り換え。乗り換えはできれば階段を降りる方向にしたかったのだが、ここでも地下から高架への3分乗り換えという試練を乗り越えることになる。
 山手線のこの区間に乗るのは、約7時間ぶり。相変わらずホームも車内も混んでいる。まだ外が暗かった早朝の思い出は、すでに遠い記憶になりつつあるが、まだ、全工程の半分も終わっていないという衝撃。

 ところで、今回の東京フリーきっぷ1日制覇だが、ここまでの日程を見ても分かる通りかなり乗り換えに無理のあるスケジュールになっている。
 いくつかの案を考え、最も無難と思われるスケジュール案が二つ残り、その内の一つが今回のスケジュールである。正直なところ、今回のスケジュールの成功確率はそれほど高くはないと思っていた。
 で、もう一つ案があったわけだが、最終案と甲乙がつけ難く、最後までどちらで実行するか迷っていた。そんなわけで、別案のルートは、友人にチャレンジしてもらうことにした。
 両案とも次の新宿までは同じルートなので、早朝から名古屋からやってきた友人と泉岳寺で合流し、新宿から二手に分かれて東京フリーきっぷ完全制覇を目指すことにする。(別ルートの詳細は、後で掲載)

東京フリーきっぷの天敵・IC専用改札機
新宿区・新宿駅

 都営浅草線から都営大江戸線に乗り換えるためには、素直に考えれば両線が交わる大門駅で乗り換えればよい。また、五反田から山手線で移動し、代々木駅や新宿駅で乗り換えるという手もある。
 しかしながら、今回は、山手線で新宿に移動した後、大江戸線の新宿駅や新宿西口駅へ向かうのではなく、新宿から1キロ弱離れた都庁前駅に向かうことにした。
 全線制覇のためには、大江戸線の終端である都庁前に一度は行く必要がある。となると、大江戸線の中間駅から乗車して、都庁前と往復するよりは、新宿から一気に都庁前駅まで移動したほうがスケジュールを短縮できるという目論見のためである。
 ただし、新宿から都庁前駅への移動時間は、わずかに8分。新宿駅近くの西新宿駅から都庁前駅まで、大江戸線で移動するよりも早く移動しないと元も子もないからだ。
 新宿から都庁前まで8分となると、歩いていては間に合わない。ただ、全速力で走るほどではないので、時間を見計らいながら適当なところまでダッシュして、無事都庁前に到着。ちなみに、都庁前駅って、入り口からホームまでが結構離れていて、入り口に入ったからといって油断すると痛い目を見ることになる。

新宿区・都庁前駅

 都庁前を出発し、ぐるりと23区内を周回して都庁に戻った後、光が丘に抜ける都営・大江戸線。
 全長40km、乗車時間は1時間23分となる。この乗車時間は本日最長で、唯一の1時間超え路線である。おいらにとっては、ありがたい小休止となるのだが、車両はロングシートの通勤型車両。車内販売があるわけではないので、できることといえば、ロングシートの端っこで一眠りするぐらい。
 まあ、それでも、短時間乗り換えの緊張感から開放され、精神的にはそれなりの休息となった。

練馬区・光が丘駅

 大江戸線の終点・光が丘駅に到着。到着後1分で発車する折り返し電車に乗らなくてはならなかったが、難なく乗り換えに成功。定時運行に感謝!
 ちなみに、今回の乗車予定電車は50本(+東京フリーきっぷ範囲外の電車を4本)。この電車が25本目なので、ようやく折り返し地点に到着した。時間的にもスタートから10時間近くなり、もうすぐ折り返し地点に到達する。
 ようやく半分というか、まだ半分というか、とにかく先は長い。

練馬区・練馬駅

 光が丘から練馬まで戻り、西武線で池袋へ。今回の旅で初めて、東京フリーきっぷ範囲外の電車に乗ることになる。
 どうでもいい話だが、東京フリーきっぷは磁気切符であり、最近多いIC専用改札機を通過することはできない。急いでいるときに限って、近くに磁気切符が通れる改札機がなかったり、磁気切符対応改札機だけが混んでいたりして(でも、ほとんどの人はICカードで通過するんだよね)、何度泣かされたことか。
 東京フリーきっぷの天敵とも言えるIC専用改札機だが、東京フリーきっぷ範囲外の西武ならば問題ない。堂々と、モバイルSuicaをタッチして通過してやる。

豊島区・池袋駅

 次のターゲットは東京メトロ丸の内線ということで、西武線から丸の内線まで3分で乗り換える。結構厳しいが、今日1日の乗り換えの中では、むしろイージーな部類に入るので、危なげなく乗り換え完了。
 丸の内線は池袋から出発し、東京都心を時計回りにぐるっと回って、新宿を通過して荻窪に向かう路線。車両が小さいこともあって、朝のラッシュ時は1時間31本という、とんでもない密度で運行されている路線である。(我等が名古屋の東山線は、1時間30本なので、惜しくも1本負けている)

中野区・中野坂上駅

 丸の内線は、荻窪駅近くの中野坂上駅から3駅間程の支線が伸びている。
 大阪でスルッとKANSAI全線制覇をやったときは、このような短い支線の往復を何度か行ったが、今回の旅では、東京メトロの丸の内線と千代田線の2線しかない。まあ、チマチマした往復がないのはありがたい話ではある。
 で、その貴重な支線往復の第1ラウンドを実行。中野坂上駅から6分で終点方南町に到着。乗ってきた電車で折り返すのかと思いきや、隣の線路に別の電車が待機していて、そちらに乗り換え。
 すぐに発車した電車で中野坂上に戻ってくる。その間わずか17分。東京は、実にせわしない...。

中野区・荻窪駅

 中野坂上駅に着いたら終点・荻窪駅はすぐそこ。10分で荻窪駅に到着。
 次は、東西線の制覇を行うため、JRの中央線で中野駅まで移動。

中野区・荻窪駅

 荻窪駅の乗り換え時間は5分間。余裕で中央線のホームで辿り着いた。
 異変に気づいたのはそれから数分後。ぼちぼち到着するはずの中央線快速・東京行きがやってこないのである。
 次の中野駅での中央線から東京メトロ東西線への乗り換え時間は3分間。JRからメトロへの乗り換えであるが、同じ構内の乗り換えになるので、1分あれば乗り換えはできる。
 だが、2分過ぎても電車がやってこない。さらに1分、遅れていた電車がようやく姿を現した。
 ざっと考えると、これで中野での乗り換え時間は0分となり、スタートから11時間にして、チャレンジ失敗を覚悟せざる得ない状況に追い込まれた。
 荻窪から中野への1駅間、「間に合ってくれ」と祈り続けること4分、先頭車両から見える運転席の窓の向こうに中野駅の姿が見える。東西線の車両らしい電車がホームに止まっているが、本来乗りたかった電車なのか、その次の電車なのかわからない。
 中野駅に到着後、とにかく東西線のホームへ急ぐ。東西線の電車は、おいらが乗り込んだ直後にドアが閉められた。どうやら、なんとか間に合ったらしい。
 そんな、ゴタゴタのせいで、この度で唯一、電車の写真を撮り忘れるという失態を演じたが、まあ、電車に乗れれば全てOKですわ。

 この後は、東西線で終点・西船橋に向かい、そこからJR総武線で本八幡へ移動(東京フリーきっぷ範囲外)し、都営新宿線で新宿に向かう。要は、東京を東西方向に1往復するのである。
 東西線と新宿線は共に日中に急行・快速運転をしていて、うまく優等列車を捕まえれば時間短縮が可能となる。基本各駅停車ばかり乗る東京フリーきっぷ全線制覇において、この2路線で優等列車を捕まえることは、ほぼ必須要件で、スケジュール作成の大きな制約となった。どれだけよさげなルートができても、日中に両線を組み込めなかったらスケジュールは破綻してしまう。両線には、幾度と無く泣かされたものである。

船橋・西船橋駅

 この旅で初めて、東京都外へ脱出し、千葉県船橋市の西船橋駅に到着。中野駅で別れたJR中央・総武線は、この駅で再び合流する。
 次の都営新宿線に乗り換えるため2駅東京側の本八幡駅に、総武線で移動する。
 なお、西船橋駅は東京メトロの駅ではあるが、東京23区外なので、JRの都区内駅ではない。よって、総武線に乗るためには、一度、改札を出てモバイルSuicaで入場し直すことになる。

市川・本八幡駅

 本八幡駅で都営・新宿線に乗り換え。千葉県市川市にある本八幡駅は、都営地下鉄ので唯一東京都外、そして唯一23区外の駅である。
 JRと都営地下鉄の両駅間は結構離れていて、駅ビル内の専門店街を通過して移動する必要がある。
 夕方の買い物客を掻き分けながら、なんとか地下鉄の改札に到着。乗り換えの厳しさで言えば、渋谷駅の乗り換え以来の厳しさだが、こっちは下り方向なのでかなり楽。
 地下鉄の新宿線だが、途中少しだけ高架を走る区間がある。窓の外を見ると、西の空が赤く染まり始めている。一日中電車にのるというイベントの時は、日の短い秋よりも、陽が長い春の終わりあたりの方が向いているかもしれない。

新宿区・新宿駅

 急行を捕まえて、途中普通電車を抜かしながら新宿駅に到着。電車は京王線に直通するが、京王線には興味は無いのでここで乗り捨てる。
 お次は、千代田線だが、千代田線の起点は新宿駅からチョイ離れた代々木上原駅。またしても、東京フリーきっぷ範囲外の小田急で移動することになる。
 新宿駅の新宿線から小田急線までの乗り換えも結構遠く、4分だとギリギリ。しかも、新宿線のホームは地下5階で、地上の小田急まで5フロア分を駆け上がる地獄の登山道となっている。
 が、まあ、なんとか小田急のホームに辿り着いて、代々木上原駅へ向かう。

渋谷区・代々木上原駅

 小田急は、千代田線にも乗り入れるので、小田急から千代田線は改札内で乗り換えることができる。ただし、今回、小田急は別料金なので、一度、改札を出て、東京フリーきっぷで入りなおすことになる。ぼちぼち、切符の四隅が折れてきてしまったので、折れてない方から慎重に改札機を通す。ここで改札機に切符を詰まらせて、時間をロスするわけには行かない。
 代々木上原からは千代田線、そして乗り入れ先の常磐線の先端部分、さらには北綾瀬に向かう千代田線の支線を制覇する。

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