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2014/10/06

スルッとKANSAI 3day 1192.5km 完全制覇(#7 大阪地下鉄Ⅲ & 京阪Ⅱ編)

 関西の私鉄の共通鉄道カード・スルッとKANSAIの3日間乗り放題きっぷスルッとKANSAI 3day チケットを使って、対象全鉄道(ケーブルカーを除く)を踏破してしまおうという企画。
 2日目を終了した時点で、対象19社局の内、山陽、神戸市営地下鉄、北神急行、神鉄、神戸高速、能勢電、神戸新交通、阪神、泉北高速鉄道、北大阪急行、南海の11社局を制覇。
 残りは、大阪市営地下鉄(長堀鶴見緑地線のほとんど)、大阪モノレール(ほぼ全線)、阪急(烏丸-河原町)、叡山電鉄、嵐電、京都市営地下鉄(東西線)、京阪(本線の丹波橋-出町柳と中之島線、宇治線、京津線、石山坂本線)、近鉄(けいはんな線と難波線以外のほぼ全て)の計8社局。
 104本(+JR 1本)の電車に乗り継いで、なんとか3日目に辿り着いた。ここで乗り過ごしやら乗り間違いをしでかすと、全てが水泡に帰すことになる。ここに来て、俄然、ヤル気が出てきたところで、3日目の早朝を迎える。
 まずは、大阪界隈の近鉄以外の積み残しを順に片付けていく。

本日も、開門前に大正駅に参上
大阪・大正駅

 3日目の朝、前日の終電から4時間。本日も不必要に朝早く、駅の開門前に大正駅に戻ってきてしまう。
 24時間営業の定食屋にて朝食のカレーライスを食べ(「どのメニューだったら早く作れるのか?」と聞いた挙句、答えと関係ないカレーを注文した非礼を許してほしい)、始発の出発に備える。
 駅の入口が開き、待ち構えている始発電車に乗り込む。どういう理由で始発の地下鉄に乗るのかは分からないが、おいら以外にも乗客は数名いる模様。
 大阪市営地下鉄の最後に残った長堀鶴見緑地線は、1990年に開業した比較的新しい路線。日本初の鉄輪式のリニアモーター鉄道で、後に開業する同方式の都営地下鉄大江戸線や神戸地下鉄海岸線の先駆的存在。リニアといっても、JRのリニア(マグレブ)や愛知のリニモとは違い、浮くわけではない。あくまでも鉄輪がレールの上を走るのだが、モーターがリニア式ということである(誤解を恐れずざっくり言えば、磁石の力でレールの上の電車を引っ張っているということ)。
 約30分かけて終点・門真市に着いた時点で、12社局目の大阪市交通局全路線を踏破。3日間コツコツと暇を見つけて乗ったという感じの踏破。
 2分後、逆方向の電車に乗って、京阪・中之島線を制覇するため京橋へ移動する。

中之島駅から玉江橋を渡って福島駅へ
大阪・京橋駅

 地下鉄の京橋駅から予想外に離れていた京阪の京橋駅に移動。京橋駅からは中之島線に乗り入れる中之島行きの普通電車に乗る。
 中之島線は、2008年に開業した京阪で最も新しい路線。その名の通り堂島川と土佐堀川に囲まれた中洲である中之島を東西に貫いている路線である。
 しかし、この路線をスケジュールに組み込むのは本当に苦労した。終点の中之島が他の路線と繋がっていないし、往復すると微妙に時間が取られるのがその原因だ。3日間に全ての路線を乗り潰すスケジュールを作成している間、何度、「中之島線さえなければ完成なのに...」と思ったことか...。他にもやっかいな路線はいくつもあるのだが、心情的にはこの中之島線を最も苦労した路線に認定したい。

 そんな思い出深い中之島線だが、乗ってしまえばたった10分で終点に到着する。京阪の大阪のもう一つのターミナル淀屋橋駅にそっくりな細長い駅だが、さすがにピカピカでまだ真新しい。
 で、他のどの路線とも繋がっていない路線なので、通常は折り返すしかないのだが、大阪の都心のど真ん中という立地を活かして、次の路線に繋がる駅まで歩くことにする。
 次に制覇したい路線は、大阪モノレールで、その為には阪急宝塚本線で蛍池へ行かなくてはならない。で、阪急のターミナル梅田駅へは中之島からJR大阪環状線の福島駅へ歩いて移動して、そこから大阪へ移動するのが最も時間的に最短となると判断した。

大阪・玉江橋

 とはいえ、中之島駅と福島駅は約1kmと微妙に遠い。
 地下駅の中之島駅の出口のすぐ北側の玉江橋をつかって堂島川を超え、国道2号線を超えると福島駅に辿り着く。
 道中、見知らぬおっさんに福島駅の場所を聞かれ、堂々と「この道を真っすぐ行けば良い」と答えたか、考えてみれば、福島駅といえば、全国的には福島県の福島駅の方がメジャー。万が一、福島県を目指していたのであれば、あさっての方向を教えたことになる。スマヌ、おっさん。

大阪・福島駅

 福島駅で、この旅2度目のJRに乗車する。が、1分で目的地・大阪に到着。阪急の梅田駅に移動するのだが、これもいい加減遠い。
 とぼとぼ歩いて、昨日に引き続いて早朝の阪急梅田駅の改札を潜り、急行で大阪モノレールの乗換駅・蛍池へ向かう。


豊中・蛍池駅

 蛍池で、大阪モノレールへ乗り換え。3日目ともなるとかなり足に披露が溜まってきているので、朝なのにもう移動がつらい...。
 幼少の折、この辺り(厳密には隣の芝原駅の辺り)に住んでいたのだが、当時は大阪モノレールはなく、阪急に乗るときもバスで豊中駅に向かっていたため、全く覚えはない。モノレールの乗り場から見る景色を眺めれば、何か思い出すかとも思ったのだが、特には何も...。
 特に感傷に浸ることもなく、一駅先の終点・大阪空港に向かう。

豊中・大阪空港駅

 通称・伊丹空港と呼ばれる大阪国際空港に到着。これで関西3空港全て制覇。だから何だというわけではないが、ご満悦で来た道を折り返す。
 この折り返しの電車で、スタートから50時間が経過。残りは15時間余り。あまり、あと少しとは思えない数字だが、まあ残り少なくなったことには違いない。

吹田・万博記念公園駅

 大阪モノレールにも支線・彩都線があるので、分岐駅の万博公園で途中下車。
 途中30年以上前に住んでいたマンションがまだ健在であることに感涙し、溢れ出る涙を袖で拭いながら、笑顔で対面の彩都西行のモノレールに乗り換える。
 モノレールが進んでいくと、徐々に”彩都”とは名ばかりの何もない米軍に爆撃されたかのような焼け野原に誘われていく。そんな野原の片隅の彩都西駅で、遠くに見える千里の町並みを眺めて折り返す。
 万博記念公園駅で、再び本線に乗って、終点・門真市へ。

門真・門真市駅

 パナソニックの工場が駅の横にでんと構える門真市駅が大阪モノレールの終点。これで13社局が終了。残りは、6つ。
 門真市からは、昨日、中途半端に食い散らかした京阪の本線に、きっちり落とし前を付けに行く。

門真・門真市駅

 門真市で京阪の普通電車に乗り、萱島で準急に乗り換え、さらに枚方市で特急に乗り換え、順調に出世街道を突き進んだところで、終点・出町柳に到着。
 これで京阪の本線とその先の鴨東線は制覇した。だが、京阪にはまだ、本線の支線の宇治線と、京都から滋賀方面に延びる京津線、石山坂本線が残っている。
 京都市内には、叡山電鉄、京福電鉄(通称、嵐電)という小さな鉄道会社があり、それらと京都市内の積み残しを先に片付けるため、しばし京阪とはお別れする。

京都・出町柳駅

 京阪の終点・出町柳駅から京阪を延長するかのように延びているのが叡山電鉄。同じ、京阪グループなので、事実上の京阪の支線といってもよい存在。
 京都中心部から、途中の宝ヶ池駅で二股に分かれて比叡山と鞍馬山への足となっている。どちらもその先にはケーブルカーがあり、延暦寺と鞍馬寺を参拝することができる。
 路面電車のような2両編成の小さな車両に乗り込んで、まずは鞍馬へ出発。
 座席から溢れるほどの人数が乗車しているが、駅のほとんどは無人駅。定刻通り終点までたどり着けるのだろうかと心配したが、運転手と車掌の見事な連係プレーで、駅に着くたびにすばやく運賃を徴収していき、定刻を死守している。
 鞍馬線の最後数駅は完全な山の中。トンネルを何度か抜けて、電車が山を登っていく。

京都・鞍馬駅

 終点・鞍馬駅で、いつものように乗ってきた電車で折り返し。と、思っていたら、車内のアナウンスで
「フリー切符などをお持ちで、折り返し乗車される方も一度電車から降りて改札をお通りください」
 とのこと。
 そんなわけで、鞍馬駅に着いたら大急ぎで、出口と入口に分かれた改札の出口から出て、大外を回って再び入口から改札を通り、電車に戻る。
 なお、この鞍馬駅が今回の旅の最北端。これで、西、南、北を制覇し、残すは最東端かつゴールの地、青山町駅のみである。

京都・宝ヶ池駅

 鞍馬方面を制覇したので、続いて比叡山の麓、八瀬比叡山口へ向かう。二線の分岐駅・宝ヶ池に戻って、八瀬比叡山口行きの電車に乗り換える。今度は1両編成の電車だ。
 八瀬比叡山口駅でも、やはり改札を出なくてはならなかったので、少し外の空気を吸って、電車に戻ってくる。
 これで、14社局目の叡山電鉄を制覇。残りは、5つ。いよいよ、声高らかにカウントダウンしたくなる数字になった。

 出町柳へ戻る帰り電車で、ふと、すれ違った反対側の電車を見てみると、おいらが乗った電車とは比較にならないほどの”超”が付く満員電車になっている。しかも、駅のホームには人が溢れている。
 この様子だと、ダイヤどおりに電車を運行できないのではないかと思える。
 日常の風景なのか、何らかのイベントがあったのかはわからなかったが、どうも叡山電鉄に乗る時間が1時間遅れていたら、スケジュールが破綻する恐れがあったらしい。いや助かった...
 おいらの乗る列車は定刻通り、無事出町柳に到着。
 嵐電の起点・四条大宮駅に移動するため、再び、京阪のホームへ移動する。

京都・出町柳駅

 叡山電鉄の旅を終えて、京阪の出町柳駅に帰還。
 次の目標は、嵐電なのだが、嵐電の起点・四条大宮駅に向かうには、京阪と阪急を乗り継ぐ必要がある。そうすると、ちょうど乗り残していた阪急・京都本線の河原町-烏丸間に乗ることができるので、一石二鳥。
 よって、まずは2駅先の四条まで行き、近くの阪急・河原町駅に向かう。
 ところで、今回乗った特急のすぐ直前に普通電車が出ていて、二駅先だから普通のほうが先に着くのじゃないかと思ったのだが、そうではなく、しっかり隣の駅で特急に抜かされてしまう。うかつに乗ったら大変なことになっていた。

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