IT Penguin

2013/06/08

スルッとKANSAI 3day チケット ケーブルカー十番勝負(最終日)

 スルッとKANSAIエリアの鉄道、バスが乗り放題となる3dayチケットで、関西10ヶ所のケーブルカーを巡る旅の最終日。
 残りは、奈良、和歌山方面の3つのケーブルカー。

(上)巨大な南海難波駅
(下)発車表示が”パタパタ”なのがうれしい! 難波 8:19発 急行 橋本行 → 橋本 9:11着
橋本 9:16発 各停 極楽橋行 → 極楽橋 10:01着
(南海 高野線 63.8km)
八番 高野山ケーブル
極楽橋 10:10発 高野山行 → 高野山 10:15着
(南海 高野山ケーブル 0.8km)
大阪・難波

 初日は京阪、2日目は阪急、阪神を乗車して、本日は南海のターミナル・難波からスタート。
 綺麗で大きな駅も素晴らしいのだが、目を引くのが今やターミナル駅では珍しい”パタパタ”式のフラップ案内板が全面的に採用されているところ。やっぱりパタパタは風情があるし、何よりも視認性が高く、見やすい。
 提案なんだけど、パタパタが減ってきて、今はLEDが主流だけど、そのうち、ハイビジョン表示になっていてくと思うんだよね。その時、映像でパタパタを再現するってのをどこかの鉄道会社でやってくれないかなぁ?

 南海の目的地は高野線の終点極楽橋に接続する高野山ケーブル。まずは急行に乗って橋本まで行き、そこで普通電車に乗り換える。橋本から先は、こうや花街道と名付けられた山岳区間で、結構な勾配をぐんぐん登っていく。終点橋本は標高535メートルで、橋本駅から20キロで400メートルを登ったことになる。

 極楽橋から先は、いよいよケーブルカー。電車を降りると、ほぼ無条件でケーブルカーの乗り場へ誘導され、殆どの乗客がケーブルカーに乗り換えて行く。ケーブルカーは、白地に赤のラインが入った2両編成の大型車両。妙に飾りつけていないところが、鉄道会社の車両らしくみえる。
 ケーブルカーでさらに300メートル標高を上げるのだが、その間わずか0.8キロ。ケーブルカーがいかに急勾配を登っていくことができるかというのがよくわかる。

[行き]高野山駅前 10:15発 → 千手院橋
[帰り]千手院橋 11:17発 → 高野山駅
(南海りんかんバス) (左上)高野山にまでゆるキャラの洗礼が...
(右上)金剛峯寺
(下)金剛峯寺の見事な枯山水 高野山 11:50発 極楽橋行 → 極楽橋 11:55着
極楽橋 12:00発 特急こうや 難波行 → 難波 13:22着
(南海 高野山ケーブル・高野線 64.6km)
高野山・高野山駅

 ケーブルカーで登り切ったら、いよいよ金剛峯寺かと思いきや、さすが密教の聖地、そう簡単には凡人を立ち入らせることはなく、ここからさらにバスに乗り換えて、まだまだ、山を登る。
 高野山駅から先の道路は南海りんかんバスの専用道路になっていて、そこを抜けるとようやく門前町の景色が見えてくる。

高野山・金剛峯寺

 せっかく高野山に訪れたのだから、空海さんの眠る(ことになっている)奥の院に足を伸ばしたいのだが、先を急ぐので、金剛峯寺をお参りして、お茶を濁すことにする。
 金剛峯寺は、お参りをすると”お接待”として、お茶とお茶菓子を出してもらえる。このお茶菓子、質素だけど美味しいです。(まあ、しっかり拝観料をとっているので、お通しと言って無理矢理席料をぶんどる居酒屋と同じ違和感はあるが...)
 ところで、金剛峯寺の枯山水・蟠龍庭は、本当に見事。広い敷地に敷かれた石が文字通り、流れる大河のように見える。

高野山・金剛峯寺

 さて、次がつかえているということで、高野山をおいとまします。
 バス、ケーブルカーと乗り継いで、極楽橋駅に到着。帰りは、特急・こうやに乗って難波まで一気に戻ります。
 こうやは、ケーブルカーとお揃いのカラーリングの車両。特急料金は、750円也。

大阪難波 13:32発 快速急行 奈良行 → 大阪上本町 13:35着
大阪上本町 13:39発 区間準急 榛原行 → 河内山本 13:54着
河内山本 13:55発 普通 信貴山口行 → 信貴山口 14:01着
(近鉄 難波線・大阪線・信貴線 15.9km)
九番 西信貴ケーブル
信貴山口 14:30発 高安山行 → 高安山 14:37着
(近鉄 西信貴ケーブル 1.3km) 高安山 14:42発 → 信貴山門
(近鉄バス) (左)信貴山からの眺め
(右上)朝護孫子寺本堂
(右下)信貴山朝護孫子寺よ、お前もか...
大阪・大阪難波駅

 関西ケーブルカー十番勝負も残り二つ。残り二つのケーブルカーは、共に近鉄さんの路線なので、近鉄の難波駅に移動。ここは、阪神さんと直通するようになって、すっかりターミナル駅というよりは、ただの地下鉄駅のような雰囲気になってしまったね。
 まずは、信貴山に登る西信貴ケーブルへ。信貴線に繋がる大阪線への乗り換えは、通常鶴橋駅で同じホームで乗り換えるものだが、せっかくなので近鉄さん最大のターミナル駅上本町駅の見学も兼ねて、上本町駅で乗り換えてみる。地下ホームに到着したあと、地上ホームへ向かう。
 これで、この3日間で、京阪・淀屋橋、阪急・梅田、阪神・梅田、南海・難波、近鉄・上本町と関西大手私鉄5社のターミナル駅を制覇。近鉄のもう一つのターミナル・大阪阿部野橋に行かなかったのが心残りだが、まあ、ケーブルカーへのルートに無いのだから仕方がない。

 上本町を出たあと、河内山本で信貴線に乗り換え、二駅先が西信貴ケーブルの麓駅・信貴山口駅。この駅の構内に西信貴ケーブルの乗り場もある。

八尾・信貴山口
 ケーブルカーの出発まで、30分ほど時間を持て余し、あまり広くない駅構内をウロウロして待ち続けて、ついにやることがなくなって、まあ、ケーブルカーに乗り込んで待ってるか..と思って、車内に入ったら、そこは毛虫の巣窟...。恐るべし、西信貴ケーブル。
 毛虫は見ないふりをして、車内で耐え忍び、なんとか終点へ到着。信貴山に到着かと思いきや、ここは、信貴山の隣の高安山で、近鉄バスに乗り換えて、信貴山に向かう。
 バスで10分ほどで信貴山門バス停に到着し、そこから徒歩数分で、信貴山 朝護孫子寺に至る。
 まあ、そこからは、階段をえいこら歩くと、素晴らしい山上からの眺望が待ち受けているという、この旅お決まりのコース。朝護孫子寺に何も罪はないのだが、さすがにマンネリ化してきましたですわ。
 ところで、境内には、やたらとあちらこちらに、Facebook始めしたの張り紙がしてあった、みんさんも、イイねしてあげてください。朝護孫子寺 Facebook
信貴山門 15:40発 → 信貴山下
(奈良交通)
3dayチケット対象外 信貴山下 16:02発 普通 生駒行 → 生駒 16:25着
(近鉄 生駒線 11.5km)
平群・信貴山門

 信貴山参拝を終えた所で、いよいよ、大トリ・生駒ケーブルへ移動。奈良交通のバス(3dayチケット対象外)で信貴山を下山し、信貴山下駅から生駒線で生駒へ移動。
 生駒駅の道路1本挟んだ向こう側に、生駒ケーブルの乗り場・鳥居前駅がある。

拾番の壱 生駒ケーブル(宝山寺線)
[行き]鳥居前 16:40発 宝山寺行 → 宝山寺 16:45着
[帰り]宝山寺 18:00発 鳥居前行 → 鳥居前 18:05着
(近鉄 生駒ケーブル 宝山寺線 0.9km) 宝山寺駅から宝山寺までの参道は、階段に次ぐ階段...
拾番の弐 生駒ケーブル(山上線)
[行き]宝山寺 17:09発 生駒山上行 → 生駒山上 17:16着
[帰り]生駒山上 17:49発 宝山寺行 → 宝山寺 17:56着
(近鉄 生駒ケーブル 山上線 1.1km) 生駒山上遊園地は、毎週木曜定休日です
生駒・鳥居前駅

 生駒ケーブルは、今回の旅のラスボスにふさわしい、上下2段に別れた壮大なケーブルカー路線。しかも、下段は線路が並列に2本敷かれた日本唯一の複線ケーブルカーとなっている。さらに、その歴史も古く、下段部分は日本最初の営業用ケーブルカーとして1918年に開業している。
 駅に着くと左右に2台のケーブルカーが並んでいて、儲かってはりますなぁという気配だが、客は結局おいらを含めて、5名ほど。振り返ってみると、席が埋まるほど客が乗っていたのは、高野山と六甲と鞍馬寺のケーブルカーのみで、あとは、どこも客は1桁。廃線が続いていて、新設されることがなくなって久しいケーブルカーだけど、将来の見通しはあまり明るくない模様。

生駒・宝山寺駅

 下段のケーブルカーの終点宝山寺駅に着いたのだが、上段のケーブルカーまで待ち合わせ時間が24分ほど。
 あまり時間がないけど、せっかくなので駅名の由来となった宝山寺をさくっとお参りしようと思ったのだが、これが、とんでもなく甘い考えだった。お寺は駅から近いのかと思ったのだが、そうでもなく、延々と参道の階段を登り続けること10分でようやく本堂に到着。ここで、すでに時間が一杯一杯なので、猛ダッシュで階段を下り、なんとか、発車前にケーブルカーの駅に戻ってくることができた。いや、これを逃すと、生駒山上から徒歩で下山することになっちゃうところだったよね...。

 上段のケーブルカーの終点は、近鉄の経営する生駒山上遊園地になっている。ケーブルカーの車体も遊園地へのアクセス路線らしく、ケーキを模した遊戯施設的なデザインとなっている。
 そんな楽しい遊園地への足であるケーブルカーだが、乗客はおいら一人きり。まあ、それもそのはずで、山上の遊園地は毎週木曜日定休。ゴールデンウィーク中とはいえ、平日であれば、予定通り閉園。終点についても、オイラを待っていたのは、誰もいない遊園地。
 もともと入場無料の遊園地なので、この日も中に入ることができたのだが、誰もいない山上の遊園地ってのは、まさに異世界。ある日、人類が滅んでしまった的なSFチックな世界観に浸りながら、40分先の次のケーブルカーの発車時刻を待ち続けた。
 あ、帰りは、どこからともなく女性二人連れの乗客が現れ、3名で下山致しました。

生駒 18:08発 急行 近鉄奈良行 → 大和西大寺 18:18着
(近鉄 奈良線 8.1km) 大和西大寺 18:35 特急 京都行 → 京都 19:05着
(近鉄 京都線 34.6km)
生駒・生駒駅

 無事、関西ケーブルカー十番勝負を終えたので、あとは、帰宅の途に着くのみ。新幹線に乗るため、京都へ移動する。
 生駒から急行で大和西大寺に向かい、そこからは近鉄特急で京都に向かう。しっかし、平面交差で次々に電車がやってくる大和西大寺の景色は壮観で、乗り換えのあいだずーっと、ホームの端から電車を眺めていた。なお、大和西大寺ー京都間の特急料金は500円。
 京都への車中で日が暮れ、京都についたのは、夜の7時を少々過ぎた時刻。駅で551の肉まんをお土産に購入し、名古屋に帰って行きました。

 全国にケーブルカーは、23ヶ所稼働しているのだが、この3日間で半分近くを制覇したことになる。
 ちなみに、スルッとKANSAIのエリアから外れるので、今回は行かなかったが、関西という意味では天橋立にも天橋立ケーブルカーが走っている。
 このブログでは、以前、青森の青函トンネル記念館箱根登山鉄道ケーブルカーを紹介しているので、残りは11ヶ所。長い目でいつか完全制覇したいですな。

0 件のコメント: